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カテゴリ:科学・工学( 47 )

IT関連サービスは種蒔きから収穫の時期に入ったか

昨日4月8日は、お釈迦様の誕生日、花祭りの日でした。
お釈迦様が仏教の頂点に位置するはずですが、日本では、なぜか、花祭りに出会う機会がありません。
ずっと後に意志を受け継いで日本に仏教を広めた弟子の弟子の...弟子のような人のことは崇められるのですが、お釈迦様自身は、おざなりの扱いを受けているような感じがします。
南無阿弥陀仏よりも南無妙法蓮華経よりも大切なことがありそうな気がしますがどうなのでしょう?
どこから辿ってもかならず最後には行き当たるお釈迦様を大切にする仏教文化であってほしいと思います。

話は変わって、私が利用しているWEBCROWのサービスが、短期間での更新を要求するようになったことを以前下記ました(記事)。
無償・無期限で提供しているサービスには、私も疑問を感じていました。
彼らだって事業でやる以上収益を求めなければなりません。
広告費がどれくらいか知りませんが、自分のウェブサイトに貼っている広告での私への割当分は、1回表示して0.00x円位の感じです。
クリックしてもらえば数円になりますが、そこの広告代理の会社は、そこの収入になる広告費の高いものを優先して表示するだけなので、クリックする人なんか本当にわずかです。
いまどきユーザーは、興味のない広告なんか見ることがないので、自分が興味ある広告がピンポイントで表示されなければ、間違えない限りクリックすることはありません。
そんな理由で、ウェブ広告中心のビジネスモデルには、割と近いところに限界があるだろうと思っていました。

広告だけではやっていけないだろうということを特に強く感じるのが、インターネットストレージサービスです。
インターネットドライブに自分のファイルを保存しておけば、仕事のときに、ファイルの持ち出し忘れがないので、従業員による秘密漏洩のない小規模企業や個人事業にはぴったりです。
こういうサービスができる前には、小型のストレージデバイスにデータのコピーを取り、それを持ち歩くということをよくやりました。
もう20年も前に米国のソフトウェア会社で働いていたときは、日本には連絡事務所しかなかったので、事務所以外で仕事をすることが多く、データの移動には、MOとかを使ったりしていました。
MOに1GB近くのデータが保存できたのでこれはかなり便利に感じました。
それから、USBメモリでデータを持ち歩けるようになったので、MOは時代遅れの感もありますが、私の場合いまでもひょっとしてらMOに大切なデータが保存されていたり...しないはずです。
20年も放置しているデータなんか必要ありませんよね。

話を戻すと、インターネットストレージは本当に便利です。
私は、最初は、スピーカー設計の話題で交信があった外国の方からDropboxでデータをもらう機会があり、それからそのサービスを使うようになりました。
その後、便利さに気付き、他にもGoogleドライブ、OneDriveと使ってきて、今は、MEGAに移行してきています。
先日、iPadを初期化して再設定したときに、Dropboxのアプリケーションを入れようとしたら、『デバイスは3台まで...』というような表示が出ました。
すでに、Linux PC2台、Windows PC3台、アンドロイドスマホ1台、別のiPad1台でDropboxを利用しており、これを3台に制限されると困ってしまいます。
Dropboxの場合、この制限を解除するには有償サービスを使わなければならないそうです。
有償サービスは、更新手続きを忘れると悲劇が起きそうなので、できれば使いたくありませんが、こうして無償サービスの便利さにユーザーをどっぷり浸からせて、その後制限をかけていくことで、有償サービスへの移行を余儀なくさせるというのが戦略のようです。

これと同じようなサービスにiCloudなんかがあります。
スマホで写真を取るのは便利なので写真が溜まっていきますが、ファイルサイズが異常に大きいのが特徴です。
デジタル写真なんか、大抵の場合、500万画素もあれば十分で、JPEG70%圧縮でもオーバースペックな感じです。
もっと高細密で画質の良さを求めれるなら一眼レフを使えばいいので、スマホの大容量写真は迷惑でしかありませんが、通信量を増やしたい携帯電話会社と有償サービスに移行させたい携帯キャリア会社の意向は一致するので、こういう無駄なオーバースペックにならざるを得ません。

