カテゴリ:科学( 42 )

設計と意匠

ナントカArchitectureと名前の付いた学科を卒業しておりますが、その後は機械関係の仕事が多かったので、最近は、機械を専門にしていると思っています。
先日は、Stereo誌のコンテストには、意匠部門とかイロモノ部門みたいのがあるほうがいいのではないかと書きました。
世の中には、建築家という職業がありますが、設計家という職業は聞いたことがありません。
建築設計については、ときどきコンペとかが行われていて、東京オリンピックでも、当初は、ザハの建築設計が、要項に違反しているのに採用されたと問題になっていました。
ザハの場合には、予算不足で結局ご破産になった経緯がありますが、元々、はみ出すべきでないところにはみ出していたり、構造設計がよく分からなかったりで、いろいろと指摘されていました。
建築家という職業の人にもいろいろあるようで、構造強度を予算の範囲内で満たさなければダメだという人も、意匠が格好良ければ、構造強度や予算は下々の設計者が考えればいいと思う人もいるのではないかと勝手に想像しています。
生産機械の設計という目から見ると、最高の設計美は、構造と機能がそのまま形になったものだと考える人が多いのではないかと推察します。
意匠は二の次で、構造強度と機能が制約を満たさない限り、機械の価値はゼロに近いので、意匠を考える人は、生産機械とかでなく、自動車の設計者のように意匠が売上に結び付く製品の設計者ではないかと思います。

下の写真は、10年ほど前に、ヴェネツィアで撮影したものです。
教会の塔から見ると遠くに石油の精製設備が見えます。
手前は、古いヴェネツィアの町並みで、その奥の霞のかかった先に、石油精製設備が見えます。
これを見て、う〜〜んと首をかしげてしまう人もいれば、意匠の優れた建築美と機械の機能美が同じ写真に収まってお互いに引き立て合っていると思う人がいるかもしれません。
後者は私のようにひねくれた人しかいないかもしれませんが。
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機械の場合は、極限まで美しく設計されているものは、これ以上引いてしまったら成り立たないという極限の設計だと考えています。
製油所の設備などは、機能と構造強度がそのまま形になっており、機能美の極限に近いものではないかと思います。
それに対して、ヴェネツィアの建築物は、機能の中に何を含めるかで議論が起こりそうなものです。
ヴェネツィアの建物の多くは、カトリックと関連付いているので、機能の中には、宗教の厳格化、聖域化といったものも含まれると理解しています。
と解釈すると、この町並みも、すべてが機能を満たすために存在するものであり、これも極限の機能美と解釈できるのだと思います。
特に昔は、今のような情報社会ではなかったので、身近な人としか交流することができませんでした。
そうすると、宗教家の側でも、如何にわかりやすく権威化するかが重要です。
この時代の建築物は、意匠に優れていますが、その意匠は同時に機能でもあった訳で、機能と結びつかない意匠というものはなかったと思います。

現代のようにカトリックの権威が下がって身近な宗教になってくると、ペレのコンクリート製の教会のような機能美が台頭してきます。
個人的にはペレの教会のような極限まで削ったものを高く評価しますが、そこまでくるのにも、ヴェネツイアの教会のような意匠が必要だったのだろうと思います。
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上の写真は、ペレのサン・ジョセフ教会です。
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機能と関係ない部分の意匠に凝ったものは単にイロモノなのではないかと思います。
スピーカーシステムもそんな感じなのかな?


