久しぶりのオーディオ

昨日は久しぶりにオーディオ愛好者の先輩Oさん宅を訪問しました。

Oさんは、1年半かけて住宅兼オーディオルームを自力て建ててしまったという方です。

前回は、工場の跡地のオーディオルームにお邪魔したのですが、今回は、オーディオ専用住宅です。

まず驚くのは天井が高いこと。

これは理想です。

床面積は、個人か少人数でオーディオを楽しむのに理想的です。

室内楽の生演奏は厳しそうですが、録音には丁度いいでしょう。

今回は、Aさんのバックロードと別なOさんの容量可変スリットバスレフのシステムを聴くことができました。

全部で6名になったのですが、こういうところで遮音が良く部屋が広いとなると、音量を上げすぎるのが問題です。

でも、さすがに音はよくわかりました。

AさんのシステムとOさんのシステムは、全然違うし、ユニットも違うのに、似た感じでいい音で鳴っていました。

増幅系のほうはハイエンド級のコストがかかっているのですが、ちょっとコストをかけすぎの問題点も感じました。

Oさんの場合は適当に楽しんだ後は、売却できるのでいいのですが、やはり、自分が考えている、『コストをかければかけるほど問題が増える』という法則を感じました。

コストをかけると、ついでにいろいろとやってしまい、普通にしていれば発生しない問題を引き起こしてしまう。

これを直すと別な問題が発生する、となって延々と問題を発生させ続ける、ということで、コストはかけないほうがいい、というのが私の基本的な考え方です。

こんなことを皆がしだすとオーディオ産業が成り立たなくなってしまいます。

Oさんの場合は、部屋を創るという王道なので、装置にコストをかけても大丈夫で、最初の大掛かりな増幅系から少しグレードを落とした増幅器に変えて丁度いい音で楽しめました。

ふつうの部屋で楽しむ場合には、再生系にはコストをかけないほうがいいと思います。

久しぶりにオーディオらしい音を聞いてきました。