無料サービスで撒き餌をして普及させておいて、獲物が離れられなくなったところで釣り上げる、とそういう段階になったのだと思います。

無償のままで使うには、保存するデータを整理して、最低限で維持することでしょう。
写真なんかは、いつまでもインターネットドライブに保存しておく意味は薄いので、さっさとバックアップして古い写真はローカルドライブに移動することが必要でしょう。
仕事用のファイルも、完了したら、作業用の中間ファイルを削除して、最終的なものを他のメディアに移して、再利用可能なものだけインターネットドライブに残し、ひょっとしたら後で使うかもしれない他のファイルはアーカイブ処理するという几帳面さが要求されるのでしょう。

結局、私は、いまのところ最もストレージ容量が大きいMEGA以外は重要なことには使わないようにしたいと思います。


by mcap-cr | 2019-04-09 06:47 | 科学・工学 | Trackback | Comments(2)

技術英語って面倒ですね

技術英語の書籍を読んでいてまた気になる英文を見つけました。

英文:Regulation of the speed is done by controlling the throttle.
和文:速度の調整は、スロットルの制御で行われる。

上の英文は、よろしくないから直せという目的の文例ですが、この書籍が強調する修正対象の部分は置いておいて、気になったのは最後の"controlling the throttle"という部分です。
この場合の"controlling"は、技術用語ではなく、一般用語です。
エネルギ、パワー、力などを区別しない一般の人が書いたような印象を受けます(関連記事)。

control=制御(する)

というのは、間違いありませんが、制御は、目的を持って所望の状態を得るため理論的に(勘でもいいですが)操作することなので、そこには、操作量を決めるためのロジックが必要です。
スロットルを動かすことは、『操作』することでしかありません。
操作量は、この場合には、人間が速度計を見ながら、所望のスピードになるように決めるので、人間の思考が制御ロジックになっています。
所望の値と実際値とのずれとその履歴から計算により操作量を決めるPID方式も制御の一種です。
ですから、制御という観点で書き換えると、最後の部分は、"manipulating the throttle(スロットルを操作して)"とすると、もうちょっと格好よくなります。
最初の"Regulation"というのもちょっと漠然とした印象を受けるので、こちらのほうを"Control"に変更すると、ちょっと技術的な感じになります。
"Control of the speed is done by manipulating the throttle."
(スピードの制御は、スロットルを操作して行う。)
ちょっとマシになりましたが、まだまだ、英語を母国語としない感じが強いです。

私の読んでいる書籍は、英語の表記法に焦点を当てています。
主題は、不要な受動態を避けて、明確な能動態にすることなので、正解は、
"Controlling the throttle regulates the speed."
としています。

制御工学の観点からは、"control"の使い方にちょっと違和感があります。
この書籍の著者の用法に従い、制御工学的に表現すると、
"Manipulating the throttle changes the speed."
(スロットルを操作するとスピードが変わる。)
というくらいでも良いのではないかと思います。
私が"control"を抜いたのは、元の文に制御ロジックが含まれていないからです。
これを命令形で、
"Control the speed manipulating the throttle."
(スロットルを操作してスピードを制御すること。)
と書けば、制御ロジックは操作者の中にあるので、こんな感じでもいいのかもしれません。

こういうのって、英語の問題というより、工学の問題のようですね。


by mcap-cr | 2019-03-22 06:57 | 科学・工学 | Trackback | Comments(4)

科学者が完全遮音の形状を発見した?

面白い記事を発見したので紹介します。

Scientists have discovered a shape that blocks all sound–even your co-workers
(科学者が完全遮音の形状を発見した)
全文はリンクをご参照ください。

記事によると、ボストン大学の研究者が、すべての音を遮断する吸音材("acoustic material")を発見したそうです。
元記事では、遮音と吸音を区別していないようですが、吸音材料を通れば音圧レベルが下がるので、吸音効果を大きくすれば遮音になるということで、ヘンテコな訳になっていますが、これでもいいのかもしれません。
記事を読んでいくと、その形状の吸音材を使った塩ビ管を通してスピーカー音を聴いたところ、94%音圧が下がったそうです。
24.4dBの低下はなかなかの性能です。
原文ではSPLのような厳密な定義がなく、"sound blasting"という用語で記述されているので、よくわかりませんが、とりあえず94%低下を-24.4dBと解釈しておきます。
計算に基いて3Dプリンタで出力した形状のものだそうです。
そんなに変わった形状ではなく、排ガス処理の吸収塔に使われる充填材のような感じです。
しかも、これは、音道をブロックするものではなく、周囲に配置するものだそうです。
通気可能かつ遮音と呼べるくらいの大きな吸音効果がある夢の吸音材です。