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by mcap-cr | 2018-12-17 07:18 | 科学 | Trackback | Comments(2)

楽器の物理学

先日、ある方からお便りを頂き、そのなかで、この本のことを教えて頂きました。
そのときのメール会話では、『多自由度バスレフの技術資料は改訂か!』というどきどきがあったのですが、確認してみると間違っていなかったようなので、かなりほっとしました。
その方からは、多自由度バスレフの計算過程で、私は、空気ばねに特化して方程式を導いているのに対し、チャンバー内圧力と大気圧との差圧を使うと、各質点にかかる外力を表せることを指摘頂きました。
多自由度バスレフの方程式を導くのには苦労したのですが、大気圧との差圧から荷重を導けばもっと簡単にできたようです。
確認したところ同じ式になったので、良かったのではありますが、自分ひとりで考えているとこういうところに無駄が出てきます。
最初にこの差圧から外力を計算する方法でやっておけば、開発期間が縮まったろうし、何度も計算過程を確認する必要もなかったと思います。

というのは前置きで、表題にある『楽器の物理学』は、こういう本です。
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おそろしく分厚くて700ページを超えます。
とても持ち歩く気がしないので、いつものように裁断してスキャンします。
半分以上スキャンしましたが、疲れたので、やめました。
紙送りスキャナーも持っているのですが、それを使うと、1ページずつサイズが違うし、斜めになるのも気に入らないし、写真から起こした図のページと文字だけのページで設定を変えるということもできないので、結局フラットベッドスキャナーで時間をかけてスキャンします。
残りは次の週末かどこかでスキャンします。

さて、この楽器の物理学ですが、この本は、名著だと思います。
楽器の物理的解説をほぼ網羅しており、きっちりと数式で記述してあります。
音響インピーダンス、機械インピーダンス、電気インピーダンスという共通の手法も使っているので、物理を勉強する人には素晴らしい素材でしょう。
弦の振動とか、棒の振動とか、こういうのは一応、学部のときのフーリエ級数の教科書に出てきましたが、いま読み返すと、1/2ページに簡単な説明と偏微分方程式が紹介されており、当時は理解したような気がしていましたが、これでどう理解できるのか今考えると謎です。
もちろん偏微分方程式を解くのは、その教科書の主題なので良かったのですが、数学の教科書だったので物理的説明がすくなすぎるようです。
いまは当時より頭が悪くなったのか...
気にしないことにしましょう。

これを読み切るには時間がかかるでしょうが、読み切ったころには、次のステージに進めそうです。


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by mcap-cr | 2018-12-10 05:39 | 科学 | Trackback | Comments(0)
私は元々はブログではなく、ウェブサイトのほうで内容を更新していました。
ウェブサイトを重視する理由は、記録性を重視しているからです。
私のウェブサイト『多自由度バスレフ研究所(Project MCAP-CR)』は工学系の内容が中心です。
工学は、物理的な原理を実用的に拡張したものなので、物理と同様に数式モデルを用いるのが普通です。
工学は、物理学ほどの厳密性は要しませんが、信じるに足りる根拠が必要です。
ですから、物理学的考察に基いて開発した数式モデルと実証によって成り立ちます。
ウェブサイトに、わざわざ、『技術文書』という項を作って、論文形式にまとめているのは、疑問に感じた人が、いつでも、検証できるようにすることが目的です。
間違いを指摘頂ければ、再検証し修正するためでもあります。
『シミュレーションソフトウェア』という項で、プログラムをソースコードや取扱説明書付きで公開しているのも同じ理由です。
必要なのは、客観的に、事実に基くことだと考えているので、自分がしてきたことを検証可能な文書にまとめて公開しています。
プログラムのソースも文書と同類のものであると理解しています。
要は、ウェブサイトのほうでは、真実性と客観性を重視しています。

その一方で、工学的な表記は、専門的なので、専門外の方には読みにくいという事情があります。
これを補うのが、ブログ記事であるという位置付けにしています。
多自由度バスレフ型という方式のモデルは難解かもしれませんが、その技術を適用したアプリケーションであれば、評価は難しくないと思います。
そこで、図面やシミュレーション結果を紹介し、オフ会では、実際の音も聞いて頂けるよう実物も発表するようにしています。
ということで、ブログのほうは、説明を重視し、ときには文学的表現も使って、イメージを書くようにしています。

実際には、ブログに書きながら、新しいアイディアが出てきたりして、ブログ側からウェブサイトにフィードバックすることもあります。

なお、多自由度バスレフや提唱する音場型などについて、このブログやウェブサイトに記載されている内容以外の秘密はありません。
特許につきましては、使用の条件をウェブサイトに記載しており、事実上無償で提供しています。
内容の書き漏れがありましたら、ご指摘ください。
フィードバック頂けますととてもうれしいです。




