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バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


by MCAP-CR
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カテゴリ:オーディオ一般( 500 )

ジャンク(2)

昨日の記事に頂いた、hiro-osawaさんのコメントのとおり、ジャンク品は何らかの理由でジャンク市場に流れてきたものです。
通常商品は、
受注(または受注見込み)→生産→出荷→(卸や小売)→発注者(エンドユーザの場合もある)に販売→エンドユーザに販売
という手順をとります。
製造メーカーが部品として購入する場合には直接購入もあるようですが、通常は、工場から問屋や大規模小売店などを通して一般ユーザの手に渡ります。
しかし、いったん工場を出荷したものの、卸問屋が倒産してしまったり、大口ユーザーがキャンセルした場合などは、商品の行き先が無くなってしまうので、闇市場に流れることもあるでしょう。
また、製造した商品に何かの不具合や不備があれば、ゴミになりますが、賞味期限切れの商品などのように回収業者が横流しするということもあるでしょう。
そういうものの一部がジャンク品として一般ユーザーに流れてきます。
あと、秋月電子のような大口顧客は、そういう商品を大量購入してくれるので、こちらはある程度の数を確保してレギュラー商品のように売っているので便利です。

スピーカーユニットのような商品に賞味期限はなく、事故があっても断線するくらいで済んでしまうのであまり心配することはありません。
その一方、特性も不明なので、見た目で選んで音は『...』ということもふつうにあります。

でもなぜか、『そんなに悪くない(褒めている)』とか『使い方次第でおーけー』ということが多いように感じています。

一方、通常販売されている一般商品の場合は、ある程度の品質が確保されています。
品質というのは、音ではなく、外見だったり、断線検査していたり、ネジの数量が検査されていたり、取説が付いていたりというものです。
性能保証があるかどうかは分かりません(多分殆ど無いでしょう)。
ガレージメーカーで社長と顔見知りだったりすれば音にも注文を付けられるでしょうが、大メーカーやその一部カンパニーに対してはそういうことはできません。

私が感じているジャンク品の特徴(工夫が必要な点)はこんな感じです。
(1)フレームが弱い、ない等、組込み用途が決まっているようである
(2)音はいたってふつうなことが多い
(3)使い方を工夫しなければ、音はどうしようもないこともある。
(4)高級オーディオ用だったようには見えない。

メーカー品はどうかというと、必ずしもジャンクよりいいという訳ではありません。
見た目がいいのは間違いありませんが、木ねじで締め込んだだけでフレームが曲がってしまう高級品もあります。
当たったロットが悪かったのか、とてもオーディオ用には使えない音のものもありました。
そういえば自分は買いませんでしたが、買った人が扱いに困ってしまった高級限定品もあったようです。
音を聞いて耐えられなかったのもありました。
いろいろと過去のことを思い出していくと、メーカー品のハズレにもときどき行き当たるので、最近はそういうものには目が行かなくなったということもあります。

特に最近は、スピーカーユニットを複数使うシステムを手がけるようになったので、これをカタログ商品でやるというのは予算的にはやりにくくなってきました。

まあ、やっぱり捨てられる運命にあったものに命を与えるというのがジャンク品を使う(あるいは販売社側からは『売る』)醍醐味なのかもしれません。

by mcap-cr | 2020-06-30 07:05 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

ジャンク

東京音楽コンクールの一次予選が始まったようです。
文化会館のチラシをみたら二次予選チケットの発売が4月22日と書いてあったので、電話して聞いてみると、いまのところ、販売は中止していて、指定席として販売することを検討しているのだそうです。
毎年楽しみにしているイベントなので、何とか聞かせていただきたいですが、半分しか売らないのであれば、価格が2倍でもしょうがないと思います。
どうなるのでしょうか?
今年も熱い演奏を期待しています。

先日、ある方にジャンクで集めていたユニットをお譲りしました。
あんまり貯めても使い切るのが大変なのでちょうどよいと思いました。
かつてはスピーカーユニットの違いを気にしていましたが、最近は、もう悟ったので、限定品に飛び付いたり、これは買得だと飛びつくことは止めました。
それでもまだ結構余っています。
こういうのは、やっぱり広い家に住んでいないとダメですね。
雀のお宿のような住まいでは、出来ることが限られてしまいます。
そういう意味ではジャンクユニットでおもしろいものを造るというのが自分には向いているようです。

