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バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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カテゴリ:音楽ソフト( 19 )

HorowitzのCDを改めて聴く

このところ仕事はほんの少しの在宅ワークだけなので、これを機会に仕事の勉強をしています。
そんなときに役に立つのはオーディオです。
黙々と勉強していても方が凝ります。
それを和らげてくれるのがオーディオで鳴らす音楽です。

自分の所有CDがそこそこ多くて、リッピングを終えたものだけでも1543枚あるので、ネタに困らないはずですが、同じものを聴くことが多いです。
これは自分だけのことではないようで、亡義父もLPレコードをせっせと買ったものの、その多くは一度しか聴かなかったり、一度も聴かないまま放置していたようです。
その一部が遺品としてうちにもありますが、私は、もうLPレコードが面倒臭いのでほぼ邪魔なだけになりました。
CDは、リッピングという強力なデータ化手段があるので、リッピングしたものはすぐに聴くことができます。

最近何となく、ホロヴィッツの録音を聴いてみました。
HorowitzのCDを改めて聴く_a0246407_15554174.jpg
このCDは、いつ購入したのか記憶にありませんが、聴いた記憶もありませんでした。
Horowitzといえば、引退後に突然コンサートを開いてファンを落胆させたという事件がありました。
そんな印象が強くて聴いたことがなかったのですが、そういうCDを持っていたことさえも忘れていました。
このCDはSony Musicレーベルになっていて、10枚組です。
録音はライブが多いようです。
音はそんなに悪くありませんが、ときおり強い『ワウ』を感じます。
最近の人は、ワウなんて云っても何のことか分からないでしょう。
デジタル化される前は、アナログ録音だったので、回転機器の精度が重要なスペックのひとつでした。
これが『ワウ・フラッター』とか『回転ムラ』とか呼ばれるもので、%RMSで表現されていました。
RMSとは、Root Mean Squareの略で、回転ムラの偏差を自乗して平均し平方根をとったものです。
ピークで見るとひどいことになるのでRMSで少しでもいい値に見せていましたが、すでに回転精度が上がっていた1991年からはピークに変わりました。
回転ムラは再生系だけでなくもとの録音にも含まれていたので何重にも回転ムラが発生します。
そのなかで比較的ゆっくりしたムラをワウと呼んでいました。
LPレコードだと、これに中心の孔位置のズレを原因としたワウが加わるし、中には、円を描かずに歪んだトレース経路に記録されていた盤もあったりしてそれも懐かしい限りです。
このCDは、アナログ復刻なのでワウがありましたが、それはいくらデジタルでも、操作して原本を変えない限り修正のしようもないので小さな問題として無視するしかありません。

聴いていて驚いたのは、その演奏です。
ダイナミックに抑揚を付けて聴いている私を圧倒して引きずり込んだかと思えば、一聴すると歯切れ悪く聞こえるようなところもあります。
このCDセットの5枚目には、モーツァルトの有名なトルコ行進曲を含むピアノ・ソナタK331(300i)が収録されています。
トルコ行進曲部分は、妙に滑らかさのない演奏で、普通のピアニストがこう弾いたら、下手なのか何かたくらんでいるか、疑われてしまうかもしれません。
ところが、Horowitzが演奏すると、リスナーに対してそこに意味を考えさせてしまいます。
今更ですが、Horowitzはやっぱり只者ではなかったことがわかりました(何十年遅れで気付く自分って...)。

こうしていろいろなピアニストの演奏を聴いてみると、もっといろいろと聴きたくなります。
それができるのがオーディオ装置の強みなんですよね。
コロナのときこそオーディオの出番なんですが。

by mcap-cr | 2020-05-10 06:56 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)