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by mcap-cr | 2018-12-02 06:13 | 科学 | Trackback | Comments(0)

MCAP

私がMCAP-CRを公開したのとほぼ同時期に、Microsoftが、Microsoft Certified Application Professional(MCAP)という制度を創設しました。
これは、Microsoft Officeの使い手を認定する資格です。
確かに、Microsoft Officeは使いにくいのでこういう制度を設けたのでしょう。

私は、ソフトの使い方そのものにフォーカスするという現状に対する皮肉を込めて、『LibreOffice活用講座』というサイトも作りました。

そのサイトを作った目的は、ソフトの使い方には意味がなく、それを使って何を作り上げるか、ということが重要であることを問いかけたかったからです。
そういう視点で見ると、Microsoft Officeという高価なソフトウェアそのものには大した価値がありません。
価値を付けるのはあくまでも使う側であって、格好よく文書をまとめるとか、格好いいプレゼンを作るというのは、ほんの僅かな付加価値しかありません。
本物の付加価値は、作られた中身にあるのであって、言ってみれば、制作者そのものに付加価値があります。

こういう、手段と目的が入れ替わったシステムには、趣味の世界以外では違和感を持ちます。
マイクロソフトは同様な資格をたくさん作ったので、MCAPがどうなっているのかよく分かりませんが、どれでも似たようなものでしょう。
このMCAPのような認定システムは、プログラム言語に例えるなら、C言語の文法に熟知していることを売りにするようなものです。
C言語に例えるなら、決められた内容をC言語に記述することはできても、目的だけを与えられてもプログラムは作れないと、そんな感じです。
殆どのプログラマーは、通常頻繁に使う文法は暗記しているでしょうが、プログラムを作り込む過程では、知らない部分は調べながら、また、動作を確認しながら進めていると思います。
マイクロソフトのMCAPのような制度は、文法博士を作るようなものです。

ソフトが全然使えない人と、達人のような人と、その中間の人とでは、中間が圧倒的に多いでしょう。
その中に、価値ある中身を創造する人がいる訳で、その上のソフト達人が、価値ある中身を創造できるかどうかは別の問題です。
マイクロソフトMCAPのような制度は、全然使えない人を分別する効果しかないだろうと思います。

目的と手段が入れ替わってもいいのって趣味の世界だけだと思うのですが...



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by mcap-cr | 2018-11-25 07:49 | 科学 | Trackback | Comments(0)
科学技術や産業の発展により、人類は、環境を破壊してきました。
そのような負の歴史から教訓を学び、環境破壊を防ぐ法整備が進み、いまでは、海もそこそこきれいになりました。
50年ほど前は、海といえば汚いものであり、真っ黒な工場排水が河川を通って海に流れ込んでいました。
いまは、そういう状況が一変し、海はきれいになり、東京湾でも透き通っています。

ここのところは、再生可能エネルギーがもてはやされ移行が進もうとしています。
欧州に行けば、風力発電所は頻繁に目にします。
日本では風力よりもソーラーパネルが中心です。
しかし、再生可能エネルギーの導入を急ぐあまり倫理的におかしくなってきました。
今は、社会の持続可能性を担保するために、環境の保全が技術者に対する倫理的要求が増しています。
その一方で、地球環境保全のためと銘打った再生可能エネルギーが環境破壊を引き起こしています。

