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有冨萌々子ヴィオラリサイタル

結局、4月のGW初日、翌日と出勤になってしまいました...

もう1週間より前のことになってしまいましたが、先週土曜日は、有冨萌々子ヴィオラリサイタルに行きました。

いちどブログに書いたのですが、思うところがあり書き直しです。
有冨さんを知ることになったのは、第16回東京音楽コンクールの二次予選のことでした(記事)。
それまでの若手弦楽奏者のイメージ、ヴィオラのイメージがひっくり返るほどの衝撃を受けました。
ヴィオラとはこんなに可能性の高い楽器だったのか!
そんな衝撃を綴ったのが、上記の記事でした。
自分は素人なので、演奏の完成度は評価できませんが、非の打ち所がないものでした。
それと何よりも音が美しく、またその響きが良いこと。
全出場者(ヴィオラはひとりだけだったので、他の弦楽器との比較になりますが)の中でもピカイチだと思いました。
まさにダイヤモンドの原石がここにあった、という印象でした。
その記事を、有冨さんのお母様が発見し、ご本人にも読んで頂いたということで、それから以降の演奏会には情報を頂けるようになりました。
こんな素人のファンでも、つくのは良いことのようです。

ピアノの京増さんは、というと、知るところになったのは、東京藝大の同声会での演奏会でした。
さらに、印象を強めたのは、その少し後に開催された、藝大フィルハーモニア管弦楽団の新卒業者紹介演奏会のことでした(記事)。
このときは、京増さんの演奏だけでなく藝大フィルハーモニアの演奏の完成度、そして、曲の完成度の高さを印象付けられました。

こういう花形演奏者の競演ですから、これは、心躍らないわけがない。

リサイタルは、日本ヴァイオリンのサロンで行われました。
ふつうの集合住宅で、歴史のありそうなところ。
建築当時は、超高級マンションだったのでしょう。
そのなかの一角で、広さは、見た感じ50平米前後で、天井高さも一般家庭と同程度。
エアコンもふつうの壁掛けが2台でした。
周囲も音楽関係のところばかりで、騒音問題には気遣うことはなさそうです。

このサロンは天井高が個人宅と同等で、床には絨毯が敷かれていました。
部屋が狭いところに絨毯と客の効果が加わるので、音響は直接音が中心。
ふつうのホールでは絶対に聞けない細かな弓使いなどを聞くことができるので、音楽家には良いと思います。
その反面、ホールのようなゆったりした音響感がないので、心地よい音で聴こうという素人には不思議な感じがします。
直接音が良く聴けるというのは、演奏の隅々が聴けるということで、演奏家に良いのですが、ふつうの音楽ファンにはちょっと方向が違うホールです。
もちろん演奏は素晴らしいもので、短い時間ではありましたが、演奏者との一体感を楽しむ、いわゆる、通常とは違うサロンの雰囲気を感じることもできました。
自分にとって、こういう演奏家は、雲の上の存在の人なので、こういう一体感は、不思議な感覚でした。
そもそも、演奏家と接するのは、遠いホールのステージだけだと思っていました。
でも、一流演奏家だって生身の人間ですから、こういう空間でその生身の人間であることを実感するのもよいのでしょうか?
いや、もっと距離があるほうが、有難いのかもしれませんが。

有冨さんは、現在は、ウィーンがオフシーズンのようなので、しばらくは日本に滞在するようです。
その間、様々な演奏会が企画されていて、このシリーズは次回は、9月4日だそうです。

有冨さんは、ウィーン国立音楽大学の大学院に学費免除の優等生(多分首席)で在学中で、修了後には、ウィーンフィルに入団という流れになりそうです(自分の主観と希望による予測です)。
そうなったら、来日公演には来てくれるでしょう。
ショパンコンクールでも活躍した京増さんや、このブログにも度々書いているほかの同期の皆さんも含めて、さらに輝いていくことを期待しています。

by mcap-cr | 2022-05-01 07:58 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(0)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。