音がいいのを再発見

最近CDのリッピングを再開し、今度はデータ圧縮まで始めました。
新しくリッピングしたデータは、OGG圧縮し、USBメモリで聴いています。
最近リッピングしたソフトにびっくりするほど音がきれいなオーケストラ作品がありました。
バルトークのオーケストラ作品集です。
レーベルは、Brilliant。
他所からライセンスを買い取って廉価販売しているところのようです。
高すぎて売れなかったので、Brilliantに版権ごと売却したのかもしれません。
音がいいのを再発見_a0246407_06152957.jpg
CDは5枚組で、特別オーディオ用に加工している感じではありません。
1989年から1992年のLPからCDへの移行が軌道に乗り始めた頃の録音です。
CD初期は、LPとの差を出すために不自然な色付けをしたり、ノイズを除去して音が死んだりとか、CDアレルギーを作り出すものが多かったのですが、この頃は、本来のCDの性能を発揮させることのできる録音作品が多くなったようです。
演奏は、Adam Fischer指揮のHungarian State Symphony Orchestraです。
場所は、アイゼンシュタットのハイドンホールとあります。
ここには訪れたことがありますが、ちょっと広めの体育館くらいのホールで長方形っぽい造りでした。
空っぽのホールを見ただけだったので音響効果は分かりませんでした。
このCDを聴いてみると(リッピングしてOGG圧縮レベル6にしたもの)、オーケストラの音が艷やかです。
音楽ホールで聴くオーケストラの音は一部の例外を除いて大抵艷やかですが、この録音は、生の音楽ホールで聴くような艶やかさがあります。
ティンパニーの響きにも、ちょっと下側の周波数帯に床か何かの響きが加わって臨場感抜群です。
8cmシステムでもオーケストラの厚みが感じられます。

バルトークについては、ちょっととっつきにくい印象を持っていたのですが、この録音を聴くと、そんなにコワモテの曲ではなく、むしろ優しさや暖かさを感じられるものが多いようです。
そういえば生でヴィオラを聴いたときはいい感じだったのを思い出しました。

この録音を聴くと、自分のシステムって結構いい音かも...と思うかもしれません。
高価なものではないので、ライブラリに加えるのもお勧めです。

by mcap-cr | 2020-03-16 06:36 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)

ハイレゾとプリプロセス

大山さんのメルマガにはなかなか面白い話題があります。
こんどはまたハイレゾの話なのですが、今回は、大山さんのところの優秀なスタッフが書いた記事です。
重要なのは『ソースの産地』ということです。
ソースの産地として、以下の3つがあると書かれています。

1.マスターデータがハイレゾ
2.マスターデータはアナログ
3.マスターデータはデジタル非ハイレゾ

こういう技術的なことはもちろんなのですが、それ以上に重要なことがあります。

まず、CD出現当初を思い出してみます。
ハイレゾとプリプロセス_a0246407_08275539.png
これは、下に書く国内盤CDの解説書の一部です。
まとめると、
(ア)音が良い(ダイナミックレンジ、歪、S/N比)
(イ)耐久性が良い
(ウ)小さい
(エ)扱いが簡単
というのがアナログLPと比較したCDの特徴です。

これはマーケッティングとして当然の宿命なのですが、個別の録音ソースの質とは関係ない記録方式と媒体の特徴です。
しかし、しかしです。
今もCD発売当初もオーディオヲタクの中にはリテラシーが足りなかい人がいます(自分もそうでした)。
音楽ソースと記録方式をごちゃまぜにして論じてしまう層がいます。
CD出現当初は確かにデジタル録音そのものがすくなかったので、アナログ録音のCDとしての焼き直しは仕方のないことでした。
CDに焼き直すときに、マスターテープから加工せずにCDのフォーマットに焼き直せば良かったのですが、上記のような特徴を謳ってしまっていたために、ノイズの残るマスターを処理して焼き直したりしたのでしょう。
これは、方式と音楽ソースの質の区別ができないリテラシーの足りない層への配慮ではあるのですが、これが別な問題を引き起こしました。
下にソースが同じで、販売元の違うCDの解説書の一部を例として並べました。
ハイレゾとプリプロセス_a0246407_08405973.jpeg
ユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の演奏で、有名なオルガン交響曲です。
アナログLPレコードは、1300円の廉価版で販売されていて、それは音がよく、私の愛聴盤でもありました。
それがCDへの焼き直しということで、レコードのすり減りを心配せずに済みます。
その焼き直しで最初に入手したのが上の写真の右側、日本語で書いているほうです。
CBSソニーが販売元でした。
このCDを聞いて絶句。
LPと比較したら音が悪すぎます。
弦楽器はカサカサの音だし、なにより、オルガンの低音が全然出ません。
ノイズとかいろいろカットしているうちに重要な要素も消してしまったのでしょう。
CDにはこういう粗悪なプリプロセス版が出回ったと見えて、CDアレルギーの人が大勢出ました。

