2020年 11月 20日
放送の楽しみ
気温も妙に高いので、窓を開けても寒くありません。
日本音楽コンクールの放送を楽しみに聴いています。
東京音楽コンクールとは割と焦点が違うようなので、出場者は、そういう差を考慮して取り組んでいるのでしょう。
FM受信機とレコーダを導入してはじめて日本音楽コンクールの様子を聴くことができたので、気付くところがありました。
声楽やチェロの本選には、オーケストラがつかないのですね。
予算がないのでしょう。
NHKにはカネが潤沢にあるはずですが、従業員に市場からかけ離れた超超超高額の給与や手当を払わずにこういうものにカネ使ってもバチ当たらんでしょうにね。
それと、どうも日本音楽コンクールの録音が全体的に他の番組の収録の品質より満足できない感じがします。
話は変わりますが、先日書いた、服部百音さんの演奏の放送には続きがあって、次の番組で、横溝耕一さんのヴィオラと兼重稔宏さんのピアノのスタジオ収録(たぶん)の放送がありました。
実はこの番組にも注目していて楽しみにしていました。
横溝耕一さんは、ヴァイオリンを専攻していたのですがあるとき突然受講者全員にヴィオラを弾かされたそうで、そのときからヴィオラとの付き合いが始まったそうです。
ヴィオラ奏者にはヴァイオリンも弾ける(単に弾けるというレベルではなくヴァイオリン奏者としてもやっていけるレベル)人が多いそうです。
子供のときにサイズの大きなヴィオラを弾かせるのは大変なのでしょう。
子供用の小さなヴァイオリンはありますが、子供用に小さなヴィオラをつくったらヴァイオリンだかヴィオラだか分からなくなってしまうでしょう。
そんな現実的な理由で最初からヴィオラ専業の人はいないのではないかと想像します。
短い番組で、曲目も3曲しかありませんでしたが、楽しめるものでした。
ヴィオラといえば、欠かせないのは有冨萌々子さんですが、横溝耕一さんのヴィオラもなかなかのものでした。
さすがにスタジオ収録(たぶん)だけあって、録音も秀逸です。
楽器の固有の音もよく分かりました。
東京音楽コンクールの二次予選でヴィオラ奏者の演奏を4人連続で聴いたので、いろいろな音色があるのは知っていました。
横溝さんのヴィオラの音は、割と倍音成分が多いが渋い音という感じで、優しいなめらかな有冨さんの音とは違います。
こういうのは実際に同じホールで続けて聴かなければちゃんとした比較はできませんが、録音で聴き比べる限りそんなふうに感じました。
横溝さんの演奏も有冨さんに負けず劣らず魅力的で、生で聴きたくなりました。
わたしもそれは感じました。天下のNHKが何たること、新人の演奏だからといって軽く見ないで欲しいと苦言を呈したくなります。
>子供のときにサイズの大きなヴィオラを弾かせるのは大変なのでしょう。
子供用のヴィオラ・・・。そういえばそうですね。
理屈的には、胴体が弦長が小さくても、太い弦で緩く張れば音程は出るはずですが、色々難しい所が出るのでしょう。そういえば、子供用のコントラバスはどうなっているのか?興味は尽きません。
NHKFMを聴いていて最近良かったのは、11月14日(土) 午後6:00~午後8:15(135分、管弦楽団…NHK交響楽団,ピアニスト…藤田真央の生放送でした。演奏も良かったが、音も良かった。弦のハモリ、ピアノのナイーブさ、どちらも美しい。
こんな収録技術を続けて欲しいです。NHKにもムラがある。どうせならムラムラくる放送を。
子供用のヴァイオリンって小さいんですよね。
そして子供から見れば大人用のヴァイオリンは子供用のヴィオラのようにもなるし、それでも大きすぎるかもしれない。
子供にはヴァイオリンを弾かせておけ、ということなのかもしれません。
子供用のチェロやコントラバスは、手を痛めるので弾かせられないのかもしれません。
そういう現実的な理由が大きかろうと思います。
藤田真央さんのピアノも聴きました。
いい演奏でしたね。
録音も良かったですが、私には、11月10日のサンフランシスコ交響楽団の収録のほうが更にいい音に聴こえました。
ベルクのヴァイオリン協奏曲はアナログ放送とは思えないキレの良さでした。
やはりホールの音響が大切なのかもしれません。
日本音楽コンクールの放送では、作曲部門がスタジオ収録で抜群の音響でした。
他が悪いのはホールのせいか、技師のせいか、機材のせいか、よくわかりません。
予選のトッパンホールの音は良かったのですけどね。