ではジャンクの何がおもしろいのか考えてみました。
(1) 安い→いろいろ惜しげなく試せる
(2) 使い方次第で大化けする
(3) 一般的に価値がないと思うと嬉しい
基本は(1)、(2)なのですが、(3)は、趣味としてありそうな理由です。

他人が興味ないから面白い。
一般に知られだしたらもう興味ない。

これってなかなかコストに対するパフォーマンス比(P/C)が高いです。
面白いものを探す。
見つけたら大当たりですから、これはやめられません。
しかも道楽と云われるほどカネがかかりません。

変な趣味にもそれなりの理由がある訳ですね。

by mcap-cr | 2020-06-29 05:31 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(8)

刷り込まれてきた

共同通信が、全部で1600人の組織から300人削減するそうです。
通信社は、メディアにニュースを売って生計を立てています。
メディアが没落している現状で通信者だけが大儲けということはないでしょう。

共同通信は、フェイクニュース連発がいよいよ多くの国民に実態がバレてきましたが、まだまだテレビと新聞しか情報ソースのない人やインターネットを使えても、自分で情報を取りに行かない人が多いのが現状です。
こういう人は、既存のメディアや通信者の支持者になっているので、そのような人が減ってくるとますます通信社の売上が減るでしょう。

以前から物品を販売する事業者の破綻には、見ていて分かる特徴がありました。
『商品の質が下がる』
スーパーなどは、それまで買いたくなるような魚が並んでいたのが、だんだんしょぼくなってくる、小さくなり、古くなり...
こうなると、もうダメです。
商品が小さくなる→売れない→古くなる→ますます売れない→破綻
生物を扱っているスーパーは傾き始めたら一気に破綻まで突っ走りますが、通信社は、まだまだ情報の選別ができない多くの消費者に支えられているので、スーパーほどの高速破綻はないでしょう。
しかし、共同通信の破綻ショーはとっくの昔に始まっていたと考えるほうがいいでしょう。
何しろ商品のニュースがフェイクではお話になりません。
これがバレ始めたところで、スーパーと同様の道をたどります。
(1)フェイクニュースがバレる
→(2)消費者が警戒する
→(3)またバレる
→(4)売れなくなる
→(5)取材費が減る
→(6)取材無しの記事によるフェイクが増える
→(7)またバレる
→(8)フェイク通信社であることが多くの人にシェアされる
→(9)いままで気付かなかった人にも口コミで伝わる
→(10)フェイク新聞社でさえ買わなくなる(または新聞社が破綻する)
→(11)御臨終
いまは上記のステージ(7)くらいでしょう。

そういえば、実家の片付けをしていたときに、昔自分が読んでいたFM雑誌がありました。
その出版元は、共同通信でした。
昔はこんなこともやっていたのでしょうね。
CDの価格がこなれてFMエアチェックの需要が減ったので、FM雑誌は無くなりました。
このずっと昔の変化もいまの状況につながっているのでしょうか?

前置きが長かったですが、ようやく本論に入ります。
30年以上前の雑誌の記事を読んでいたらQ&Aコーナーが見つかりました。
質問には、必ずと言っていい特徴があります。
『予算は...万円です』
古い雑誌ですから、質問者は私と同年代以上が多かったはずです。
当時は、高価な機器のほうが絶対的高性能だと認識されていました。
自分の聴きたい音を実現するためには絶対的な高性能が必要だったわけです。
回答者のほうは、スペック的な情報は回避しながら予算通りか若干高価な機器を推薦します。
何十年もオーディオに接してきて自分が理解したことは、『音は部屋で決まる』ということです。
それ以外の要素もありますが、アナログを除外した一般的な聴き方に限定して云うならば、スピーカーシステムの影響を除くと微々たる変化で、部屋の影響には遠く及ばないでしょう。
こういう雑誌を読み続けると、機器やメーカーに対するイメージが出来てきます。
これが刷り込みというものなのでしょう。

by mcap-cr | 2020-06-25 06:56 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(6)
音場型スピーカーシステムは今に始まったことではありません。
システムにも、左右の差信号を使うものから、プロセッサで処理して音場信号を作り出してしまうシステムまでいろいろあります。
こういう方式に対しては、小型フルレンジによる点音源が本物の音場再生であるとしてそれ以外は邪道扱いという主張もあります。
私は、点音源型スピーカーシステムで音場再生出来ることは否定しませんが、音場を感じるためにセッティングや聴取位置を固定してベストを目指すという聴き方が好きではないので、積極的に音場型を活用しています。