ところが、そういう騒ぎがある程度収まった後に、同じ録音の輸入盤CDを入手しました。
上の写真の左側Odyssey版です。
これを聴くと、もうLPの音と殆ど同じ。
しかも、ホコリのパチパチもないし、非接触で全く減りません。
余分なプリプロセスは殆どしていないせいでしょう。
コピーとしてのCD記録方式とCD媒体としての取扱の良さが見事に発揮され、私の中ではLPへのこだわりは消えてしまいました。

こう考えてみると、ハイレゾがどうたらというのは、あくまでもコピーとしての記録方式のはなしです。
媒体としてはCDと大して変わらない場合が多いと思うので、本当にコピー用記録方式としての違いだけです。
残念ながら、コピー用記録方式としては、ハイレゾはCDに対する優位性を見出しにくい(条件が揃えば判別できるが、ものすごく集中してやっと判別できる、しかも、一部の人が判別法を攻略して有為差を出すのがやっとで百発百中で判別できるわけではない)というのが、ブラインドテストの結果です。
したがって、ハイレゾを売るためには、ハイレゾしか売らないか、プリプロセスで差を付けるしかありません。
この差には、CDを意図的に劣化プリプロセスすることも含まれるかもしれません。

ハイレゾが圧倒的にいい!と断言する人は、騙されやすい人でしょう。
夢のない話ですが、それが現実です。


by mcap-cr | 2019-10-07 05:59 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(6)
所蔵するCDのリッピングを続けていたら、あるセットが気になって、改めて聴きなおしてみました。
古い録音を改めて聴いてみた_a0246407_07100365.jpg
1934年~1949年までに録音された10枚組のセットです。
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏です。
1939年と1940年に録音されたラフマニノフのピアノ協奏曲1番と3番は、ラフマニノフ本人が演奏しています。
録音は当然モノラルで、音も古臭いのは仕方ありませんが、驚くべきことは、音楽の必要な部分はしっかりと記録されていることです。
音楽を聴いて感動する、そういうことであれば、最新録音である必要は全くありません。
オーディオ趣味またはオーディオ工学は、小さな居住空間の中にコンサートホールを作ることへの挑戦とも言えます。
もっとも小さな空間は、ヘッドホンでしょうが、それ以外には部屋が必要です。
このような初期の古い録音は、部屋が大きかろうが小さかろうが同じように音楽を奏でてくれます。
高価なオーディオ装置で聴こうが安物のモノラルセットで聴こうが大差ないでしょう。
家にコンサートホールを作ろうというのがオーディオの一つの目的でしょう。
こういう古い録音を再生するのは、音楽を聴くというもっと大切な目的を思い出させてくれます。
こういう古い録音の前には、高性能装置も簡易装置も差がなく同じように鳴ってくれます。
音楽の一部である音という要素にフィルタをかけてそぎ落としていくと逆に音楽が浮かび上がってくるようです。
ホールで聴くのと同じようないい音も喜びを与えてくれますが、こうやって音の情報にフィルターを掛けてしまったような録音を聴くと音楽の基本はそこではないのかと感じます。
いまでもそうなのか分かりませんが、音楽家はオーディオ装置にこだわらない人が多いと何かで読んだ記憶があります。
こういう古い録音で音楽の本質が伝わるのであれば、装置にこだわることの意義はますます分からなくなります。

オーディオっていったい何なんでしょう?



by mcap-cr | 2019-08-05 05:39 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(4)

