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カテゴリ:音楽ソフト( 13 )

またCDを注文してしまった...

CDは、もう沢山あってリッピングだけでもいつ終わるか分からないという状況なのですが、どうしてもベートーヴェンのピアノソナタ全集が欲しくなってまた注文してしまいました。

というのは、先日、ピティナの入賞者コンサートで上田実季さんの演奏を聴いてしまったからです(記事)。
上田さんは、これからの新人でCDとかは未だ出ていないので録音したものを買うことはできません。

そこでタワーレコードで、全集を探しました。

"ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集"というキーワードで検索したのですが、出るわ出るわ、全然関係ないものもずらずらと出てきます。
ピアノ演奏者をそんなに知っている訳ではないので、昔から名演奏家として名高い人の一部を除くとほとんど分かりません。
それでも、それぞれのピアノ奏者について印象があるほどの人は少いので、自分が所有しているライブラリを除いて検討しました。
自分の所有しているCDは、フリードリッヒ・グルダの演奏で、好きなのですが、例のピアノソナタ第32番ハ短調Op.111が、どうもピンときません。
LPでは、クラウディオ・アラウによる全集も所有しているのですが、LPは気軽に掛けられず面倒臭いのが先に立って躊躇してしまいます。
ということで、検索されたリストを見ると、相当な数の全集が出ていました。
しかも、価格に大きなバラツキがあります。
高価なものの多くは、DVDやBluRay、SACDとCDとのハイブリッド、高音質CDなどです。
中には同じ演奏者の同じ録音のCDセットのように見えても価格差があるものもあります。
CD8枚から10枚の全集セットで2,000円を切るものもあれば、上は10,000円をゆうに超えるものもあります。
初回生産限定版で値引き販売のものもありました。
同じ演奏者のCDを1セット聴いても『あーでもない。こーでもない。』と思う自分の姿が想像できるので、比較的買得に見えた(ケチ臭いが、物の価値は値段じゃないというのも事実)3セットを選びました。

タイトル:Beethoven: The Complete Piano Sonatas<初回生産完全限定盤>
アーティスト:リチャード・グード
商品価格:¥3,663
注文数量:1

タイトル:Daniel Barenboim - Beethoven Recordings<限定盤>
アーティスト:ダニエル・バレンボイム
商品価格:¥7,059
注文数量:1

タイトル:ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全集、バガテル集<限定盤>
アーティスト:スティーヴン・コヴァセヴィッチ
商品価格:¥1,825
注文数量:1

バレンボイムのものは、ピアノソナタだけでなく、管弦楽も含めて全部で35枚も収録されています。
コヴァセヴィッチのものは、CD9枚セットなので1枚200円弱(税抜き)です。
リチャード・グードのものは比較するとちょっと高価ですが、初回限定ということでレギュラー商品(6,161円)よりもお徳な価格設定になっています。
この中で、名前を知っていたのはバレンボイムだけで、他の演奏者については、先入観がないので好適です。
タワレコは、最近指定場所への送料無料が無くなったので、配送無料のセブンイレブンでの受取りにしました。
不在時に自宅配達されて手続きするよりむしろ面倒ではありません。

これも吸い出してラズパイで聴くことになりますが、聴くのが大変そうです。
しばらくCDを買うのは自制していましたが、こうやってCDが増えていきます。


by mcap-cr | 2019-05-16 06:18 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(6)

自分にとって最適なCDリッピングと整理方法を検討する

そういえば、大山さんからのメールマガジンに、MarkAudioのOM-MF5の評判がいいと書いてありました。
私は好きでないので次のオフ会に5セット持っていきます。
ほしい方には差し上げますのでオフ会にいらしてくださいね。
こういうのも好き好きということで、多くの方に評判がいいものが、私には全然不要だったりします。
このように趣向がバラけるのが正常で、みんなが同じようになると、オーディオ市場は成り立ちません。