自然破壊、野放図な建設防げ 環境省、メガソーラーを環境影響評価の対象へ

再生可能エネルギーは、それ自体がカネのネタになっており、カネの匂いがすると、怪しい輩が集まってきます。
そして、行政側も立法側も、業者に利便を図るために、評価の不十分なシステムの導入を進めたりするのかもしれません。
好意的にみれば、評価能力が不足していたのかもしれませんが、再生可能エネルギーの買取制度の結果がこの環境破壊です。
いったん制度ができてしまうと、環境破壊のお墨付きができてしまうので、倫理では取り締まることができません。
環境破壊の防止については、倫理でない強行規定を作らなければいけません。
メガソーラーの問題は、メガソーラーを建築物に分類することで建築基準法が適用されてかなり改善できるという指摘があります。
再生可能エネルギーの買取制度をつくった政権は、結果的に法の抜け穴を放置したまま制度をつくってしまいました。
むしろ抜け穴を積極的に作ったのかもしれません。
ところが、いちど壊した環境は簡単には取り戻すことができません。
今からできることは、再生可能エネルギーによる環境破壊の実態評価と地球環境の保全を担保できる技術開発と、規制強化を並行してすすめることなのでしょう。

いったん破壊してしまった環境が簡単には戻らないことを過去から学ばなければいけません。


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by mcap-cr | 2018-11-22 06:57 | 科学 | Trackback | Comments(2)

多自由度の利点と欠点

昨日は、多自由度バスレフ型という方式の中での、CBS-CR型という方式を取り上げて書きました。
多自由度バスレフ型という方式には、商用製品には、ほとんどなく、一自由度を超える製品は、ダブルバスレフ型くらいしかなく、それも、ほとんど製品化されたものがありません。
アマチュアでは、トリプルバスレフ型かそれ以上を試そうという試みもあり、少し系列の違うMCAP-CR型を試す試みも少しずつ出てきています。

一自由度と二自由度以上の多自由度とでは何が違うのか。
一般的には、自由度が増えると、表現の自由度が増えます。
たとえば、赤い色のべた塗では、赤く見えるのと、せいぜい、その表面で反射した光の加減で変わった色彩が見える程度ですが、画家は、他の色を混ぜたり分離して空間で混ぜたりして質感やそのときの光を表現したりします。
では、自由度が増えるほと優れているか、といえば、必ずしもそういうわけではなく、一自由度のほうが良い場合もあります。
たとえば、自動車などは、単色がデザインとして好まれる場合が多いと思います。
木目調の模様を入れた自動車もアメリカでは見たことがありますが、日本では、私は見たことがありません。
また、塗り斑も自由度が複数であるということになりますが、格好悪いという認識が多く好まれることは稀だと思います。
塗り斑に例えられるようなへたくそな多自由度は、完璧な単自由度には敵いません。

ところが、単自由度では表現できないものもあり、当然ながら自由度を増やすほうがいい場合が多いです。
多自由度の究極は、アナログであり、世の中にあるものすべては、概念を除けばアナログであるということもできるでしょう。
例えば、CDのようなデジタル音源は、レーザー光で、表面の信号をピックアップしたときは、アナログ信号で、これを2値化することによってデジタル信号に変換します。
欠陥がああれば当然二値化を誤ることがあるので、CDには、読み取り不良を補正するロジックがあります。

長くなりそうなので、また、そのうち続きます。


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by mcap-cr | 2018-11-20 06:11 | 科学 | Trackback | Comments(0)
何度も書いてきたように、既存のダブルバスレフの公式を使うには、その設計の前提条件に合致する必要があります。
云ってしまえば、最近のダブルバスレフの設計法には、従来の公式は使えない場合が多いです。

では、どのような設計でも使える式はないのかといえばすでにあります。
以前松本歯科大の文献で見た(リンク失念)手法と同じ手法で記述したものです。
下記リンクの(A7)式とその下ががダブルバスレフの共振周波数を計算するための公式です。

http://mcap.webcrow.jp/documents/MCAP001J_background-science.pdf

私は、上記をまとめ上げた後は、振動板の質量も含めて強制振動モデルで計算するよう変更しています。
振動板に外力を加えることで、音圧も計算できるので、このようにしている訳ですが、ダブルバスレフの公式には、振動板が考慮されておらず、音圧の計算はできません。
また、振動板を含めると、ダブルバスレフの自由度は3になってしまい、計算が絶望的に難しくなります。
こうした問題点を解消するのが数値解法で、数値解法なら、20連だって100連だって振動モデルを計算することが可能です。
ところが、トリプル以上にすると、どうしても、ダクトと空気室の組合せによるハイカットフィルターを何重にも通過しなければならないため、中低音の落ち込みを補正するのが難しくなり、実用上はトリプルが限界、それを超えると悪い影響しか出ないだろうと考えています。