リッピングちょっと再開

昨日の参議院選挙では劇的な変化はありませんでした。
何事も少しずつ確実にしていくことでしょう。

ラズパイでインターネットFMを聴くようになってから、そのままずっと流しておくようになりました。
と、思い付いたのが、最近CDのリッピングサボっていたことです。
974枚で止まっていたのですが、思い立って再開しました。
頑張ったので、週末で1018枚まで行きました。
まだあと何枚あるか把握できていません。
音楽を聴くのは好きですが、こういう面倒なことは嫌いです。
今はリッピングにCeleronノートのLinuxマシンを使っています。
しかし、CDドライブが外付けなので使いにくいし遅いようです。
この外付けドライブは、BluRay対応なので遅くはないはずですが、バスパワーでは動作しないので、外部から電源を供給しなければなりません。
これも面倒だし、何故か使っているうちに遅くなります。
そんな理由でしばらく中断していました。
やっぱりリッピング作業にはデスクトップ(ミニタワー)が良いようです。

インターネットFMのほうは、ほとんどVenice Classic Radio Italiaというのを聴いています。
バロックや室内楽が中心であまり邪魔になることはなく、たまに、英語やドイツ語やイタリア語で、放送局の説明をするだけで、鬱陶しい語りが入りません。
聴いていて思うのは、初期のCDのような音がすることです。
初期のCDは音に独特の艶があって、デジタル臭いとか云われていました。
このインターネットラジオで聴くと何故かそういうデジタル臭さを感じます。
放送局側やラズパイの処理に何か理由があるのでしょうか?
CDをリッピングした音源だとそういう感じがしないのですが、何故かインターネットラジオだけはデジタル臭く感じます。
こういうのもなんらかの心理効果なのかもしれません。

リッピングのほうはあと何百枚か把握できていませんが、ケースの薄いセット物が少くなってきたのであと300〜500枚位ではないかと思います。
ときどき『あれが聴きたい』と思うCDのリッピングが終わっていないと聴くのを諦めるので、はやく終了したいと思います。


by mcap-cr | 2019-07-22 05:54 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(2)
CDは、もう沢山あってリッピングだけでもいつ終わるか分からないという状況なのですが、どうしてもベートーヴェンのピアノソナタ全集が欲しくなってまた注文してしまいました。

というのは、先日、ピティナの入賞者コンサートで上田実季さんの演奏を聴いてしまったからです(記事)。
上田さんは、これからの新人でCDとかは未だ出ていないので録音したものを買うことはできません。

そこでタワーレコードで、全集を探しました。

"ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集"というキーワードで検索したのですが、出るわ出るわ、全然関係ないものもずらずらと出てきます。
ピアノ演奏者をそんなに知っている訳ではないので、昔から名演奏家として名高い人の一部を除くとほとんど分かりません。
それでも、それぞれのピアノ奏者について印象があるほどの人は少いので、自分が所有しているライブラリを除いて検討しました。
自分の所有しているCDは、フリードリッヒ・グルダの演奏で、好きなのですが、例のピアノソナタ第32番ハ短調Op.111が、どうもピンときません。
LPでは、クラウディオ・アラウによる全集も所有しているのですが、LPは気軽に掛けられず面倒臭いのが先に立って躊躇してしまいます。
ということで、検索されたリストを見ると、相当な数の全集が出ていました。
しかも、価格に大きなバラツキがあります。
高価なものの多くは、DVDやBluRay、SACDとCDとのハイブリッド、高音質CDなどです。
中には同じ演奏者の同じ録音のCDセットのように見えても価格差があるものもあります。
CD8枚から10枚の全集セットで2,000円を切るものもあれば、上は10,000円をゆうに超えるものもあります。
初回生産限定版で値引き販売のものもありました。
同じ演奏者のCDを1セット聴いても『あーでもない。こーでもない。』と思う自分の姿が想像できるので、比較的買得に見えた(ケチ臭いが、物の価値は値段じゃないというのも事実)3セットを選びました。

タイトル:Beethoven: The Complete Piano Sonatas<初回生産完全限定盤>
アーティスト:リチャード・グード
商品価格:¥3,663
注文数量:1

タイトル:Daniel Barenboim - Beethoven Recordings<限定盤>
アーティスト:ダニエル・バレンボイム
商品価格:¥7,059
注文数量:1

