またTurboCADを買ってしまった

もうユーザー歴が30年を超えるCADがあります。

私が最初にCADを購入した当時は、製品がDesign CAD V7.0 for Windows、社名がSmall Business Computerという米国の会社でした。

その後、IMSI Designという社名になり、TurboCADという競合を買収し、現在は、社名がTurboCADなのかIMSI Designなのかよく分かりません。

ウェブサイトはIMSI DesignとTurbCADのどちらの名前もあるのですが、現在は、TurbCADのサイトは落ちているようです。

Windows10がディスコンになり、11にアップデートするとTurboCAD2021がサポート終了でインストールできなくなってしまったので、止むなく2025版にアップグレードしました。

いま円安なので痛かったですが。

ちなみにTurboCAD2021がWindows11で使えることにはなっていないのですが、2ライセンス購入していたうちのひとつは普通に使えています。

どうしてTurboCADなのか、というと、これでも(5年以内のアップグレード版で235USD)が、他のCADソフトよりもかなり安いからです。

CADソフトにもいろいろあるのですが、情報多めの図面を読み組むとなると、同社のDesignCADでは無理です。

また、AutoCAD互換を謳っていても、たいていはレイアウト空間に対応していません。

レイアウト空間とは、図面上の空間を指します。

AutoCADでは、モデル空間に等倍の図面を描き、それをレイアウト空間から倍率を指定して参照することができます。

また、レイアウト空間には、図枠その他の情報追加をすることができます。

レイアウト空間に対応していない互換ソフトだと、図面の縮尺を決めて図面の用紙サイズで図面を描いていくことになります。

TurboCADのAUtoCAD互換性も、完璧には遠いですが、まあまあ使えるほうなので、価格優位性を重視して選んだという次第です。

AutoCADは、OSという名前のマルウェアをと、使いにくいOfficeソフトで地位を築いてしまったどこかの会社と同じように、互換ソフトで読み込んだときに問題が出やすい何かを仕込んでいるように見えます。

AutoCAD互換ソフト相互のファイルの互換性は非常に良いのですが、本家のAutoCADと互換ソフトとのファイルの互換性は、概してよくありません。

支配的な地位を維持するための策略があるのでしょう。

国内では、目的に特化した使いやすいCADソフトがありますが、価格は桁が２くらい違うので、一般個人が使用することができません。

とりあえず使えるCADの中では、TurboCADがいちばん安価です。