左右の差信号を使ったマトリックス型は、不思議な感じがして面白くはありますが、点音源型以上に聴取位置が制限されるので、これも自分の好む方向とは別にあります。

その中で、現在ベストと思う方式は、UP4D式です。
これは、スピーカーユニットを左右4本ずつ使い、それぞれの高さをわりと大きく変えたものです。
こうすると、音場に高さが付加されてホールの雰囲気がよく分かるようになります。
これを更に簡素化して、ツィータだけをUP4DにしたのがUP4D-Tで、これを小型フルレンジのシステムに追加すると、不思議にホールの音場が蘇ってきます。

この方式の不思議なのは、効果の現れ方が、録音対象によって違うことです。
それがわかりやすいのはピアノ協奏曲のような構成の作品です。

オーケストラはの音響は縦にもよく拡がった音場になるのに対し、ピアノはあまり縦の拡がりが付加されません。
昨日書いたアルゲリッチのライブ録音などはすごくよく分かります。
オーケストラは縦にも拡がるのにピアノは拡がらない。

同じように、声楽等も、縦にはあまり拡がった感じになりません。
同じ場所で同時に録音されてもずいぶんと違います。
こういう違いが出る理由のひとつには、頭の中で考えても分からない要素があるということなのでしょう。
もともと、ステレオ再生は、音場の再生のつもりではなく、左右分離して平面に並べたものを聴きたかっただけでしょう。
音場再生という考え方が一般化してきたのは、おそらく長岡先生のスワンaからだろうと思います。
スワンaのようなシステムで音場が再生されるというのは、それまでメーカー製マルチウェイで聴いてきた人には驚きの現象だったでしょう。
私も最初は点音源システムに驚きました。
スワンを聴いたのはずっと後のことですが、自分で作った10cm(Technicsだったので実質12cm)フルレンジの小型システムで十分に音場表現ができるのは驚きでした。

それでも、小型フルレンジシステムばかり聴いていると、音場が再生されるのはあたりになり、刺激が無くなります。
差信号を使うマトリックスもすぐに飽きました。
珍しいものもずっと見ていると珍しくなくなります。
そんなものです。

UP4D-Tは、いまのところ飽きることがなく、使っているとこれが標準になります。
やはり不思議なのは、どうして同じ記録のピアノとオーケストラで音場が違うのかということです。
倍音の分布が違うというだけならモノの録音でも同じような差が出るはずですが、そういうことでもなさそうです。
UP4D-Tによって音場信号を分離して再生しているかのようです。
もちろん再生は録音の状態で違うので、録音によっては効果のないものもありますが、効果のあるものは効果があります。

プラスツィータは、シングルの場合は、カット周波数を決めたり、位置を決めたりして追い込まなければなりませんが、UP4D-Tにすると、多少音域がかぶろうが問題なしで、位置もてきとうで良く、結果としてそれらしい音場を加えます。
音場情報はいったいどこにあるのか。
自分の経験の記憶の中にあるのかもしれません。

by mcap-cr | 2020-06-20 06:55 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(4)
ようやくPoulencのCDのCDDBにない部分の吸い上げが終わりました。
こういうのって結構くたびれます。
その後、バックアップのコピーをしたら別な問題が発覚しました。
どうやらCDDBにあった文字の中にWindowsのNTFSで使えない文字があったようで、一部コピーができませんでした。
Linuxマシンで表示すると四角とその対角線を結んだような文字が見えます。
それを全部消すとコピーができました。
ふうっ。
今回購入したCDは全部で48枚でしたが、結構時間がかかりました。

これからが楽しみなのでこれでいいのでしょう。
今回は、吸い出しながらOGG圧縮したファイルもつくったので、WAV+OGGで結構な量があります。
バックアップは別々に2つずつ作成したのでまあ大丈夫でしょう。
しかし、WAVファイルのほうはもう使っておらずバックアップとった意味があるのかどうかわかりません。
OGG圧縮したほうも、人間には聴き分けできないと云われる圧縮度よりも2段階圧縮度を下げているので、とうてい聴き分けられるとは思いません。
WAVのほうは気休めでとっているくらいです。
これって、意味のないバックアップのような気がしますが、そういう検知できないだろう差にこだわるのがオーディオマニアの性なのでしょう。
結局WAVのほうは、もう死ぬまで聴かないでしょうけど...

