いにしえのドラマ

新しくセットアップしたパソコンでWindows11が起動しなくなってしまいました。

デュアルブートだったので、LinuxのSSDを外してみましたが、やはりWindows11が起動しなかったので、何か問題があるのでしょう。

UEFIという技術も、起動のトラブルシューティングを難しくしています。

さてどうするかな。

昨夜は、ラグビーのワールドカップを見ていました。

日本代表が格上のアルゼンチン代表に挑むものでした。

日本代表は、堂々たる戦い方で、残り十分くらいまで勝利を感じさせるところでしたが、最後は地力の差が出た感じでした。

その堂々たる負けっぷりが爽やかで、サッカーより面白いと感じました。

その前日には、アジア大会サッカーで、日本代表が、K国代表に1-2で負けていました。

こちらのほうは、負けっぷりが悪い、残念な試合だったようです。

負けっぷりというのは、見る側にとって大切な要素のようです。

ラグビーは、反即しにくいルールになっているようですが、サッカーは、ズルがやりやすいようで、そういう意味でも、サッカーには、まだルール改善の余地がありそうです。

先日、沖縄からの出張帰りの飛行機の中ではスマホでの時間つぶしができないので、航空会社提供の映像を見ていました。

そのなかで、ドラマのアーカイブがあったので、1994年の古畑任三郎を見ていました。

このシリーズは、最初に犯人と犯行現場を見せるスタイルです。

犯人側の視点を重視するのは、こういうサスペンスもののひとつのスタイルのようです。

それで、見ているとなかなかおもしろい。

そいえば、サスペンスドラマにはいろいろありましたが、そのなかでも、このシリーズは、うまくできていると思います。

サスペンスの大半は、ひねりすぎてかえって面白くなかったり、捜査方法が違法だったり、法令を検証できていなかったり、というもので、最後になって『見なければよかった』となってしまいます。

ここで思ったのは、もう三十年前に、ちゃんとしたドラマの制作ができていたのに、その後全く進歩していないということです。

テレビ離れと云われていますが、単に番組制作技術が劣化しただけではないのか。

考えてみると、三十年前は、テレビ局の政治的主張は、いまほど露骨ではなかったように思います。

最近は、偏りが目立つので、ニュースでさえも、どこまで信じていいのか考えながら見ています（ほとんど見ませんが）。

新聞なんかも、かつては、変だと思っても検証手段がなかったものが、いまは、変だと思えば、一次情報に近いものを見て検証できるので、嘘がすぐに見破られるようになりました。

サスペンスドラマに戻ると、いまなら、捜査の違法性などを即座に調べられるので、番組制作にも慎重さが求められ、費用がかかるようになったのかもしれません。

しかも、双方向性のインターネット通信とくらべ、一方的に情報だけでなく、意見を押し付けられる放送は、嫌われるようになったのかもしれません。

ふつうは、物事は進歩していくのですが、劣化しかシない世界があるのだな、とつい考えてしまいました。