話は変わりまして、棚に収まりきらなくなった音楽CDをどうやって整理するかというのは私の課題です。
リッピングしてデータ保存すればいいのではないかという意見をいただき、いままで挑戦しては諦めたことを思い出しながらもっといい方法はないかと検討を始めました。
試行錯誤の苦しみです。

問題のいちばん大きなジャンルは、オペラです。
標準的なオペラは、CD3枚分の容量で、各CDに20〜30のトラックがあります。
各CDに記載された文字情報は、同じ曲の録音であっても全然統一されていない場合があります(というかそんなのばっかりの気もします)。
しかも、ファイル名となる文字情報がやたらと長いのも特徴です。

これを、リッピングソフトでそのまま処理しても、名前が整理されていないのであとで分からなくなることは間違いありません。
また、ミュージックサーバーから直接聴く場合に、順番に聴いていくのにも支障をきたします。

よって、手順が簡単かつ聴くときに都合が良いように作業方法を考えなければなりません。

いままでやって失敗した方法を列挙します。
(1)リッピングソフトのデフォルト設定でそのまま実行する
−CDがどれだか分からなくなり混乱したのでボツ
−その他OSの文字数制限を超えて再生できなくなったものも現れてボツ
(リッピングソフトに何を使ったかは忘れましたが...)
(2)リッピング前にリッピングソフトの画面を見ながらテキストを書き換えていく
−時間がかかりすぎてボツ

こうやって整理していくと意外に問題点は少いようです。
ということで、現在試行錯誤で最もうまくいきそうなのは、以下の手順です。
これは、オペラのように1曲でCDが複数枚の場合を想定しています。

(a)作業用ディレクトリを作成し、そこに、リッピングソフトの(ほぼ)デフォルト設定でそのまま実行する。
(b)ソフトが作り上げたディレクトリ名を変更する。
(c)1曲全部終わるまで、(a)と(b)を繰り返す。
(d)作業用ディレクトリを作成し、そこに、CDのディレクトリ内のファイルを全部コピーする。
(e)作業用ディレクトリ内の音源ファイル名を変更する。
変更ルールは、
CD1の場合には、ファイル名の先頭に"a"を付ける。
CD2の場合には、ファイル名の先頭に"b"を付ける。
以下同様。
(コマンド一発でファイル名を変更する方法を知らないので、下記のようにしました。
$ rename 0 a0 0*.wav
$ rename 1 a1 1*.wav
$ rename 2 a2 2*.wav
$ rename 3 a3 3*.wav
こうすることで、トラック番号01...の付いたファイル名はa01...に変更されます。
トラック数が30未満なら2で終了。40以上あれば更に続けます。
面倒ですが、こうすることで、順番にできます。
m3uファイルを使用できれば、ファイル名を変更する必要はあまりありませんが、m3uファイルを使えない場合には、ごちゃごちゃになるのを避けるためこういうファイル名の変更が有効です。)
(f)最終的な保存ディレクトリを曲ごとに作成し、作業用ディレクトリ内の音源ソースファイルを、保存ディレクトリに移動する。
このプロセスをCD1枚毎に実行する。
(g)テキストエディタで、m3uファイルを結合し、ファイル名の先頭にa, b, cなどを付けていく。
(h)音楽プレーヤーソフトでm3uファイルを開き、順番に再生し、漏れのないことを確認する。
ファイル名を1文字ずつ長くしたので、OSの制限にかかってしまう場合があります。
また、ここで確認しないであとからバグを発見すると切ないです。

ここまでやってしまえば、CD数枚分のオペラ作品を通しで聴けるのでCDより良いかもしれません。

いまのところこれが実用的にはベストな気がします。


by mcap-cr | 2019-04-16 06:31 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(6)

音楽CDのリッピング

音楽CDが増えすぎて収拾がつかないことを書いたら、リッピングのアドバイスを頂きました。
以前にもリッピングには挑戦したものの、リッピングソフトが付ける名前が適合しなかったり、同じシリーズものでも、全然違うタイトルが付いてしまったりしてなかなかうまくいかずに中断していました。
そんなことを昨日ちらりと書きました。
最初に、所有しているベートーヴェンの交響曲全集のうち4集をリッピングしてみましたが、これでも、簡単なことではありませんでした。
ということで、自分用の標準書をまとめようとしましたが、今読んでいるTechnical Writingの本を参照していたら、書く前に、自分でやってみろという指示がありました。
ということで、様々なパターンを実施してみてどうまとめればいいのか検討することにしました。