ということで、ダブルバスレフの共振周波数については、現状でも公式化可能なので、現在、公式をまとめています。
基本的には、上のリンクに書かれているのと同じなのですが、この式を、設計値(容積、ダクト断面積、ダクト長さ)で書き表すと絶望的に難しくなります。
とりあえず、式の形まではまとまったのですが、長い式なので、検算が面倒です。

もうちょっとで公開可能なので、ダブルバスレフ好きな方は、ご参照ください。


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by mcap-cr | 2018-11-15 06:10 | 科学 | Trackback | Comments(0)
日経BPの記事で、行列すら教えない高校数学に日本の技術軽視の一端を見たというのを見つけて読んでしまいました。
日本の教育の破壊工作がここまで進んでいたことにショックを受けました。
その中に、前川喜平前時間の話も出ていて彼は、高校中退を無くさないためには数学を必修でなくせばいいと言ったそうです。
日本の弱体化を目論む勢力がやっているという政治的問題とは別に、この前川が如何にアホなことを言っているかに気付かない人がいたとしたらそちらは更に問題です。
日本の弱体化を狙う最大勢力であるマスコミは、こういう問題にも気付かないようテレビ視聴者や新聞購読者の痴呆化を狙っているので、気付かないうちに脳細胞が崩壊しているかもしれません。

高校は、学ぶために行くところです。
おちこぼれないためにいくところではありません。
前川の議論は、まずそこで破綻しています。
生きる知恵を学ばずに遊び呆けていると将来辛い思いをすることになります。
学校とは生きる知恵を学ぶためのもので、知恵を付けなければ本当に辛い人生が待っている。
生きる知恵を身に着けたかどうかが問題なのであって、中退したことが問題なのではありません。
学校では相当の時間をかけていろいろなことを学びますが、働きながらこれを全部やるのは困難です。
働きながらも常に新しいことを学んでいくことが必要ですが、学校で教わったことが生きなければ、新たに学ぶための時間が無限にかかり、結局分からない、となってしまいます。
学校で時間を使って何をするかが主体であって卒業することが主体であるとしてしまうことのほうが問題です。
言ってみれば、ノーベル賞学者も私のようなしょうもないのも同等の教育を受けてきた訳で、そこから、優秀な人は更に優秀に、そうでない人は頑張って標準レベルにたどり着こうということで、差は出ますが、卒業すればいい、という前川のようなのは万死に値すると思います。

行列の話に戻ると、私が、ウェブサイトにまとめてきている多自由度バスレフの方程式は、行列を使って表現しています。
行列を使えば関係式がコンパクトに表現できるし、直感的にもわかりやすいからです。
数字を用いない評価にしたって、物事は1つの指標だけでは決められない場合が多いので、行列の行(または列)だけを使って多次元で表現することは、社会生活にも多く有ります。
このような共通の手法を使って同じ時間で多くの課題を解決したり、より難しい課題を解決したりする能力を養成するのが数学ですから、そこを無視して、算数だけにしてしまってはいけません。
こういう言語に関係なく世界共通なツールは、英語なんかよりずっと重要なものです。

こうやって日本の破壊工作を進める奴らは○刑にしてくれ、とつくづく思います。
まあ、無理な話なんですが、皆が気付けば破壊が食い止められて、破壊工作者は駆逐できると思います。



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by mcap-cr | 2018-10-17 06:55 | 科学 | Trackback | Comments(0)
今日は、スピーカー再生技術研究会のオフ会です。
なかのゼロなので東京近郊の方は是非ともお越しくださいね。
今日は懇親会があるので、ブログでのレポートは少しずつ書いていきます。