タイトル:ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全集、バガテル集<限定盤>
アーティスト:スティーヴン・コヴァセヴィッチ
商品価格:¥1,825
注文数量:1

バレンボイムのものは、ピアノソナタだけでなく、管弦楽も含めて全部で35枚も収録されています。
コヴァセヴィッチのものは、CD9枚セットなので1枚200円弱(税抜き)です。
リチャード・グードのものは比較するとちょっと高価ですが、初回限定ということでレギュラー商品(6,161円)よりもお徳な価格設定になっています。
この中で、名前を知っていたのはバレンボイムだけで、他の演奏者については、先入観がないので好適です。
タワレコは、最近指定場所への送料無料が無くなったので、配送無料のセブンイレブンでの受取りにしました。
不在時に自宅配達されて手続きするよりむしろ面倒ではありません。

これも吸い出してラズパイで聴くことになりますが、聴くのが大変そうです。
しばらくCDを買うのは自制していましたが、こうやってCDが増えていきます。


by mcap-cr | 2019-05-16 06:18 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(6)
そういえば、大山さんからのメールマガジンに、MarkAudioのOM-MF5の評判がいいと書いてありました。
私は好きでないので次のオフ会に5セット持っていきます。
ほしい方には差し上げますのでオフ会にいらしてくださいね。
こういうのも好き好きということで、多くの方に評判がいいものが、私には全然不要だったりします。
このように趣向がバラけるのが正常で、みんなが同じようになると、オーディオ市場は成り立ちません。

話は変わりまして、棚に収まりきらなくなった音楽CDをどうやって整理するかというのは私の課題です。
リッピングしてデータ保存すればいいのではないかという意見をいただき、いままで挑戦しては諦めたことを思い出しながらもっといい方法はないかと検討を始めました。
試行錯誤の苦しみです。

問題のいちばん大きなジャンルは、オペラです。
標準的なオペラは、CD3枚分の容量で、各CDに20〜30のトラックがあります。
各CDに記載された文字情報は、同じ曲の録音であっても全然統一されていない場合があります(というかそんなのばっかりの気もします)。
しかも、ファイル名となる文字情報がやたらと長いのも特徴です。

これを、リッピングソフトでそのまま処理しても、名前が整理されていないのであとで分からなくなることは間違いありません。
また、ミュージックサーバーから直接聴く場合に、順番に聴いていくのにも支障をきたします。

よって、手順が簡単かつ聴くときに都合が良いように作業方法を考えなければなりません。

いままでやって失敗した方法を列挙します。
(1)リッピングソフトのデフォルト設定でそのまま実行する
−CDがどれだか分からなくなり混乱したのでボツ
−その他OSの文字数制限を超えて再生できなくなったものも現れてボツ
(リッピングソフトに何を使ったかは忘れましたが...)
(2)リッピング前にリッピングソフトの画面を見ながらテキストを書き換えていく
−時間がかかりすぎてボツ

こうやって整理していくと意外に問題点は少いようです。
ということで、現在試行錯誤で最もうまくいきそうなのは、以下の手順です。
これは、オペラのように1曲でCDが複数枚の場合を想定しています。