まず、検討の第一弾として選んだのが、ミシェル・プラッソン指揮のフランスオペラを集めた38枚組(EMI Classics 50999 636363 2 1)から試すことにしました。
これの価格は忘れましたが、タワレコのメール広告を読んで即注文してしまったものだと思います。
こういう超お買い得のCDセットがあるので自宅のCDライブラリが増えてしまうわけです。

1枚目は、ビゼーのカルメンです。
リッピングソフトのAzunderが読み出したテキスト情報を参照すると、詳細欄のアーチストの欄にAct-1(第1幕)とか英語で書いてあり、タイトルのところに、フランス語で詳細が書いてあります。
まず、全体の名称を統一するため、全体のアーチストの欄を、ビゼーとプラッソンにして、全体タイトルに曲名と歌手名を入れました。
そして、詳細の部分から空白を除去して、アンダースコア"_"を入れ、その他、ファイル名としたときに問題の出そうな文字を削除していきました。
これをCD1では21トラック分実施するので、この作業だけで15分くらいかかりました。
そして、リッピングをかけながら、2枚目に行きました。
2枚目は1枚目とはタイトルが全然違います。
また、詳細のアーチスト欄が無く、タイトル欄に、Acte IIとか全部フランス語で書いてあります。
同じ曲の続きなのに全然一貫していません。
これって、全部修正するしかありません。
2枚目リッピングはすぐに終りましたが、修正作業には20分くらいかかりました。
3枚目に行く気力は残っていません。

CDをミュージックサーバーに移している人は大勢いますが、私の所蔵CDのような無秩序なものが多いとうまくいかないだろうと思います。
多分、ポップス系のCDは、こういう修正作業がほとんど要らないのではないかと思いますが、クラシック系は、出演者が多かったり、同じ曲の中の楽章の説明が長かったりして面倒です。
CDのイメージファイルをそのまま作れれば、ファイル名をひとつ決めてしまうだけで簡単なので、そういう方法があればそれでもいいと思います。
現状のCDには、いろいろなテキスト情報があるし、聴いた感じではつながっているものが2つに分かれていたりするので、このあたりをきっちりやらないとおかしなものができてしまう可能性が高いです。

これからどうしようか、考えどころです。
この作業は辛いだけで、全然おもしろくありません。
もっといい方法を考えなければなりません。


by mcap-cr | 2019-04-12 06:50 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(4)

こんなCD持ってたっけ?

最近は、生演奏が中心で録音物からは少し距離を置いていました。
ちょっと迷っていた、東京藝大の同声会新人コンサート(4月13日)も購入してしまったので、今月は5回の生演奏を聴くことになる予定です。

それでも、録音物は貴重な資料で、亡くなってしまった演奏家の演奏も活き活きと再生することができます。
そんなことで、CDの棚を覗いてみると意外な発見もあります。
CDの所蔵が増えてくると保管場所が分からなくなるというのも問題です。
スペースにゆとりのある家に住んでいれば、書庫にあるCD棚に並べていけばいいのですが、私の家には書庫なんかないので、居間と自室に分散しています。
しかも、棚に入り切らなくなったので、はみ出て置いてあったりして、もうどうしようもありません。
最近は、古い録音(といってもデジタル収録物も含まれる)がセットになって安価に販売されたりするので、いい気になって購入しているともう分からなくなります。

