2023年 11月 07日
MMX-2試聴
純粋な2ウエイネットワークにするとmmx効果は弱くなるだろうから、コンデンサのみの簡易型がべストでしょう。あっさりとこれで完成ですね。
いろいろ考えてみたのですが、密閉にするというと、箱の働きは熱力学的に断熱圧縮モデルですが、バスレフでも共振周波数以上はやはり断熱圧縮モデルです。
差信号が問題になるのは比較的高い周波数なので、箱に閉じ込められた断熱圧縮効果よりも空間を伝播する圧縮波(音波)の影響のほうがずっと強いのではないかと思います。
箱が立米単位に大きいのでない限り、音波による伝播が主体ならMMX効果は箱の容積や隙間には影響されないのではないかと考えています。
フルレンジではなくウーファー(+ツィーター)を使っている点、R/Lの空気室が独立している点が「MMX」と異なりますが、スピーカーユニットのレイアウト(ほぼ左右対向)は近いものがあり、電気的な差信号を用いない点も共通です。特に感じるのは、「生成される音場のイメージの記述」が両者似ているのではないか…ということです。
「F-16C」の初出は、音元出版 オーディオ・アクセサリー誌1986年40号。音楽之友社 オーディオ選書 長岡鉄男 最新スピーカークラフト② フロア型と音場型 にも掲載されています。
F-16Cの記事を久しぶりに読んでみました。大きすぎることもあり当時はあまり気にしていませんでした。
F-16Cは、ネットワークも入った本格的なシステムで、構成を極限まで削ったMMXとは内容が違う感じです。でも偶然似たところがあるとすれば、何らかの法則があるのだと思います。
長岡先生にMMXを聴いてほしかったなと思います。
MMXは簡単に実験できるので、是非とも一度お試しください。
> マイクロ・トレーダーさん
横から参入で失礼します。F-16Cは良く知らないのですが、単一箱に左右のユニットが入っていたとしても、音響的に左右が絶縁されていたとしたら、-R-Lの信号がSPコーンを通して外部に流れるというMMXの理論と違う理由で、音場感が発揮されている、と解釈できますね。如何でしょう?
F-16Cは、屏風型の折りたたみで、面積の狭い縁面にツィータ群を配置し、広い面の外側2面に20cmウーファーをひとつずつ配置します。
完全に畳んだ状態ではなく、少し開いた状態で使うので、ウーファー完全対向とは違って斜め前方外向きなので、反射音が効果的に出ているのではないかと考えています。
大掛かりでコストも大きいので、自分で作って試してみるのは躊躇します。
長岡先生はこのような実験を経てバックロードや共鳴管にたどり着いたのだろうと思います。



