2020年 11月 26日
切り取り
しかも悪いことに、切り取ったことによって意味が全く変わるような悪意ある切り取りがはびこっています。
例えば、
『不正の証拠はあるが、証拠は裁判所に提出するので、記者のお前らには見せないよ。』
→『不正だが証拠はない。』と云った。
こんな報道がアメリカで起きている訳で、これは、モリカケでおなじみの切り取り手法と云って良いでしょう。
こういう報道不正は日本では一部でバレバレでしたが、米国で問題にし始めたのはトランプ大統領だったでしょう。
おなじみのフェイクニュースという用語はトランプ大統領が最初に使い始めた言葉だと思います。
CNN『トランプの顧問弁護士がロシアに証拠隠滅に行った。』
トランプ『お前らはフェイクニュースだ。そいつのパスポートがここにある。国外に渡航した記録はない。』
日本でのフェイクニュースも、朝日や毎日やNHKやそういう大手メディアのことを指しているのですが、ネットを使えない人を騙すために、『フェイクニュース=ネット上の嘘情報』ということにして、ファクトチェックなんていう嘘の茶番をやっています。
KYといえば、朝日新聞記者が自分でサンゴに傷を付けて、『ダイバーのマナーがー』とやったのがバレた事件や、産業界でおなじみの『危険予知』のことですが、言及されるのが嫌なので、『空気が読めない』などという用語を造り出して誤魔化しています。
切り取りというのは、こういうフェイク手法の一例なのですが、悪意無く結果として切り取られることもあります。
ハイパーソニック理論というものも、悪意の有無は不明ですが、学者の言葉の切り取りからできているものと思います。
『超音波は皮膚で感じられる』
これは、条件が整えば正しいだろうと思います。
その条件とは、音圧がある限度以上に高いことです。
世の中には超音波洗浄機などというものがあるくらい、超音波にはエネルギーがある訳です。
しかし、それはエネルギ密度がある程度以上高ければ、という話であって、水に漬けたもののそばをコウモリが飛んでも洗浄される訳ではありません。
超音波の音圧を上げていけば何かしら身体に異状が発生するでしょう。
それは、可聴帯域かどうかとは関係ありません。
放射線と同じことで、自然界に存在するようなほんのわずかの放射線は、感じることもできませんが、1時間に数シーベルトなどという強烈な放射線を浴びたら死んでしまう訳です。
おそらく超音波もレベルを上げていけば、生物の致死レベルに達するでしょう。
こういうおかしな説がなぜ支持されるかというと、定量化せずに議論化されるからです。
体調に異変が生じるくらいの強力な超音波がオーディオ再生で使われるのか?
体調に異変を感じるレベルの超音波と、楽器の倍音域に含まれる僅かな超音波とは、もはや別物と云って良いでしょう。
オーディオ再生で議論すべきは後者のほうであって、『(強力な)超音波が体調の異変を引き起こす(たぶん)』という事実を論拠として、『だからオーディオ再生には、聴こえないとされる超音波領域が必要である』というのは、一見正しそうで全然つながっていません。
オーディオ再生に超音波領域が不要である論拠はたくさんあります。
例えば、可聴帯域ではない、という理由で、これだけでも十分そうです。
他にも、超音波を再生できなければダメというなら、FM放送なんか音が悪くて聴いてられないはず、というものもあります。
超音波再生が必要と主張する人を集めてブラインドテストすれば議論は終わりますが、それは、現実的ではありません(一部のオーディオマニアの傾向として、現実を認めない、というものがある)。
超音波が肌で感じられる、という説を可聴帯領域において覆す実験は簡単にできます。
おおむね20KHz以上を再生できるフルレンジスユニット(コーン型ツィータでも良い)を準備し、それにごく小容量(0.22〜0.47μFくらい)のコンデンサを直列に繋いでハイカットし、アンプを繋いで音楽を鳴らします。
そうすると、ユニットからシャカシャカと音楽は聴こえますが、触っても振動は感じません。
ハイカットの周波数を下げていくと触って振動を感じられますが、ハイカットの周波数を上げると、聞こえるのに振動を感じないという状態になります。
これが何を意味するかというと、皮膚より耳のほうが高域の感度が高いという厳然たる事実なので、耳で聴こえないが肌で感じるという主張は、実用的には成立しません(上記のように、完全否定はしないしできない)。
可聴帯域の高音でこれですから、超音波帯域なら肌で知覚できるとは思えません(ここは推定意見)。
ハイパーソニック理論にしたがって、超音波が絶対に必要と主張する人は、自然に存在するようなレベルの放射線を怖がっている人と同じに見えます。
切り取りの情報は怖い。
わたくし以前仕事で超音波洗浄機を使っていましたので、その強力さは分かります。あれは基本的に金属洗浄に使うもので、プラスティック、とくに脆い素材などは素材自身を侵食するくらい強力な洗浄力です。使っていながら空間密度の理屈までは論理的な展開がなされていなかった。あれは媒介の水などの液体がなければ全く用をなさないものです。
ごく弱い聴こえもしない程度の超音波に何ができるのか?やっぱ騙されているのかもしれません。
オレオレ詐欺など社会常識と論理的思考で、普通に考えれば騙されるわけがないと思っていましたが、東大とか京大の権威で裏打ちされると私すこぶる弱い。人間の弱点を突く公務員詐欺師に気をつけねばなりません。
>切り取りの情報は怖い。
そう言えば井沢 元彦も、TV出演で当たり障りのない発言を物足りないとファンから責められた時、TVは編集があるから本気じゃないんだ、とか言っていました。切り取りで反対の意見に逆転することも可能ですからね。
超音波洗浄機を扱っておられたのですね。
あれは、水を媒体にしなければ使えませんね。
超音波振動子を水中で使いますが、空中でも強力な超音波を発生させれば超音波洗浄は可能だと思いますが、そんなことをすると人体や他の生物に害を及ぼすだろうと思います。
大学の教授と云うと偉そうですが、文系の教授の中には怪しい人が目に付きます。
理系だとさすがに嘘がバレるので怪しい人はすくないでしょうが、研究結果を数字で云えない(または、数値化できない理由を云わない)人は信じるに値しないだろうと思います。
それは、東大であってもハーバードであっても同じと思います。
むしろ数値で表して、範囲分けして説明する人は信用できる場合が多いだろうと思います。
強度が違うだけで現象が変わることはしょっちゅうあることなので。
テレビの編集=都合の良いように切り取って騙すこと
だと私は思っています。

