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規格と実態

ハイレゾを求める層の多くが、聴覚の衰えた年代なのが気になるよね(意訳)、という議論をインターネットで見ました。
それに対するアンチテーゼで、若者はダイナミックレンジの圧縮音源に慣れ過ぎで却って耳が悪くなっているという意見がありました。
こうした議論は、噛み合わない部分があります。

まず、ハイレゾ音源とハイレゾ方式とを区別する必要があります。
ハイレゾ音源は、あくまでもメディアに記録されたものであり、音源が、CDなど他のメディアに使用された音源と同じものとは限りません。
元の音源のオリジナルコピーのダイナミックレンジが16ビットを超える場合には、圧縮しなければCDに収録できません。
ですから、CDには圧縮された音源を使用した可能性があり、ハイレゾの音源とは違うのがふつうでしょう。
CDメディアにハイレゾ音源を収録することは可能ですが、CDには規格が決められているので、そうしたCDメディアは、CDプレーヤーを使用して再生することはできません。
ハイレゾの規格をいっぱいに使った音源を使用すれば、ハイレゾを楽しむことができますが、狭い部屋で小さな音で聞くなら、ダイナミックレンジを圧縮した音源のほうが楽しめるでしょう。
逆に広いダイナミックレンジを扱える部屋と装置があるならハイレゾのほうが圧倒的に良いでしょう。

こうした条件の違いを明確にせずに議論しないと、すれ違いが発生してしまいます。
ハイレゾ規格が必要なのは、ハイレゾ規格を目一杯使える部屋と装置を持ち、耳の良いごく一部マニアだけでしょうが、条件が整わずにハイレゾを云々すると、変に見えるかもしれません。

自分はと言うと、ハイレゾの規格には価値を感じてもそれを目一杯使い切ることが不能なので、いつの日にか使えるかもしれないと思って買ったFE208SSのようなものです(処分してしまったが)。

Commented by tincan at 2026-03-12 14:30
与えられた機材の、能力100%使い切るのは至難の技ですね。FE208SSは残念な事でした、会長の腕ならイコライザ等電気的な補正を加えても、100%とはいかなくても、相当に鳴らせると思いますけれど、どうだったのでしょう?
Commented by mcap-cr at 2026-03-12 19:25
> tincanさん
FE208SSは、手放す前に聞いてみたのですが、部屋が狭くて、その割に振動板が大きいので、音場が変でした。大きめでも音場感の良いユニットはあるのですが、FE208SS、FE206Σどちらも駄目でした。
狭い部屋に20cmフルレンジユニットは無理のようでした。たぶん、ウーファーなら良いのでしょうけど。
今挑戦するなら、ユニットを後ろ向きにして座布団みたいなもので吸音してから壁に当たるようにしてダクトを前面に配置し、ツィーターは別アンプでレベルを合わせて...やっぱり面倒そうです。
by mcap-cr | 2026-03-11 12:44 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

生演奏を主とすれば、オーディオは箱庭で充分でしょう。