こういう技術があれば、騒音問題は解消されるのかもしれませんね。


by mcap-cr | 2019-03-21 06:44 | 科学・工学 | Trackback | Comments(2)

ようやく頂いたMCAP-CRのスプレッドシート型シミュレータの解釈に着手

昨年のことになりますが、ある方からMCAP-CRのシミュレータをスプレッドシートにまとめたファイルを頂いていました。
なかなかまとまった時間がとれずに内容の解釈に手が付けられないままでいました。
頂いたシミュレータはExcelファイルに記述されています。
これを、LibreOfficeとかOpenOfficeで開くと固まったかと思うくらい時間がかかりました。
そして一昨日に、参加していたプロジェクトが完了となり、昨日には青色申告が完了したので、気分的に随分と楽になりました。
そんなこともあって仲々手が付けられなかった(言い訳)こともありますが、いったん開いてods形式で保存するともっと速く開けるようになりました。

頂いたファイルは、よく考えられて構成されています。
左上に入力部分があり、あとは、途中経過の表示と計算部分です。
そして、そこに、グラフが付けられており、パラメータを変更するとスプレッドシートで自動計算するようにできています。
ざっと見ると、運動方程式の部分は、私が記述しているメカニカルな方程式と同じです。
導き方は違いますが、結果として運動方程式は同じです。
質点の運動の抵抗にあたる係数は、振動板の実効質量の速度抵抗は、Qmから計算するようで、ここは私がやっているのと同じですが、ダクトの中の空気塊の抵抗については、定数が入っています。
この定数の解釈が、必要なもののひとつです。

また、信号入力を複素数形式で与えているので、位相の計算がダイレクトにそのまま反映されています。
このため、群遅延特性が計算されており、また、インピーダンスも計算されています。
インピーダンスの計算は、これから、勉強して解釈しなければなりません。
また、音圧の算定方法は、私が手探りで作った計算式とは違うので、内容をよく理解しなければなりません。

計算ステップ数も私の暴力的な計算ステップ数とは違い、コンパクトにまとめられているので、スプレッドシートでも計算可能です。
私のプログラムの計算をスプレッドシートにさせたら固まるでしょう。
こういうすくないステップ数で計算できるとは、目から鱗です。

まだ、ひととおり中身を見ただけですが、私の知らないスプレッドシートの関数が使われているので、関数の理解を含めて見ていかなければなりません。

ここに作者のお名前は書けませんが、再びお礼を申し上げます。

公開は、作者のご了解を正式に頂き、私の解釈が完了し、私がサポートできるようになりましたら、作者のクレジット付きのODS形式で配布したいと思います。


by mcap-cr | 2019-02-27 05:59 | 科学・工学 | Trackback | Comments(0)

ビル空調はテロに気をつけろ

正月明けからの調子の悪さには困ったものですが、なるべく就寝中に痛み止めの効果が切れないよう工夫したら、なんとか仕事にも行けるようになりました。
今週金曜の再検査までに症状をよく見極めておかなければなりません。

話は変わって、SMACNAというところで、Executive News Briefというメールマガジンを取っています。
日本では日経ナントカというようなのに登録すると記事が読めたりするのですが、読みたい記事は有料会員登録が必要だったりするし、無料で読めるのはどうでもいい記事ばっかりだったりするのに比べると、SMACNA Executive News Briefはリンク先で結構な記事が読めるので、重宝します。

今回気になったのは、1月5日(米国では4日発信)の記事で、『空調設計者は空気中への危険物質の混入とサイバーテロに気をつけよ』というものです。
建物には給気取入れ口があるので、そこから毒物を撒かれたらアウトです。
だから、危険有害物質を入り口で検知して空調を止めようということです。
確かに、こういうものにコストをケチって大きな被害を出すのは得策ではありません。
各国政府は、こういうものについては法制化して義務化しなければ極めてテロに対して脆弱であると言えます。
すくなくとも官邸なんかには、いますぐ実施しなければまずいでしょう。
同じように、物理的な郵便物で送られてくる毒物に気をつける必要性を指摘されていました。

サイバーテロというのはピンとこなかったですが、読んでみて納得しました。
建物の空調管理システム(BMS)はインターネットにつながっていることが多いので、そこからサイバーテロを受けて情報を盗まれるというものです。