オーディオマニアって不思議なんですよね。

違うはずのないものが違って聴こえる。
説明を聞いてからから聴くとそう聴こえる。
気分が盛り上がると名演奏に聴こえる。
気分が乗らないとノイズに聴こえる。

音楽を演奏した側は真剣にやっているはずです。
ですからしっかりと全身全霊を込めて聴けば演奏の価値が分かるはずですが、そう簡単には感じることができません。
音の聴き分けのために聴くなんて、演奏者や作曲者を冒涜しているようですが、そういうニーズがある限り、演奏者にもその一部が流れます(確認はできていない)。
確認できていないというのは、JASRACにはカネが流れるはずですが、それが演奏者に渡っているかどうかがわからないからです。
多くの場合問題になるのは中抜きというやつです。
本来の権利者にカネが流れずにその途中で食われてしまう。
そんなことだから、日本ユニセフ協会のように、実際の経費とは関係なく20%抜いてしまうと、関係者に巨大な利権が生まれます。
お隣のK国では、日本からむしり取ったり、同じ国の人からの寄付を9割も抜いてしまうイアンフ団体があったそうで問題になっています。
何故か日本のマスコミは、こういう中抜きの問題を報道しませんけど。

まあ、中抜きが全て悪い訳ではありません。
抜きすぎるのが問題なだけです。
慈善事業で集めた寄付を必要以上に抜いてしまうのは、善意の寄付者への背信行為なので、気付いたらもう寄付しなくなります。
そうなるとそのお金を必要としている人のところに行かなくなります。

何か全然関係ないことを考えてしまって...
音楽を聞いていても生以外だとあまり集中できず、それでいいのか疑問です。
ひょっとしたら空想するために聞いているのかもしれませんが。

by mcap-cr | 2020-06-15 05:52 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

Rippingに苦戦

先日購入したCDのリッピングに苦戦しています。
購入したのは下記の3点、全48枚です。
-----------------------------
タイトル:プーランク全作品集<限定盤>
アーティスト:Various Artists
商品価格:¥3,240
注文数量:1

タイトル:マルタ・アルゲリッチ~ルガーノ・レコーディングズ 2002-2016<限定盤>
アーティスト:マルタ・アルゲリッチ
商品価格:¥4,166
注文数量:1

タイトル:サティ: ピアノ作品集、歌曲集
アーティスト:アルド・チッコリーニ、他
商品価格:¥1,080
注文数量:1
-----------------------------
アルゲリッチとサティはCDDBに登録があって自動的にファイル名が付き時間がかかるものの簡単でした。
プーランクも最初は良かったのですが、途中からCDDBになくなりました。
特にトラック数は50を超えるようなものもあり、それをひとつずつタイトルと演奏者等手入力していくというのは心が折れます。
まだ、英語やイタリア語くらいならいいですが、フランス語は綴と音とが一致しないので、ほぼ分からない自分には難関です。
いったん情報を入れてしまえばあとは自動ですが、正直云って1枚入れるだけで精神的ダメージを負います。

もうCDプレーヤーを使っていないので態々繋いで聴く気もせず、USBメモリかSDカードにコピーするまではお預けです。
一連の吸出しも後少しで終わるかと思えば、性懲りもなく、また買うので、やっぱり2000枚になりそうです。

いくらCDの枚数があっても普段聞くのはその何十分の一か...

オーディオアンプのパワーの数百分の一しか使わないのと同じですね...
それでも高額で購入した絵画を棚に仕舞っている人よりはマシかもしれません。

by mcap-cr | 2020-06-14 06:59 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(3)