先日、ロリン・マゼルの30枚組のCDを見てみたら、ほとんど聴いた形跡がないことを発見しました。
せっかく買ったのにもったいない...
とは云っても30枚も聴くのは時間がかかります。
気分によっては別なのを聴きたいので、そればっかり聴き続けるということもできず、一体いつになったら聴き終わるのか...
とりあえず、ベートーヴェンの交響曲全曲は聴きました。
マゼルのベートーヴェンは、生でも全曲聴きました。
大晦日の『ベートーヴェンは凄い!』というイベントではなく、ピッツバーグ交響楽団でベートーヴェン年があったので、その年にたまたま居住していて聴くことができたというラッキーなことでした。
CDのほうは、それより前の、クリーブランド管弦楽団の演奏で、表現の仕方や間の置き方などピッツバーグの印象とはちょっと違います。
マゼルは、ピッツバーグ大学を飛び級して卒業しているので、地元感もあり、ピッツバーグのほうが相性が良かったのかもしれないし、何年かの間に円熟したのかもしれません。
こういうのを聴かずに死蔵していたのは残念でした。

それから、ユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の演奏でのベートーヴェン交響曲全集も発見しました。
これは、全部聴いたことがあると思いますが、買ってあったことをすっかり忘れていました。
オーマンディは、高校生の頃から好きで、ベートーヴェンの交響曲も全曲買いたかったのですが、当時は、第3,4,5,6、9番しか販売されていませんでした。
売れないので廃盤になったのか、売れる見込みがなかったので国内発売されなかったのでしょう。
改めて聴いてみるとはっとするほど音がきれいです。
弦楽器が輝いてすっと心に入ってきます。
これが自分が好きな演奏なのでした。
CD発売当初は、アナログ録音を不適切に処理したものも売られており、死んだ音になったものもありましたが、このCDは、そういう反省が生かされていて、LPで聴いていたのと同じような音がします。

CDは、いまでも音が云々と攻撃されますが、それは、初期にアナログリマスターするときに不適切な処理をしたことが原因でトラウマになっているのかもしれません。
こういうのは、美術品の修復と同じで、オリジナルを尊重することが重要で、やりすぎはいけません。
不適切な処理は、下手くそな美術品の修復と同じでオリジナルの価値を毀損してしまいます。
録音物の場合は、マスターテープから高解像度でデジタルコピーして、CDフォーマットにダウンコンバートするのが最良でしょう。
製造段階でノイズを人工的に除去するようなことは、オリジナルの表現を不可逆的に変えてしまうので絶対にするべきではありません。

by mcap-cr | 2019-04-10 06:45 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(2)

名曲に名録音なしとはよく云ったもの

スピーカー再生技術研究会のオフ会が近くなってきました。
今年2017年は2回あります。
9月23日(土)のオフ会は、完全自由形式ですので、お暇な方は覗いてみてくださいね。
お知らせ

長岡先生は、『名曲に名録音なし』と書いておられました。
もう随分と前のことなので、最近では当てはまらないことも多いかと思いますが、むしろ、有名レーベルに名録音なしだったのかもしれません。
長岡先生が、そのように書かれていたときは、マルチ録音の最盛期だったので、有名レーベルほど、高価な機器を贅沢に投入して、その結果返って音場感のない録音が増えたのかも、と思っています。

私はショスタコービッチという作曲家が好きで、持っている音楽ソフトは、作曲家別では最多になると思います。
最初にショスタコービッチの曲を聞いたときには『何これ?正気か?』と思いました。
どの曲を最初に聞いたのかは覚えていませんが、何ともいえない心地悪さを感じたものでした。
比較的現代に近い作曲家の作品なんかは、どれも近寄り難く感じていました。
それが、とにかくわけも分からず聴き続けているうちに、ハマってしまった感じです。
同じように近現代の作曲家の作品も聞き続けて好きになったかというばそうでもないのですが。

音楽のことは良くわからないので説明はできませんが、ショスタコービッチの場合は、心地悪さが心地良いみたいな、もう今では心地悪さは全く感じなくなりました。
最初にスコッチを飲んだときはウプッとなったのが、その後、美味いように感じられるようになったのと似ています。