昨日、太陽光発電はエコではないということを書きました。
環境の話なんか、本当の話は儲け話のためにあるもので、例えばCO2排出量なんか、売買の対象になっています。
地球温暖化の原因は化石燃料だと云ってみたところで、億年単位の地球の気候の変化を説明することはできません。
人工的とは関係ないところでも温暖化/寒冷化が実際にあった訳で、こうした環境要因によるドリフトとは別の、人工的な要因による温暖化モデルになっているかは疑問があります。
これを利用して儲けようとしたのが実際のところでしょう。
環境保護団体みたいにエコと云って騒ぐだけで騙される反知性的な人がたくさんいるわけですし。
とは云っても、化石燃料を大量に使い続けるとCO2濃度がどんどん高くなってしまうので環境にはよくありません。
いずれにしてもCO2の発生は抑えていかなければならないことは間違いないと思います。
環境保護を掲げた似非左翼団体の動乱に載って原発反対派が原発を止めさせてしまったので、現在はCO2発生量が増え続け、環境負荷が上がってしまった状態です。
そこで、太陽光発電のような反エコで金儲けする業者がどんどん出てきました。

ここで本論に入ります。
太陽光発電のことをブログに書いていたら、太陽光発電の投資の広告が表示されるようになりました。
まず、太陽光発電そのものが、昨日書いた通り反エコで、怪しいものですが、投資の話には、昔から怪しさが付きまといます。
投資はリスクとゲインのバランスをとりながら少しずつ資金を増やそう(という気持ち)のものですが、見ず知らずの他人が持ってくる儲け話は、まず、詐欺であると疑うほうがいいでしょう。

私が読んだ具体的なサイトを書くわけにはいかないので、内容を簡潔にまとめます。

老後のために投資した株式でん百万円損しちゃったよう~(涙目)
オレは、太陽光発電投資で毎年ん百万円儲けてるよ。
え?本当?どうして?
国が20年間電力を買い上げてくれるんだよ~。

で、調べてみたところ、
電力買取の単価は毎年下がってるじゃないか!
太陽光パネルの値段も下がってるから投資効率は同じだよ~。
えええ~~~~!!!!

と、こんな感じです。
このブログを読んでいる方は、この話の怪しさにすぐ気づくはずです。
上の話は起承転結で構成されていて、
起:投資で損した
承:国が買い上げてくれる太陽光発電で儲けたよ
転:調べてみいたらそうでもないじゃん
結:いやいや、かくかくしかしかじか...そうなの~?じゃやってみる!

となっていますが、重要なのは転で問題点をひとつだけ明かし、その問題点は問題点じゃないと説明して信じさせるところです。
こういう問題点があって、実はそれは問題ないことなんだよ。
と自作自演することで、騙されちゃう人がいます。
ところが、問題点はひとつだけではありません。

太陽光発電などの電力買取制度は、あの民主党が始めたことです。
ここがそもそも怪しさの発端ですが、それは置いておいて、考えてみます。
まず言えていることは、最初にやった人の中にはしっかり儲けを出している人がいると思います。
そうでないと次の人を騙せませんから。
ねずみ講なんかは、最初の人だけがぼろもうけするようにできています。
ところが、儲けの法則は、制約に当たったところで破綻します。
ねずみ講だって、人が無限に居れば、理論的には儲かり続けるはずなのですから。
『いままでこんなに儲けた人がいる』なんていうのはダメです。
勝ったらすぐに逃げないと丸裸にされます。

(その1)
太陽光発電の問題点のうち大きなものが、本来エコではない、という厳然たる事実です。
エコでないことに人々が気付き始めたら規制が入ります。
したがって事業そのものが儲からなくなるリスクを秘めています。