(a)作業用ディレクトリを作成し、そこに、リッピングソフトの(ほぼ)デフォルト設定でそのまま実行する。
(b)ソフトが作り上げたディレクトリ名を変更する。
(c)1曲全部終わるまで、(a)と(b)を繰り返す。
(d)作業用ディレクトリを作成し、そこに、CDのディレクトリ内のファイルを全部コピーする。
(e)作業用ディレクトリ内の音源ファイル名を変更する。
変更ルールは、
CD1の場合には、ファイル名の先頭に"a"を付ける。
CD2の場合には、ファイル名の先頭に"b"を付ける。
以下同様。
(コマンド一発でファイル名を変更する方法を知らないので、下記のようにしました。
$ rename 0 a0 0*.wav
$ rename 1 a1 1*.wav
$ rename 2 a2 2*.wav
$ rename 3 a3 3*.wav
こうすることで、トラック番号01...の付いたファイル名はa01...に変更されます。
トラック数が30未満なら2で終了。40以上あれば更に続けます。
面倒ですが、こうすることで、順番にできます。
m3uファイルを使用できれば、ファイル名を変更する必要はあまりありませんが、m3uファイルを使えない場合には、ごちゃごちゃになるのを避けるためこういうファイル名の変更が有効です。)
(f)最終的な保存ディレクトリを曲ごとに作成し、作業用ディレクトリ内の音源ソースファイルを、保存ディレクトリに移動する。
このプロセスをCD1枚毎に実行する。
(g)テキストエディタで、m3uファイルを結合し、ファイル名の先頭にa, b, cなどを付けていく。
(h)音楽プレーヤーソフトでm3uファイルを開き、順番に再生し、漏れのないことを確認する。
ファイル名を1文字ずつ長くしたので、OSの制限にかかってしまう場合があります。
また、ここで確認しないであとからバグを発見すると切ないです。

ここまでやってしまえば、CD数枚分のオペラ作品を通しで聴けるのでCDより良いかもしれません。

いまのところこれが実用的にはベストな気がします。


by mcap-cr | 2019-04-16 06:31 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(6)

音楽CDのリッピング

音楽CDが増えすぎて収拾がつかないことを書いたら、リッピングのアドバイスを頂きました。
以前にもリッピングには挑戦したものの、リッピングソフトが付ける名前が適合しなかったり、同じシリーズものでも、全然違うタイトルが付いてしまったりしてなかなかうまくいかずに中断していました。
そんなことを昨日ちらりと書きました。
最初に、所有しているベートーヴェンの交響曲全集のうち4集をリッピングしてみましたが、これでも、簡単なことではありませんでした。
ということで、自分用の標準書をまとめようとしましたが、今読んでいるTechnical Writingの本を参照していたら、書く前に、自分でやってみろという指示がありました。
ということで、様々なパターンを実施してみてどうまとめればいいのか検討することにしました。

まず、検討の第一弾として選んだのが、ミシェル・プラッソン指揮のフランスオペラを集めた38枚組(EMI Classics 50999 636363 2 1)から試すことにしました。
これの価格は忘れましたが、タワレコのメール広告を読んで即注文してしまったものだと思います。
こういう超お買い得のCDセットがあるので自宅のCDライブラリが増えてしまうわけです。

1枚目は、ビゼーのカルメンです。
リッピングソフトのAzunderが読み出したテキスト情報を参照すると、詳細欄のアーチストの欄にAct-1(第1幕)とか英語で書いてあり、タイトルのところに、フランス語で詳細が書いてあります。
まず、全体の名称を統一するため、全体のアーチストの欄を、ビゼーとプラッソンにして、全体タイトルに曲名と歌手名を入れました。
そして、詳細の部分から空白を除去して、アンダースコア"_"を入れ、その他、ファイル名としたときに問題の出そうな文字を削除していきました。
これをCD1では21トラック分実施するので、この作業だけで15分くらいかかりました。
そして、リッピングをかけながら、2枚目に行きました。
2枚目は1枚目とはタイトルが全然違います。
また、詳細のアーチスト欄が無く、タイトル欄に、Acte IIとか全部フランス語で書いてあります。
同じ曲の続きなのに全然一貫していません。
これって、全部修正するしかありません。
2枚目リッピングはすぐに終りましたが、修正作業には20分くらいかかりました。
3枚目に行く気力は残っていません。

CDをミュージックサーバーに移している人は大勢いますが、私の所蔵CDのような無秩序なものが多いとうまくいかないだろうと思います。
多分、ポップス系のCDは、こういう修正作業がほとんど要らないのではないかと思いますが、クラシック系は、出演者が多かったり、同じ曲の中の楽章の説明が長かったりして面倒です。
CDのイメージファイルをそのまま作れれば、ファイル名をひとつ決めてしまうだけで簡単なので、そういう方法があればそれでもいいと思います。
現状のCDには、いろいろなテキスト情報があるし、聴いた感じではつながっているものが2つに分かれていたりするので、このあたりをきっちりやらないとおかしなものができてしまう可能性が高いです。

これからどうしようか、考えどころです。
この作業は辛いだけで、全然おもしろくありません。
もっといい方法を考えなければなりません。


by mcap-cr | 2019-04-12 06:50 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(4)

こんなCD持ってたっけ?