こういうものの予算化は早急に実施しなければなりません。

今の日本は、テロに対して脆弱すぎます。
犯罪者の人権より一般人の人権を優先しなければならないのですが、今の状況は犯罪者優先の社会システムになっています。

上記記事は、下記リンクで読めます。

Are Your Engineered HVAC Systems Safe from Contamination and Cybercrime?



by mcap-cr | 2019-01-07 06:56 | 科学・工学 | Trackback | Comments(0)

設計と意匠

ナントカArchitectureと名前の付いた学科を卒業しておりますが、その後は機械関係の仕事が多かったので、最近は、機械を専門にしていると思っています。
先日は、Stereo誌のコンテストには、意匠部門とかイロモノ部門みたいのがあるほうがいいのではないかと書きました。
世の中には、建築家という職業がありますが、設計家という職業は聞いたことがありません。
建築設計については、ときどきコンペとかが行われていて、東京オリンピックでも、当初は、ザハの建築設計が、要項に違反しているのに採用されたと問題になっていました。
ザハの場合には、予算不足で結局ご破産になった経緯がありますが、元々、はみ出すべきでないところにはみ出していたり、構造設計がよく分からなかったりで、いろいろと指摘されていました。
建築家という職業の人にもいろいろあるようで、構造強度を予算の範囲内で満たさなければダメだという人も、意匠が格好良ければ、構造強度や予算は下々の設計者が考えればいいと思う人もいるのではないかと勝手に想像しています。
生産機械の設計という目から見ると、最高の設計美は、構造と機能がそのまま形になったものだと考える人が多いのではないかと推察します。
意匠は二の次で、構造強度と機能が制約を満たさない限り、機械の価値はゼロに近いので、意匠を考える人は、生産機械とかでなく、自動車の設計者のように意匠が売上に結び付く製品の設計者ではないかと思います。

下の写真は、10年ほど前に、ヴェネツィアで撮影したものです。
教会の塔から見ると遠くに石油の精製設備が見えます。
手前は、古いヴェネツィアの町並みで、その奥の霞のかかった先に、石油精製設備が見えます。
これを見て、う〜〜んと首をかしげてしまう人もいれば、意匠の優れた建築美と機械の機能美が同じ写真に収まってお互いに引き立て合っていると思う人がいるかもしれません。
後者は私のようにひねくれた人しかいないかもしれませんが。
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機械の場合は、極限まで美しく設計されているものは、これ以上引いてしまったら成り立たないという極限の設計だと考えています。
製油所の設備などは、機能と構造強度がそのまま形になっており、機能美の極限に近いものではないかと思います。
それに対して、ヴェネツィアの建築物は、機能の中に何を含めるかで議論が起こりそうなものです。
ヴェネツィアの建物の多くは、カトリックと関連付いているので、機能の中には、宗教の厳格化、聖域化といったものも含まれると理解しています。
と解釈すると、この町並みも、すべてが機能を満たすために存在するものであり、これも極限の機能美と解釈できるのだと思います。
特に昔は、今のような情報社会ではなかったので、身近な人としか交流することができませんでした。
そうすると、宗教家の側でも、如何にわかりやすく権威化するかが重要です。
この時代の建築物は、意匠に優れていますが、その意匠は同時に機能でもあった訳で、機能と結びつかない意匠というものはなかったと思います。

現代のようにカトリックの権威が下がって身近な宗教になってくると、ペレのコンクリート製の教会のような機能美が台頭してきます。
個人的にはペレの教会のような極限まで削ったものを高く評価しますが、そこまでくるのにも、ヴェネツイアの教会のような意匠が必要だったのだろうと思います。
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上の写真は、ペレのサン・ジョセフ教会です。
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機能と関係ない部分の意匠に凝ったものは単にイロモノなのではないかと思います。
スピーカーシステムもそんな感じなのかな?


by mcap-cr | 2018-12-17 07:18 | 科学・工学 | Trackback | Comments(2)

楽器の物理学

先日、ある方からお便りを頂き、そのなかで、この本のことを教えて頂きました。
そのときのメール会話では、『多自由度バスレフの技術資料は改訂か!』というどきどきがあったのですが、確認してみると間違っていなかったようなので、かなりほっとしました。
その方からは、多自由度バスレフの計算過程で、私は、空気ばねに特化して方程式を導いているのに対し、チャンバー内圧力と大気圧との差圧を使うと、各質点にかかる外力を表せることを指摘頂きました。
多自由度バスレフの方程式を導くのには苦労したのですが、大気圧との差圧から荷重を導けばもっと簡単にできたようです。
確認したところ同じ式になったので、良かったのではありますが、自分ひとりで考えているとこういうところに無駄が出てきます。
最初にこの差圧から外力を計算する方法でやっておけば、開発期間が縮まったろうし、何度も計算過程を確認する必要もなかったと思います。