(その2)
初期投資以外の運転費用は下がりません。
上記のシステムの場合、どこかの更地と発電システムを購入して太陽光発電機を設置し、ローンを払いながら、売電収入で儲けを出すという仕組みです。
じゃあ、ランニングコストはどうなのよ?
と考えてみましょう。
上記の場合、土地の買収、機器の購入、設置まである業者が実施します。
初期費用は決まっているということで、安心することはできません。
問題は、保守も同じ業者が窓口になることです。
実際には、同じ業者がよそに発注する訳です。
さてどういう金額で保守を発注するのかなあ?
高い金額だろうなあ。
なぜならキックバックもらえばいいからです。
じゃあ、発電システムのオーナーが、高い!と文句を言ってきたらどうするか?
『自分でやれば?じゃあ後は知らないよ~』
場合によっては、『契約違反だから違約金XX円払ってね』とか『契約通り残金一括返済してね』となるかもしれません。
そもそも、パネルを設置している発電機が自宅から遠く離れていたら(当然そうなるでしょうが)自分で保守することはできません。
自分で見ようと思ったら交通費が凄いことになるでしょう。
ということで、オーナーである投資者は業者のいいなりです。
こういう場合、他に委託するという選択肢を実質的にすべて潰されているので、業者側が圧倒的に強い立場にいるということを忘れてはいけません。
計算式でも書こうかと思いましたがここまで書くと計算する必要もないことが分かることに気付いたのでここまでで止めておきます。
この他にも、貸付は誰がやるとか、手数料は誰に支払うとか、問題のありそうなことがいろいろ出てきます。

結局、他人任せは、最初から騙されている、と考えるほうが良いでしょう。

自分もいろいろと失敗しました。
例えば金融投資商品に、日経225ナントカというのがあって買ったことがあります。
後で知ったのは、日経銘柄って入れ替わるんですね。
入れ替わると価格が変わります。
高くなるとは限らない...
銘柄が入れ替わることを知っている人がいる訳で、証券会社は誰をもうけさせるのでしょうね~?

ずいぶん前の話ですが先物なんていうのもありました。
セールスがしつこいので少しだけやってみると
  • セールスから毎日何回も電話がかかってきて、あれ買え、これ売れと云ってくる(仕事できないよ)
  • これが下がったから追証払えとなる
  • 勝ってるうちはやめさせてくれない
で、負け始めてようやく縁を切ることができました。
重症ではありませんでしたが、それなりの金額でした。

いまは、ネットでの株式の取引をしていますが、損は出なくなりました。
お気持ち程度はプラスが出ます。
なんでマイナスにならないかというと、収益をあてにせず、自分で判断してやっているからです。
損切をしっかり制御すれば大負けはしませんし、大儲けを狙わなければ大負けもしません。
大負けしないようになれば、全体としてはほんの少しだけはプラスになることが多いです。
とは云っても私の場合は昔の財形貯蓄程度のことですが。
もちろん、大儲けできる人もいるので、そういう人のマネすることも可能ですが、自分にはそういう才能と大きな金額が動いているときの含み損や、相対的には小さくても絶対額として大きい損切に耐えられるメンタルがないと思うので、動かし続けて最終的な大勝ちを狙うことはしません。

まとめると、自分で制御できない投資には引っかかるな、ということでした。


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by mcap-cr | 2018-10-07 06:12 | 科学 | Trackback | Comments(0)
明日は、スピーカー再生技術研究会のオフ会です~。
ご興味のある方は是非ともいらしてくださいね。


このブログからリンクしている、おーたんの自作オーディオ・カイト・SVXの記事を読んで、日頃から考えている太陽光発電の問題点について書いてみたくなりました。

太陽光発電は、いわゆる再生可能エネルギーの一翼を担う技術として政策的に担がれてきました。
もちろん技術的にも用途はたくさんあるのですが、日本の場合には、むしろ政策的な意図が大きいと考えています。
太陽光発電を普及させるために、民主党の菅直人首相は、孫正義ソフトバンクと組んで、電力の買取制度を始めました
その中の中核は太陽光発電です。
自分の敷地内に川が流れていたとしても、勝手に川の流れに影響を与えるものを設置してはならないので、水車のような水力発電はできません。
風力発電を実施するには、羽根の径が大きく、強度が十分な構造物を建築する必要があり、一般家庭に普及させるのは現実的ではありません。
これは、計算してみると簡単ではないことがわかります。
そこで太陽光発電の登場です。
パネルを設置と電気回路を構成すれば発電機になるので、これなら一般家庭にも設置しやすい。
しかし、ここで、阿呆な民主党は、安全性を無視しました。

