自作イベント．．．

先日、Buchbinderのピアノを聴いているときにある方から電話を頂いていたようです。

携帯電話の電源を切っていたので、あとから着信に気付きました。

お話をしてみると、どうやら、ヤマハで、フルレンジユニットを使った自作イベントがあるので、申し込んでみないかということでした。

参加費用は2万円で、そうすると、ユニットが送られてきて参加ということになるとのことでした。

それからヤマハのサイトを探してみるとそれらしいイベントが見つかったので、じゃあ参加してみようか、ということで、ヤマハ・ミュージック・メンバーズに登録が必要とのことで登録してから、申し込みの手続きをしました。

内容は『左右2本の．．．』というのが条件になっています。

私は、最近は、メカニカルマトリックス－MMXを試してからは、もう2本でつくる気がしないので、とりあえずは、自分のは1本だからそれでダメなら辞退します、と書いて申し込みました。

そこで思ったのは、商売上2本のほうがいいとヤマハが考えているだろうということでした。

1本でステレオ、というのは、長岡作品にもいくつかあります。

MXシリーズは有名ですが、そのほかにもスワン型の頭が左右に分かれているのもありました。

私は、MMXを作ってみて、1本で十分との結論に至ったので、2本では邪魔でしょうがありません。

2本だと、聞く場所を選ぶし、狭いところで聞くには不利です。

自分は、『1本でもステレオ再生』のほうがインパクトがあって売りやすいと思います。

ずっと昔は、1本ずつ売っていました。

2本まとめて買う人がほとんどだったのでしょうが、とりあえず1本ずつ同じもので、3ウェイだとユニットの配置が非対称になるものもありました。

市販品だと1本でステレオ、というのは、波動スピーカーしか思い浮かびません。

そこで、ちゃんとしたメーカーが1本でステレオのシステムを売ればインパクトがあるのではないか、と思います。

しかし、1本でステレオだと、ステレオっぽくないというイメージが先行して売れないとか、２本セットと同じ価格にできないとかの悩みもあるのでしょう。

自作でなければできないというのは、市販は難しい、ということでもあるのでしょう。