機能の押付は不便

先日、Outlookメールでやり取りをしていたら、全然話が通じませんでした。

直接話してみると、箇条書きの記号が番号に勝手に変換されている。

自分は、わざわざ(a), (b), (c)と入れたのに、相手には1. 2. 3と変換されて送られていました。

道理で話が合わない訳です。

自分は、自宅では社用メールはOutlookメールをEdgeのウェブメールで使用しており、受ける方はOutlookアプリでした。

そういうところでエラーが起こっていることは分かりましたが、箇条書きの様式を勝手に変換されたのでは、話が通じません。

こういう機能の押付は本当に困ります。

WordでもWriterでも箇条書きの項目番号（記号）が勝手に決まるのですが、途中の番号を飛ばしたりとか、そういうことが簡単にはできません（できないわけではないが、滅多にしないので、操作を覚えられない）。

だから自分の場合は、LibreOffice Writerを使い、罫線が無色の表をつくり、箇条書き記号は表の中にテキストで書き込みます。

こういうのは手間がかかるように見えますが、インデントは好きにできるし、番号を飛ばすのも自由にできます。

箇条書きの項目に別な箇条書きを入れることも何でもできます。

もちろん、別なソフトで開いて番号が変わることはありません。

こういう一見原始的な方法のほうが、使い方が難しい機能を使うよりずっと早く目的を達することができます。

便利そうに見えてかえって不便というのは、システムが不完全なために起こることなのですが、それだけでなく、不便＝フレキシブル、という利点も見逃すことはできません。

メールのHTML形式も、使いたいならテキストでHTMLを書くほうがいいのでしょう。

私は、mcap-cr.comのサイトは全部テキストエディタでHTML形式に書いているので、ブラウザが違っても同じように表示されます。

便利なエディタで書いたらブラウザによって見た目が変わるとかいろいろ問題があったようです（自分は便利なHTMLエディタは使っていないのでわかりませんが）。

何事も常にスタンダードに合わせずに方言に終始してしまうと困るようです。