というのは前置きで、表題にある『楽器の物理学』は、こういう本です。
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おそろしく分厚くて700ページを超えます。
とても持ち歩く気がしないので、いつものように裁断してスキャンします。
半分以上スキャンしましたが、疲れたので、やめました。
紙送りスキャナーも持っているのですが、それを使うと、1ページずつサイズが違うし、斜めになるのも気に入らないし、写真から起こした図のページと文字だけのページで設定を変えるということもできないので、結局フラットベッドスキャナーで時間をかけてスキャンします。
残りは次の週末かどこかでスキャンします。

さて、この楽器の物理学ですが、この本は、名著だと思います。
楽器の物理的解説をほぼ網羅しており、きっちりと数式で記述してあります。
音響インピーダンス、機械インピーダンス、電気インピーダンスという共通の手法も使っているので、物理を勉強する人には素晴らしい素材でしょう。
弦の振動とか、棒の振動とか、こういうのは一応、学部のときのフーリエ級数の教科書に出てきましたが、いま読み返すと、1/2ページに簡単な説明と偏微分方程式が紹介されており、当時は理解したような気がしていましたが、これでどう理解できるのか今考えると謎です。
もちろん偏微分方程式を解くのは、その教科書の主題なので良かったのですが、数学の教科書だったので物理的説明がすくなすぎるようです。
いまは当時より頭が悪くなったのか...
気にしないことにしましょう。

これを読み切るには時間がかかるでしょうが、読み切ったころには、次のステージに進めそうです。


by mcap-cr | 2018-12-10 05:39 | 科学・工学 | Trackback | Comments(0)

ブログを書くにあたって気を付けていること

私は元々はブログではなく、ウェブサイトのほうで内容を更新していました。
ウェブサイトを重視する理由は、記録性を重視しているからです。
私のウェブサイト『多自由度バスレフ研究所(Project MCAP-CR)』は工学系の内容が中心です。
工学は、物理的な原理を実用的に拡張したものなので、物理と同様に数式モデルを用いるのが普通です。
工学は、物理学ほどの厳密性は要しませんが、信じるに足りる根拠が必要です。
ですから、物理学的考察に基いて開発した数式モデルと実証によって成り立ちます。
ウェブサイトに、わざわざ、『技術文書』という項を作って、論文形式にまとめているのは、疑問に感じた人が、いつでも、検証できるようにすることが目的です。
間違いを指摘頂ければ、再検証し修正するためでもあります。
『シミュレーションソフトウェア』という項で、プログラムをソースコードや取扱説明書付きで公開しているのも同じ理由です。
必要なのは、客観的に、事実に基くことだと考えているので、自分がしてきたことを検証可能な文書にまとめて公開しています。
プログラムのソースも文書と同類のものであると理解しています。
要は、ウェブサイトのほうでは、真実性と客観性を重視しています。

その一方で、工学的な表記は、専門的なので、専門外の方には読みにくいという事情があります。
これを補うのが、ブログ記事であるという位置付けにしています。
多自由度バスレフ型という方式のモデルは難解かもしれませんが、その技術を適用したアプリケーションであれば、評価は難しくないと思います。
そこで、図面やシミュレーション結果を紹介し、オフ会では、実際の音も聞いて頂けるよう実物も発表するようにしています。
ということで、ブログのほうは、説明を重視し、ときには文学的表現も使って、イメージを書くようにしています。

実際には、ブログに書きながら、新しいアイディアが出てきたりして、ブログ側からウェブサイトにフィードバックすることもあります。

なお、多自由度バスレフや提唱する音場型などについて、このブログやウェブサイトに記載されている内容以外の秘密はありません。
特許につきましては、使用の条件をウェブサイトに記載しており、事実上無償で提供しています。
内容の書き漏れがありましたら、ご指摘ください。
フィードバック頂けますととてもうれしいです。




by mcap-cr | 2018-12-02 06:13 | 科学・工学 | Trackback | Comments(0)

MCAP

私がMCAP-CRを公開したのとほぼ同時期に、Microsoftが、Microsoft Certified Application Professional(MCAP)という制度を創設しました。
これは、Microsoft Officeの使い手を認定する資格です。
確かに、Microsoft Officeは使いにくいのでこういう制度を設けたのでしょう。

