観察

今日で、沖縄出張が終わりです。

昨夜の便がいっぱいだったので、今朝移動となり、会社に戻ります。

沖縄に着いたときは、東南アジアのような雰囲気を感じたのですが、慣れると、ふつうの日本でした。

軍事施設の中は完全に外国ですが、外に出ると変わらず日本です。

いままで知っていた日本と違うのは、気候とそれに伴う生態系の違いくらいでした。

おそらく蝉の種類が相当違うようで、蛙のような鳴声の蝉もいました。

"tschuess"(ドイツ語でバイバイの意味)と啼く蝉もいました。

最初はゆっくり啼いているのがだんだん周期が短くなって最後は高速周期になりリセットする。

そういう蝉の啼き声を聞いていて、周期が変わる理由を考えてみました。

周期が一定にならない理由は、カウンタがないからでしょう。

しかし、周期が一定でないにしても一定にしようと制御すれば、誤差は短い側と長い側の両方に出るはずです。

ということは、周期一定を目指している訳ではないのか。

しかし、カウンタの誤差が高速側にドリフトしていくのであれば、どんどん短くなるということもあり得ます。

そこで、高速限度に達すると、物理的不能となりいったん停止する。

そこでリセットして元に戻る。

これはこれで仮説としてはあり得そうです。

その他の仮説として、物理的に周期が短くならざるを得ない理由があるということもあります。

蝉の啼き声を出すのに呼吸をするのであれば、疲労により、排気量が減少するという仮説もありそうです。

などと、考えながら蝉の声を聴いていたら、2匹同時に啼き始めました。

すると、先ほどとは違って、周期に規則性がありません。

速くなるという訳でもありません。

どうも観察した一面だけから仮説を立てても良くは無さそうです。

科学的に観察するのは、奥が深そうです。