効率は非効率

最近電子マネー化が急激に進みました。

そして気付いたことがあります。

これは、財務省による陰謀なのではないか？←ことばの通り陰謀論です。

現金が無くなり電子マネーに統一されると、いずれは、すべての取引が財務省に把握できるようになります。

すなわち、税金は、都度課金されるようになります。

現在年に一度の納税イベントもなくなっていくでしょう。

すでに税は取られた後なので、年に一度の納税シーズンは、取られすぎた税金の戻しのためのイベントに変わっていく。

その手続きが煩雑なので、多くの中小事業者は諦めて税金払いすぎを許容することになる。

つまり、財務省は税金を100%超巻き上げる。

これこそが次の狙いではないか。

いままでは、現金の影に隠れた裏取引があったものの、今度はそれができなくなる。

裏帳簿なんか作りようがない。

そういう世の中にしようという訳です。

しかし、そういう世の中をつくった場合には、税金を巻き上げる側もすべての取引を把握されてしまうことになります。

他人を丸裸にしたことにより自分も丸裸になる。

不正するためには、把握された取引を上書きするしかない。

これはなかなか難しそうです。

結局、そういうことをするには、把握できないポケットをつくるしかない。

タックスヘイブンでしょう。

そうなると、タックスヘイブンに金が流れても、国内で使うには、外国人のふりをしなければなりません。

不正はすぐにわかります。

分かっても不正を証明できるまでは取り締まれません。

結局不正を見逃す特権を誰かが握ることになる。

しかし、その特権の行使はすべてが自動的に把握されてしまう。

考えただけでものすごく住みにくい世の中になります。

そうなると次は革命でしょう。

不正の記録はすべて残っているので、革命後に、前政権の不正は簡単に証明されてしまい、革命が正当化されます。

フランス革命のように、為政者が公開処刑になるでしょう。

時代は逆戻り。

結局、無駄は必要なんです。

無駄がないと辻褄が合わなくなる。

こんなことを考えていて思い出したことがあります。

以前、サービス事業の管理者をやっていました。

上からは効率ガー！とプレッシャーがかかる。

サービス員は、自動車で移動するので、ある意味カーナビで経路や時間は把握できます。

次に来るのはこれだな、と予測し、そこに話が及ばないよう力を尽くしました。

なぜって、そんなこと自分なら絶対にされたくないからです。

自分がされて嫌なことは人にさせない。

というのは自分の信念なので変えようがありません。

だから自分は上から見れば使いにくい訳です。

無駄が許容された時代なら重宝されたでしょうが、いまは、深く読まずに見える部分だけで効率を評価する時代です。

そんな時代には自分は合わない。

そうやって効率化を進めるのは、一見効率が上がりそうに見えます。

しかし、従業員満足度が下がるので、結局従業員は去っていきます。

結局最初から新しい人を育てなければならない。

そうすると、効率が下がる。

ずっと先まで考えられない愚かな人でも、一瞬の功績だけで、ちやほやされて、いろいろな会社を食い散らかしていくなんていう人がいる訳です。

目先の苦しさから逃げるために、分かっていてもやってしまう人もいるでしょう。

結局、効率化を進めれば進めるほど非効率になっていく。

世の中そんなものなのかな。