まず、太陽光発電装置を建築基準法の対象外にしたので、台風などで容易に吹き飛び、また、基礎を作らないので、堤防を決壊させて大災害を引き起こしました。
また、太陽光発電パネルは、壊れて飛んで行っても発電は続けるので二次災害を引き起こします。
そもそもパネル自体が環境に悪いですし。
こんなことは、ふつうの技術者だったら誰でも考えることで、いくら阿呆な民主党政権であっても、多少は知恵のある官僚から助言はされたでしょう。
しかし、権力を与えてられたらどんな不正でもやってやろうという連中には正論は通じません。
太陽光パネルは民主党の大好きな特定アジア諸国で生産されています
大した技術は必要ないので、特定アジア諸国でも生産でき、日本の資金を特定アジアに移動させるにはもってこいの政策でした。
では、こいつらの利益をどこから出させるかというと、日本国内の電力ユーザーです。
異常に高額な買取単価は、電力会社のコストになり、それが電力料金の値上げとなります。

太陽光発電の問題はこれだけではありません。

太陽光発電は、発電量が安定しないため、電力会社が、別な発電装置の負荷を太陽光発電量の増減(いわば、制御の中では『ノイズ』に相当)に対処しなければなりません。
太陽が陰ったから冷房を止めたり太陽が出たから冷房を付けたりという運転は、ふつうはしないので、通常の条件では電力需要の変化はさほど速くありませんが、太陽光パネルの発電量は、急激に変化し、電力会社の制御に対しては重大なノイズになります。
これもコストがかかります。

技術的には、太陽光発電は、自家消費するのがベストであり、こういう質のバラツキの大きな低品質の電力を、高品質の商用電力に混ぜて使うべきではありません。
ただし夏の太陽光が強い場合には暑いので、その発電電力で直接エアコンのコンプレッサを駆動することは理に適っています。
もちろん家電としてのエアコンにその機能を取り入れることがビジネスとして適切かどうかは別問題です。
電力供給量の変動がトラブルを引き起こす可能性が高いのでメーカーは対応しないかもしれませんが。

簡単なのは、そのまま熱にして水などに熱エネルギーをためることです。
蓄積したエネルギーは、電力会社の負担にはなりません。
となると、直接熱利用すればいいだけで、いったん電気に変えるメリットはありません。

こう考えてみると、太陽光発電は、エコとは対極にあると云ってもいいのでしょう。

どうしてこんなバカな制度になっているかというと、騙される人が多いからです。

  • 一部分だけを切り取った、原発は危険であるというデマ
  • 再生可能エネルギーがエコであるという刷り込み
  • すべての技術にメリットとデメリットがあるのに、全体を勘案して採否を決めるための情報の隠蔽


こういうのは、すべてマスコミによる騙しなわけす。


騙される側にも責任がある訳で...
書いてきて疲れた...

で、私が考える必要な規制とは:

  1. 建築基準法を適用する
  2. 定期点検を義務化する
  3. 管理責任者の資格(熱エネルギ管理士なんかがいいのかな?)を定める
  4. 資格のある管理責任者を置くことを義務化する
  5. 自然災害を含め、発生した損害に対する賠償を義務化する(訴求法はできないので、Xか月以内に事業を廃止しない場合には過去の損害も賠償するようにすればいいでしょう)
  6. 廃棄時にリサイクル法を適用する

特に業務としてやっている業者が悪質なのでこれくらいやらなければやめないでしょう。
いずれにしても反エコである太陽光発電は自家使用以外廃止の方向がいいでしょう。





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by mcap-cr | 2018-10-06 06:25 | 科学 | Trackback | Comments(0)

工学オーディオに取組むオカルト嫌いです。


by MCAP-CR