スピーカー製作記事

今朝はムシムシしてなかなかの暑さです。
自分の部屋のエアコンは、設置してからもう20年ほどになるので今更ケチつけてもしょうがないのですが、これを含め、エアコンってどうしてこう人の気持ち良い空気に調整できないのでしょうか?
最近のエアコンはいくぶん進歩したのかといえば多分見掛けの省エネ性能以外は進歩していないでしょう。
この見掛け省エネのエアコンは、基本はコンプレッサの間欠運転で、温度しか監視していません。
したがってジメジメして蒸し暑いのに温度が高くないときは、運転が止まってしまいます。
温度しか監視していないのであれば、エアコンから見たら室内は快適範囲に入っているからです。
しかし、実際には超不愉快。
これを避けるには設定温度を下げるしかありません。
すると寒い。
エアコンに再熱機能がないからです。
再熱機能というのは、エアコン室内機のフィンに低温の冷媒を通したときに、室内空気がフィン表面で結露して成行で除湿し、絶対湿度が下がったときに温度が下がり過ぎた空気を温める機能です。
これを電気ヒータでやってしまうと省エネに反するので高温側の冷媒を気流の中に通すとそこで暖められます。
これをやるとコストがかかってしまいますが、代りに快適になります。
コストとのバランスなので、簡単に導入することはできませんが、現在の不快過ぎるシステムは何とかすべきでしょう。
本当は、小さなエアコンを並べて台数制御すればいいはずです。
容量の小さなものを全力運転する。
足りなければもう1台運転する。
全部運転したらそれで終わり。
これも高そうですが、メーカーとすれば大量生産でコストが下がるでしょう。
これなら一部が故障しても熱中症で致命することは避けられそうです。

雑談が長くなりましたが、このサイトからもリンクしている『おおたんの自作オーディオ...』におもしろい記事があったので紹介します(該当記事へのリンク)。
ざっとまとめると、自作のシステムのスピーカーユニット取付時に隙間が出来てしまったのを気付かずに聴いていたが、修正しても大して変わらなかった、というはなしです。
最近はFostex限定かもしれませんが、スピーカーユニットを購入すると、気密保持用のガスケットが付いてきます。
製作時に隙間が出来ると音に良くないから(とは取説には書いてありませんが)という理由で付けているのでしょう。
実際に、アマチュアの工作では、バッフル面がフラットではないので、どこかの隅が浮いたりするのは普通だし、木ねじで取り付ければ、ネジ部周辺が盛り上がってしまってユニットのフランジが浮いてしまうというのもありがちです。
こういう工作誤差を補償するというのがガスケットの役割ではないかと思います。
ずいぶん以前に長岡師は、付属のガスケットは使わないと書いておられました。
良いのは、厚めの和紙等で自作することだそうです。
私は、以前は、簡単に入手できる薄めのゴムシートで代用していました。
それが、ゴムシートでも、完全には密着しないし、フランジが弱いユニットだと、フランジの歪みが大変なことになるので、結局何も使わないということでしばらくやっていました。
ところが、あるとき、フランジがバッフルに塗料で接着されてしまい外せなくなってからは、コピー用紙のガスケットを挟むことにしました。
漏れ止めではなく、くっつかせないためのセパレータという意味です。
これをやってからは、もう外れないということは無くなりましたが、漏れ止めにはなっていないでしょう。
では、隙間があったらどうなるのか?

ユニットによっては、ユニットの中央に空気穴が開いているものがあります。
頑張って隙間が出ないようにしてもユニットそのものから空気が漏れる訳ですがこれでいいのでしょうか?
それにバスレフだってバックロードホーンだって、開口部から空気はダダ漏れな訳です。
そこから音が聞こえてくるほどの隙間では困りますが、そうでなければ誤差範囲なのでしょう。

こういう本音と建前は評論家も知っているはずです。
そういうエピソードがありました。
2011年のことですが...その記事です(リンク)。

by mcap-cr | 2020-06-13 07:33 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(6)

ステレオ再生

最初にステレオ再生を考えた人がどのような理屈で思いついたのか分かりませんが、普段聴いている音が右左から聴こえるので、試してみたとか、そういう単純な動機かもしれません。
その後、ステレオ再生についての理屈は抜きで録音技術がが独り歩きしてしまった感じがします。
独り歩きというのは、長岡先生の言葉を借りると、マルチ・モノ録音というものが主流になったからです。
これがクラシック音楽の録音で顕著になったのは、フォン・カラヤン以降だと思います。
フォン・カラヤンは、当時の再生装置で上手に再生できる録音を目指したのだろうと思います。
当時は、大型スピーカーが必須だったので、それで再生することを前提にすると、マルチ・モノのほうが上手に分離して再生することができます。
当時の大型システムの解像度を8ビット(256色)VGAと例えれば、現在のよく出来たスピーカーシステムは、32ビット4Kのような差があるだろうと思います。
マルチ・モノは、アニメ的な表現なので、昔の8ビットVGAのほうがむしろ良かったのかもしれません。
大型のスピーカーシステムで聴くと、古い録音のソースは音が中抜けしてしまうからです(過去記事)。
こうやって考えてみると、ステレオ再生を論じるには、スピーカーシステムとセットで論じなければいけないのではないかと思います。