私は、ソフトの使い方そのものにフォーカスするという現状に対する皮肉を込めて、『LibreOffice活用講座』というサイトも作りました。

そのサイトを作った目的は、ソフトの使い方には意味がなく、それを使って何を作り上げるか、ということが重要であることを問いかけたかったからです。
そういう視点で見ると、Microsoft Officeという高価なソフトウェアそのものには大した価値がありません。
価値を付けるのはあくまでも使う側であって、格好よく文書をまとめるとか、格好いいプレゼンを作るというのは、ほんの僅かな付加価値しかありません。
本物の付加価値は、作られた中身にあるのであって、言ってみれば、制作者そのものに付加価値があります。

こういう、手段と目的が入れ替わったシステムには、趣味の世界以外では違和感を持ちます。
マイクロソフトは同様な資格をたくさん作ったので、MCAPがどうなっているのかよく分かりませんが、どれでも似たようなものでしょう。
このMCAPのような認定システムは、プログラム言語に例えるなら、C言語の文法に熟知していることを売りにするようなものです。
C言語に例えるなら、決められた内容をC言語に記述することはできても、目的だけを与えられてもプログラムは作れないと、そんな感じです。
殆どのプログラマーは、通常頻繁に使う文法は暗記しているでしょうが、プログラムを作り込む過程では、知らない部分は調べながら、また、動作を確認しながら進めていると思います。
マイクロソフトのMCAPのような制度は、文法博士を作るようなものです。

ソフトが全然使えない人と、達人のような人と、その中間の人とでは、中間が圧倒的に多いでしょう。
その中に、価値ある中身を創造する人がいる訳で、その上のソフト達人が、価値ある中身を創造できるかどうかは別の問題です。
マイクロソフトMCAPのような制度は、全然使えない人を分別する効果しかないだろうと思います。

目的と手段が入れ替わってもいいのって趣味の世界だけだと思うのですが...



by mcap-cr | 2018-11-25 07:49 | 科学・工学 | Trackback | Comments(0)

再生可能エネルギーが地球を壊す

科学技術や産業の発展により、人類は、環境を破壊してきました。
そのような負の歴史から教訓を学び、環境破壊を防ぐ法整備が進み、いまでは、海もそこそこきれいになりました。
50年ほど前は、海といえば汚いものであり、真っ黒な工場排水が河川を通って海に流れ込んでいました。
いまは、そういう状況が一変し、海はきれいになり、東京湾でも透き通っています。

ここのところは、再生可能エネルギーがもてはやされ移行が進もうとしています。
欧州に行けば、風力発電所は頻繁に目にします。
日本では風力よりもソーラーパネルが中心です。
しかし、再生可能エネルギーの導入を急ぐあまり倫理的におかしくなってきました。
今は、社会の持続可能性を担保するために、環境の保全が技術者に対する倫理的要求が増しています。
その一方で、地球環境保全のためと銘打った再生可能エネルギーが環境破壊を引き起こしています。

自然破壊、野放図な建設防げ 環境省、メガソーラーを環境影響評価の対象へ

再生可能エネルギーは、それ自体がカネのネタになっており、カネの匂いがすると、怪しい輩が集まってきます。
そして、行政側も立法側も、業者に利便を図るために、評価の不十分なシステムの導入を進めたりするのかもしれません。
好意的にみれば、評価能力が不足していたのかもしれませんが、再生可能エネルギーの買取制度の結果がこの環境破壊です。
いったん制度ができてしまうと、環境破壊のお墨付きができてしまうので、倫理では取り締まることができません。
環境破壊の防止については、倫理でない強行規定を作らなければいけません。
メガソーラーの問題は、メガソーラーを建築物に分類することで建築基準法が適用されてかなり改善できるという指摘があります。
再生可能エネルギーの買取制度をつくった政権は、結果的に法の抜け穴を放置したまま制度をつくってしまいました。
むしろ抜け穴を積極的に作ったのかもしれません。
ところが、いちど壊した環境は簡単には取り戻すことができません。
今からできることは、再生可能エネルギーによる環境破壊の実態評価と地球環境の保全を担保できる技術開発と、規制強化を並行してすすめることなのでしょう。

いったん破壊してしまった環境が簡単には戻らないことを過去から学ばなければいけません。


by mcap-cr | 2018-11-22 06:57 | 科学・工学 | Trackback | Comments(2)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


by MCAP-CR
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