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はこにわオーディオ工学研究分科会 (旧名: バスレフ研究所)

たかが自作、されど自作

先日、Windows PCのストレージ容量が不足した件について書きました。
私の所有するパソコンの中ではいちばん贅沢なスペックのものでしたが、SSD容量が公称256GBしかありませんでした。
それで容量が不足するのはWindowsの問題だと思いますが、データを外付けHDDに移動したらそこそこ空き容量が増えました。
しかし、気になっていたので、さきほどSSDを注文しました。
新しいSSDも、M.2タイプで、容量は一気に4倍近いところです。
M.2タイプは高速型ですが、それはPCI Expressバスに接続した場合のものだそうです。
私のノートPCはそうではないので、従来のSSDと同じです。
そういうところはハードウェア側が対応するまで気長に待てば良さそうです。
とりあえずストレージの引越し準備をして待つことにします。
最近はディスクの容量が大きいので、イメージファイルの作成に一晩かかりますが作成しておいて新しいSSDに戻せば完了です。
容量が増えるのでLinuxとのデュアルブートが可能です。
どちらかといえば、そちらがメインの目的です。

話は変わって、最近は、スピーカーの自作も年に1作くらいですが、かつては年に何作も製作していた時期がありました。
どうしてそんなに自作していたかというと、早く音を聴きたかったからです。
こうしたらどういう音になるだろう?
そういうことを考え始めると居ても立ってもいられなくなり、板を注文して工作に走るというものでした。
今になってみると、完璧な音にはならないにしても、まあまあの満足度で作れれば、それで良しとするほうが良さそうです。
失敗しても調整可能ならまあ使えるし、調整不能なら捨てる、そういう感覚で良いように思います。
箱の性能は、搭載するスピーカーユニットに左右されるので、スピーカーユニットを変えれば使えるようになる軽度の失敗もあるし、そういう小細工では対応できない重度の失敗もあります。
試作については、仕上げずに音を確認できるような工房と試験室があれば少しずつ完成度は上げられますが、作品を売って生活の糧にするということでなければそこまでこだわる必要もありません。
長岡先生ご存命の頃は、長岡作品をコピーするか少改善すればよかったので、そういうことが可能でしたが、長岡先生のようなカリスマ性のあるの著作者が居なくなってしまったので、試作や計測が不可欠になったのかもしれません。
いまでも雑誌に工作記事が出ますが、長岡先生の著作ほど、興味を掻き立てられることはありません(というか読む気もしない)。
音の良し悪しという意味では、最近のオーディオ評論家の作品のほうがいいかもしれませんが、では、真似して作ってみるか?と考えると、そういうインパクトはありません。
音がいいよりも、市販品にない観点、使い方、インパクトを求めるならカリスマ性のある著者の作品でなければ真似する気にはなりません。
ということで、設計する場合には、長岡先生への挑戦という気持ちがなければ、燃え上がりません。
音や性能だけ単純に比較するなら現状でも長岡式よりいい部分がありますが、楽しみとは性能だけではありません。

ということで、時々気になってしかたないのは、Fostex限定の強力型ユニットを使いこなす箱を作ってみたいということです。
いままでにFostexのSuperのような超強力型をうまく料理が出来ていないのは、強力な高域エネルギに打ち勝つだけの低域のレスポンスを維持しながら更にローエンドを伸ばすことができていないということです。
いままででわかったことは、ローエンドを高めにとるのなら、超強力型ユニットも料理可能ですが、強力型の売りのひとつである、ワイドレンジへの適応は簡単ではありません。
そのあたりは長岡先生も成功している訳ではなく、長岡先生も、結局最後は、共鳴管ネッシー+サブウーファーというシステムに落ち着いていました。
長岡式バックロードホーンは、スパッとした切れの良さで魅了しますが、ローエンドは高めです。
バックロードホーンの売りである低域の速いレスポンスとキレの良さは、その代償として、周波数特性に癖が出ます。
長岡式バックロードホーンの周波数特性は、ピンクノイズによる長岡式計測ではフラットに見えますが、実際にはベースの一音ごとに音の大きさが違ったりするので、音楽ファンに受けれられるかといえばそうでもなさそうです。
計測にしても、フーリエ変換そのものを理解せずに行うと、サンプリング時間が不足してローエンドの特性が分からなかったり(一応グラフが出るのはソフトのバグと云ってもよい問題)するので、アテになるのかよくわからない。
部屋の影響による大きな誤差は、測定に適した部屋がないと補正もできません。
無響室の測定でフラットになるスピーカーシステムに実用性があるのか、よくわかりません。
結局制約だらけの生活空間で聴くのなら多少の凹凸特性にも目をつぶって済ませられるのかよくわかりませんが、数年前に作成した箱を改造して適用可能性を探ってみたいと思います。
しかし最近はなかなか手が動きません...気持ちが老化したかな。

by mcap-cr | 2021-04-02 06:38 | スピーカー設計 | Trackback | Comments(0)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。
by MCAP-CR

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