好きな作品としては、交響曲があります。
有名な5番は今ひとつよく分かりませんが、好きなのは8番です。
何で8番かと云うと、単に聞いた回数が多いからでしょう。
ショスタコービッチの交響曲全集は、3人の指揮者のものを持っています。
一番好きなのは、ルドルフ・バルシャイ指揮のものです。
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全曲収録されているものを数千円で購入したのではないかと思います。
アマゾンの評価とかを見ると、めちゃめちゃけなしている人がいたりして、ひとそれぞれ聴き方がちがうなあと思います。

他にも下記のような全集のCDを持っています。
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マリス・ヤンソンスの録音。EMIレーベルです。
演奏の好き嫌いはさておいて、録音は、バルシャイのもののほうが良いと思います。

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ロストロポービッチの録音。演奏は好きですが、録音は、バルシャイのものほどではありません。
レーベルは、Warner Classicsとなっていますが、録音当時は、有名レーベルのものだったのではないかと思います。
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全集ではありませんが、バラで購入して結局全曲購入したのがこちらです。
NAXOSという比較的新しいレーベルで、最初から廉価版だったので、録音機材にはあまりカネを掛けられなかったかもしれません。
バルシャイのものと同様これもいい音です。

バルシャイのCDは、録音がいいのがもうひとつの特徴ではありますが、いままでは、最低域はあまり記録されていないというかそういう演奏ではないと思っていました。
ところがいちばん最近に製作したPU5D-CR ver.2で聴くと、ティパニ-の連打で盛り上がってくるところには、大太鼓の強烈な音も記録されていることに気付きました。
PUP5D-CR ver.2は、8cm弱のユニットを片チャンネルに6本使っているので、振動板面積としては、16cmのユニットを上回り、17〜18cm相当になると思います(振幅はあまりとれないので振動板容積(排気量)は小さいですが)。
それでも、どうしてこんなに低音を強く感じるようになったかと考えると、ユニットがいろいろな方向を向いているからだと思います。

スピーカーユニットには指向性があり、中高域は指向性が強いので、よそを向いているユニットは、高域の音圧には貢献しません。
低音には効きますが中高音にはあまり効かないので、相対的に低域が強く感じられるようになったのだと思います。

PUP5D-CR ver.2のように、ユニットがあっちこっちを向いていると、音場感が良くなる以外に低域が相対的に強くなるという効果があるのもバカにならないようです。


by mcap-cr | 2017-09-11 00:00 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)

音場型に向かない録音

実家には、音場型のUP4D-PRがあります。
極限まで細くした角パイプに1本200円のスピーカーが片側4本付いているものです。
4方向を向かたかったのですが、同じ高さだとマグネットがあたってしまう、という問題があり、大きく段違いにしたところ、いままでに経験のない音場を実現してしまったものです。
シンプルな録音の音源では、ホールにいるかのような音場を発揮するのですが、ちょっとギョッとするような録音のものがあるのを見つけました。
グラモフォンの記念CDとかで、50枚位をひとつのセットにしたもので、全部は聴いたことがなく、無作為にとって聴いたりしています。
そのなかに、音が出た瞬間に、『モノラルか?』と思うものがありました。
1940年台モノラルでももっといい音がするので、1930年台の録音かと思いました。
まさか、そんな古い録音のものが含まれているはずはないし...
エミール・ギレリスのピアノで、オイゲン・ヨッフムの指揮です。
最初は、ギレリス幼少の頃の録音なのかと思いました。
ジャケットをよくよく見ると1974年の録音のようです。
演奏もイマイチに感じました。
本当に古い録音だと、迫真の演奏に聞こえることが、かえって多いのですが...