最近は、生演奏が中心で録音物からは少し距離を置いていました。
ちょっと迷っていた、東京藝大の同声会新人コンサート(4月13日)も購入してしまったので、今月は5回の生演奏を聴くことになる予定です。

それでも、録音物は貴重な資料で、亡くなってしまった演奏家の演奏も活き活きと再生することができます。
そんなことで、CDの棚を覗いてみると意外な発見もあります。
CDの所蔵が増えてくると保管場所が分からなくなるというのも問題です。
スペースにゆとりのある家に住んでいれば、書庫にあるCD棚に並べていけばいいのですが、私の家には書庫なんかないので、居間と自室に分散しています。
しかも、棚に入り切らなくなったので、はみ出て置いてあったりして、もうどうしようもありません。
最近は、古い録音(といってもデジタル収録物も含まれる)がセットになって安価に販売されたりするので、いい気になって購入しているともう分からなくなります。

先日、ロリン・マゼルの30枚組のCDを見てみたら、ほとんど聴いた形跡がないことを発見しました。
せっかく買ったのにもったいない...
とは云っても30枚も聴くのは時間がかかります。
気分によっては別なのを聴きたいので、そればっかり聴き続けるということもできず、一体いつになったら聴き終わるのか...
とりあえず、ベートーヴェンの交響曲全曲は聴きました。
マゼルのベートーヴェンは、生でも全曲聴きました。
大晦日の『ベートーヴェンは凄い!』というイベントではなく、ピッツバーグ交響楽団でベートーヴェン年があったので、その年にたまたま居住していて聴くことができたというラッキーなことでした。
CDのほうは、それより前の、クリーブランド管弦楽団の演奏で、表現の仕方や間の置き方などピッツバーグの印象とはちょっと違います。
マゼルは、ピッツバーグ大学を飛び級して卒業しているので、地元感もあり、ピッツバーグのほうが相性が良かったのかもしれないし、何年かの間に円熟したのかもしれません。
こういうのを聴かずに死蔵していたのは残念でした。

それから、ユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の演奏でのベートーヴェン交響曲全集も発見しました。
これは、全部聴いたことがあると思いますが、買ってあったことをすっかり忘れていました。
オーマンディは、高校生の頃から好きで、ベートーヴェンの交響曲も全曲買いたかったのですが、当時は、第3,4,5,6、9番しか販売されていませんでした。
売れないので廃盤になったのか、売れる見込みがなかったので国内発売されなかったのでしょう。
改めて聴いてみるとはっとするほど音がきれいです。
弦楽器が輝いてすっと心に入ってきます。
これが自分が好きな演奏なのでした。
CD発売当初は、アナログ録音を不適切に処理したものも売られており、死んだ音になったものもありましたが、このCDは、そういう反省が生かされていて、LPで聴いていたのと同じような音がします。

CDは、いまでも音が云々と攻撃されますが、それは、初期にアナログリマスターするときに不適切な処理をしたことが原因でトラウマになっているのかもしれません。
こういうのは、美術品の修復と同じで、オリジナルを尊重することが重要で、やりすぎはいけません。
不適切な処理は、下手くそな美術品の修復と同じでオリジナルの価値を毀損してしまいます。
録音物の場合は、マスターテープから高解像度でデジタルコピーして、CDフォーマットにダウンコンバートするのが最良でしょう。
製造段階でノイズを人工的に除去するようなことは、オリジナルの表現を不可逆的に変えてしまうので絶対にするべきではありません。

by mcap-cr | 2019-04-10 06:45 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(2)
スピーカー再生技術研究会のオフ会が近くなってきました。
今年2017年は2回あります。
9月23日(土)のオフ会は、完全自由形式ですので、お暇な方は覗いてみてくださいね。
お知らせ