この頃の録音は、試行錯誤で改良途中だったようで、ここまで劣化させてしまったのでしょう。
おそらく、モニターに使われたシステムは、音場再生が全くできない大型のシステムだったのだと思います。

やはり、録音と再生装置は1セットなのだと思います。
アンプやプレーヤーはどうでもいいでしょうが、スピーカーシステムだけは、自分が聴く音楽ソフトの録音に合ったものにしないとダメのようです。

このブログを読んで、音場型を聴いてみたいと思われた方は、よく聴くソフトとの相性を考慮するほうがいいと思います。
試すのであれば、UP4D-PRタイプのようは極低コストのものがいいと思います。


by mcap-cr | 2017-08-19 00:00 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)

プロコフィエフの交響曲第5番

いつもと違って聞こえるというエントリで、ピアノでさえオーケストラでは埋もれてしまって聞こえなくなったりするという経験について書きました。
それは、米国のピッツバーグに住んでおり、ピッツバーグ交響楽団の定期演奏会を聴いたときの経験でした。
オーケストラのパートとしてピアノが入るという曲はすくないようなので、貴重な経験だったのだと思います。
ということで、手持ちのCDで聞き直してみました。
プロコフィエフの交響曲第5番。
プロコフィエフの交響曲の中では有名な作品です。
1963年の録音で、エーリッヒ・ラインスドルフ指揮のボストン交響楽団の演奏です。
レーベルはRCAです。
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高域は弱い感じですが、低域が高いレベルで収録されています。
大太鼓が微かに鳴ると空気が揺れる感じて伝わってきます。
1963年では、マルチ録音があまり進んでいなかったので、ワンポイントに近い録音でしょう。
オーケストラはパートが混じり合って録音されています。
夫々のパートを分離して録音するスタイルではないので、コンサートホールで聴く感じに近い録音だと思います。
収録ホールの情報を探してみたのですが、同じCDに収録されている第3番のほうは、Symphony Hall, Bostonと書いているのに、第5番は記載がありません。
それで肝心のピアノの部分は、映像がないので、注意しないと聴き逃してしまいます。
第一楽章にはピアノのパートはあったかな?
第二楽章では、ピアノのパートが聞こえますが、そんなに目立ちません。
私は楽譜が読めないし持っていないので、どこにピアノのパートがあったのか記憶が曖昧ですが、生で聴いたときには、かなり多くのパートを頑張って弾いていたように見えました。
こうやってCDを聴いてみると、ピアノのパートは確かに聴こえますが、全部判るという感じはしません。
よほど注意していないと聞き取れないか、注意していても聴き取れないみたいです。
別な録音なら聴き分けられる可能性も否定できませんが、オーケストラのパートを聞き分けるというのは難しいことのようです。

ピアノ協奏曲の場合には、ピアノを引き立たせるために、オーケストラとは別の旋律を聴かせるようにしていたり、オーケストラが邪魔をしないように構成されていたり、また、ピアノが最前面で、指揮者より前に配置されますが、オーケストラの中に埋め込んでしまうと、やっぱり浮き立たないようです。

指揮者は、オーケストラのパートを溶け込ませているのに、分離して聴こうとするのがオーディオマニアです。
そういうオーディオマニアの天邪鬼志向も話を難しくさせているのでしょう。



by mcap-cr | 2017-08-02 00:00 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(2)

PUP5D-CR ver.2の低音再生限界

袋ナットに交換 というエントリで、PUP5D-CR ver.2の低音が32Hzまで再生できているみたいだと書きました。
なぜ、32Hzとか33Hzとか、僅かな違いを書くのかというと、この間には大きな差があるからです。
聴いた感じはあまり変わりませんが、再生の難度が違います。
目安にしているのは、下のCDです。
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CR 990601, GEMA
ハイデルベルクのHeiliggeistkircheというプロテスタント教会のオルガンの録音です。
このCDのバッハ作曲"Komm, Gott, Schoepfer, heiliger Geist", BWV 667という曲の最初の部分に32Hzが強めに入っています。
これは、CDをリッピングしたwavファイルをFFT解析してみたピークの周波数が32Hzだったからです。
33Hzは、というと、下のオルガンのCDで判別しています。
a0246407_20504007.jpg
GB 5096-2, BONGIOVANNI
こちらは、同様にFFT解析した結果、33Hzの強烈なピークが入っていることが分かっています。
33Hzは、MCAP-CR型の形式の箱では、それほど苦もなく再生できる周波数です。
とはいっても、33Hzというのは、普段小型スピーカーで聴いている人が聴くと、耳鳴りか?と思うかもしれません。
教会でオルガンの低音を聴いたことのある人はオルガンだと思うでしょうが、そうでないと楽器の感じには聞こえないでしょう。