長岡先生は、『名曲に名録音なし』と書いておられました。
もう随分と前のことなので、最近では当てはまらないことも多いかと思いますが、むしろ、有名レーベルに名録音なしだったのかもしれません。
長岡先生が、そのように書かれていたときは、マルチ録音の最盛期だったので、有名レーベルほど、高価な機器を贅沢に投入して、その結果返って音場感のない録音が増えたのかも、と思っています。

私はショスタコービッチという作曲家が好きで、持っている音楽ソフトは、作曲家別では最多になると思います。
最初にショスタコービッチの曲を聞いたときには『何これ?正気か?』と思いました。
どの曲を最初に聞いたのかは覚えていませんが、何ともいえない心地悪さを感じたものでした。
比較的現代に近い作曲家の作品なんかは、どれも近寄り難く感じていました。
それが、とにかくわけも分からず聴き続けているうちに、ハマってしまった感じです。
同じように近現代の作曲家の作品も聞き続けて好きになったかというばそうでもないのですが。

音楽のことは良くわからないので説明はできませんが、ショスタコービッチの場合は、心地悪さが心地良いみたいな、もう今では心地悪さは全く感じなくなりました。
最初にスコッチを飲んだときはウプッとなったのが、その後、美味いように感じられるようになったのと似ています。

好きな作品としては、交響曲があります。
有名な5番は今ひとつよく分かりませんが、好きなのは8番です。
何で8番かと云うと、単に聞いた回数が多いからでしょう。
ショスタコービッチの交響曲全集は、3人の指揮者のものを持っています。
一番好きなのは、ルドルフ・バルシャイ指揮のものです。
名曲に名録音なしとはよく云ったもの_a0246407_15372441.jpg
全曲収録されているものを数千円で購入したのではないかと思います。
アマゾンの評価とかを見ると、めちゃめちゃけなしている人がいたりして、ひとそれぞれ聴き方がちがうなあと思います。

他にも下記のような全集のCDを持っています。
名曲に名録音なしとはよく云ったもの_a0246407_17305477.jpg
マリス・ヤンソンスの録音。EMIレーベルです。
演奏の好き嫌いはさておいて、録音は、バルシャイのもののほうが良いと思います。

名曲に名録音なしとはよく云ったもの_a0246407_17303916.jpg
ロストロポービッチの録音。演奏は好きですが、録音は、バルシャイのものほどではありません。
レーベルは、Warner Classicsとなっていますが、録音当時は、有名レーベルのものだったのではないかと思います。
名曲に名録音なしとはよく云ったもの_a0246407_17335325.jpg
全集ではありませんが、バラで購入して結局全曲購入したのがこちらです。
NAXOSという比較的新しいレーベルで、最初から廉価版だったので、録音機材にはあまりカネを掛けられなかったかもしれません。
バルシャイのものと同様これもいい音です。

バルシャイのCDは、録音がいいのがもうひとつの特徴ではありますが、いままでは、最低域はあまり記録されていないというかそういう演奏ではないと思っていました。
ところがいちばん最近に製作したPU5D-CR ver.2で聴くと、ティパニ-の連打で盛り上がってくるところには、大太鼓の強烈な音も記録されていることに気付きました。
PUP5D-CR ver.2は、8cm弱のユニットを片チャンネルに6本使っているので、振動板面積としては、16cmのユニットを上回り、17〜18cm相当になると思います(振幅はあまりとれないので振動板容積(排気量)は小さいですが)。
それでも、どうしてこんなに低音を強く感じるようになったかと考えると、ユニットがいろいろな方向を向いているからだと思います。

スピーカーユニットには指向性があり、中高域は指向性が強いので、よそを向いているユニットは、高域の音圧には貢献しません。
低音には効きますが中高音にはあまり効かないので、相対的に低域が強く感じられるようになったのだと思います。

PUP5D-CR ver.2のように、ユニットがあっちこっちを向いていると、音場感が良くなる以外に低域が相対的に強くなるという効果があるのもバカにならないようです。


by mcap-cr | 2017-09-11 00:00 | 音楽ソフト | Trackback | Comments(0)