上側のCDに入っている32Hzは、少し大きめの箱でないと出しにくい周波数です。
PUP5D-CR ver.2で下のCDを聴いていたところ、いつもは気付かない音が聞こえてきました。
33Hzの圧迫感のある音とは別に、かすかな振動とブルブルした音のようなものが聞こえてくるのに気付きました。
上のCDも、32Hz付近は、1曲目以外はあまり聞こえないと思っていましたが、全曲目にわたって、圧迫が聞こえてきます。
PUP5D-CR ver.2は、ひょっとして、更に下まで出ているのかもしれません。
音量を上げなくても圧迫される音が聞こえてきます。
振動板面積が16cm相当を上回った効果でしょうか?

CDについて紹介すると、上のCDは、録音された教会で購入したものです。
1回目に購入したCDに少し傷がついてしまったので、次に行ったときに再度購入しました。
下のCDは、石丸電気の在庫処分で購入したものです。
500円以下だったと思います。

下のCDは33Hzが分かりやすいので、低音再生能力のチェックに使用しています。
収録されている曲も良いので、低音チェック用に購入されてもよいかもしれません。

オルガンは、むしろ高音のほうが再生側の能力がよく分かると思いますが、面白いのは低音のほうでしょう。

もう少し聴き込んで、再び、FFTにかけてみたいと思います。
パソコンのシステムが既に変わっているので、シェアウエアも購入し直しになりそうです。

このスピーカーシステムの音をちゃんとした部屋で聴いてみたくなりました。



by mcap-cr | 2017-07-12 00:00 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)

音楽ソフトのフォーマット以外の問題

ハイレゾソースとCDとの実質上の違いについてあれこれ好き放題書いてきました。
おそらく、CDは今も未来も必要十分なフォーマットなので生き残って欲しいところですが、もう長くは続かないでしょう。
理由は、CDにはコピープロテクションが実装されていないためです。
著作権上は、私的目的のコピーを認めているので問題ないはずですが、著作権の利権団体は好まないでしょう。
もしかしたら、必要十分なCD規格を上回るハイレゾソースの販売促進の裏には、著作権協会付いていたりして???
利権団体は、特権に乗っかって営業努力無しで他人から金を巻き上げることができるので、厄介です。
JASRACもNHKのようなもので、私たちは、未来永劫タカられないよう、声を上げてゆかなければなりません。
CD規格の次を予想すると、CDよりもややハイレゾな圧縮音源で、コピープロテクションが付いたものでしょう。
MDのように、私的コピーにも制約が加わるだろうと思います。
メディアは、暫くはCDのような工学ディスクだと思いますが、音声だけなので、容量は小さくて良く、直径は小さくなると思います。
DVDのように、著作権の告示が出てから始まるような野暮なものになるかもしれません。

利権団体は、営業努力しなくても良いので、値段も勝手に決められるとたかをくくっています。
テレビの8K放送は、録画不可の仕様にするなんて言っていたくらいです。
多くの人は、『録画じゃなかったらテレビなんか見ねーよ!』と思っていたに違いありません。
制約を加えるとユーザーが減るという当たり前のことも分からなくなっています。
利権を渡すと必ずこうなります。

そういえば、もう記録メディアとしてのCD-Rは無くなってきました。
CDに傷つけてしまってコピーしなければならない人は、いまのうちに買い占めたほうが良いのかもしれません。
CDがあるうちは、ソフトはできるだけ買っておきましょう。
CDなら、自宅の音楽サーバーや、携帯プレーヤーに移し替えて楽しめますが、今後はそうでなくなるかもしれません。

備えが必要ですね。



by mcap-cr | 2017-03-22 20:33 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(4)

音楽ソフトの収録方法

マルチ録音について否定的な意見を書いたところ指摘を頂きました。
そこで、少し、マルチ録音について書こうと思います。
その前に、音楽の楽譜から、脳内での認知にかかるまでの伝達を図にしてみました。
この図は、私のウェブサイトの中の伝達関数論、というところに書いた図を元に書き直したものです。
a0246407_09220245.png
図の中でケーブルなどのアクセサリ類については省略しています。
なぜなら、ケーブル類は、最低価格品でも、可聴帯域を少し超える範囲までは、伝達関数が、実用的には1に近いからです。
伝達関数が1というのは、入力をそのまま出力する、理想的な性能です。
アンプの場合には、動特性が完璧なら、伝達関数は、可変の定数ですが、動特性が無視できないので、省略してありません。
オーディオ技術のなかで物理的に影響の大きなものは、(D)収録方法、(F2)マスタリング、(I)スピーカーシステム、(J)リスニングルーム、といったところでしょう。
人間の感覚、という要素で見ると、上記の他に(L)脳が無視できません。
これは、知識による思い込みとか、精神的な状態などの、数字にできない部分です。

先日、コメントを頂いたのは、(D)収録方法と(F2)マスタリングという部分の話です。
マルチ録音は、マイクの性能の不足を補うために、音源に近付けて収録する方法です。
音源に近付けることで、高域の空間減衰が少ないクリアな音になります。
空間での距離による減衰は、高域のほうが大きいので、離れて聴くとハイ落ちになります。
マイクロフォンを音源に近付ける場合、音源数が増えるとマイクロフォンの数も増やさなければなりません。
それを記録するには、収録中に、2チャンネルとしてミキシングするか、マイクロフォンの数だけ別々に記録しておいて、あとで2チャンネルにミキシングして収めるかでしょう。
ずっと以前は、記録メディアが貴重だったので、マスターテープも多くは2チャンネルだったと思いますが、今は24チャンネルとか48チャンネルとかにして保存してあるかもしれません。私だったらマルチの収録をする場合には、マイクロフォンの本数分の全チャンネル保存しておきます。
マルチ録音は、ミキシングまで含めてひとつの作品として構築する目的か、または、聞こえにくい部分もクリアに捉えるか、どちらかがが多いでしょう。
前者の場合は、レコード音楽という聴き方に限定するという手法なので、生演奏は、不可能か、妥協が必要になります。
むしろ、生であることは意味が少なく、演奏者がそこに居ることが重要です。
演奏者の口パクを批判するなんて、お門違いと云えます。
生を目指さない制作作品は、再生方法には正解がないので、聞く人が納得すればそれが正しい再生になります。
制作者は、聞く人の再生環境を想定して、それに合わせた加工をするので、高級オーディオを前提としないミニコンポやラジカセで良い印象が得られるよう加工することもあるそうです。
ワンポイントで不足する部分を補う制作の場合は、演奏の音を、ピカソの絵のようにスケッチする感じといえば良いでしょうか。
ピカソの画法にもいろいろありますが、割とお馴染みなのは、2方向から見たものを平面上に描く手法でしょう。
顔が鯵の開きみたいに見えますが、意図して描いたので、それでいいのです。
ピカソは、子供のように描くことを目指していたのが、なかなかそれが出来なかったそうで、開きのような画法は、子供のように描く手法のひとつなのだそうです。
マイクロフォンをそれぞれのパート専用に分ければ、確かに細部を克明に記録することができそうです。
これだけでは、演奏したホールの音を記録するには無理があるので、楽器から離れたホールの音も収録しておいて重ねたりもするそうです。
オーディオイベントに使われるクラシック系のソースは、概ねこの手法による録音ではないかと思います。

ワンポイント録音は、室内楽曲のような編成であれば、有効な手法だと思います。
私は、録音はしたことがないので、生の音を記録する難しさを知りません。
生録できるようになったら、もっと幅が拡がるのだと思います。
ゆくゆくは、生録の技術も研究してゆきたいと思います。


by mcap-cr | 2017-03-17 21:20 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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