私はここ何年か、UP4Dというスピーカーシステムを中心に製作して聴いてきています。
そこで改めて発見したのは、スピーカーシステムに複数のユニットを使用する場合には、無理に近付ける必要が無さそうだということです。
むしろ思い切り離してあちこちを向けるほうが自然な音場になる場合があるということです。
これを更に進めて、ツィータだけあちこちを向けてみたら、それだけでも良さそうだと思うようになりました。
これがUP4D-Tというシステムです。

そして、更に、このレイアウトを極端にしたらどうなるか試してみました。
ステレオ再生_a0246407_07152620.jpg
メインのシステムを中央に寄せて、モノラルに近くして、ツィータだけ左右に離したレイアウトです。
音場感は変わりますが、これも悪くありません。

結局、何が正しいのか更に分からなくなりました。


by mcap-cr | 2020-06-06 07:46 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

スーパーソニック

先日、アメリカのトランプ大統領が、ANTIFAをテロ組織として認定すると予告したことを書きました。
日本のテレビ局で、このANTIFAの部分『反ファシスト主義』と訳して字幕を付けたそうです。
こういうのは『意図的な誤訳』というものですね。
ANTIFAは自称反ファシスト主義で、ヘイワを叫びながら暴力を振るう団体というのが実態で自分が勝手に反ファシストと名乗っている訳ですから、それだったら私が世界皇帝を名乗ったら、世界皇帝として紹介してくれるんですかね?

ウェブサイトのスレッドを見ていたら、間違っている訳ではない...と必死に弁護している人がいましたが、その理屈が通るのだったら、私だって自分で地球皇帝を名乗ればそう紹介すべきなんですよね。
今日からみんなで宇宙皇帝を名乗ったらいいんじゃないでしょうか?

先日スーパーソニックについてのコメントを頂きました。
人間の耳の可聴域は、古くから20〜20kHzと言われて定説になっていますが、私もその定説は怪しいと思っています。
まず、低域については、現在の方法では20Hzを歪みなく耳に届けるのは無理でしょう。
歪んでいるということは高調波成分が入っている訳ですから、高調波成分が入った音を認識して『聴こえる』と判定するのは誤りです。
体で違和感を感じていたら聞こえていると解釈して良いかは定義の問題ですから、20Hzも感じることは可能だと思いますが、耳で感じているかどうかは分かりません。
こういうのは試験が非常に難しい訳です。

上限の、20kHzについても同様です。
もっと耳の良い子供の頃は、20kHzを再生できる装置が家になかったので、確認出来ていません。
当時は、一応スピーカーシステムに特性図が付いていて、また、カタログデータもあったので、40Hz〜20kHzとか書いてありましたが、レコードで20kHzが再生されたかは疑問だし、FMも18kHzに左右チャンネル分離用の信号が入っていたので、せいぜい15kHzが限界だったでしょう。
ですから、『高級な装置を使えば20Hzから20KHZまで聴こえる』のだと漠然と考えていました。
現在では、上はスーパーツィータでいくらでも再生できるので、検知は可能なはずですが、何年か前には、せいぜい16kHzまでしか聞こえている感じがしなかったので、いまはもっと悪くなっているでしょう。
私が子供の頃にも、実際には20kHzより上の音でも、低常音ではなく変化する音であれば聞こえるので、可聴帯域はもっと上であるという説もありました。
それに対して、ノイズを聴いているだけだろう、という反対意見もあったりして何が正しいのか全然分かりませんでした。
現在でもスーパーソニックが研究対象になっていることは、ご指摘頂いて知りましたが、こういうのは、実験の不確かさや実験装置、環境の精度を定義しにくいので同じ議論を何十年も繰返しそうな気がします。
たとえば、周波数の違う2つの低常音を同時に発するとその周波数の差にあたる音のうなりが聴こえるという現象があります。
これをたとえば、21kHzと22kHzでやったらどうなるのか、やってみたい気もします。
これをすればうなり成分が1kHzになるのでひょっとしたら聴こえるのかもしれません。
しかし、仮に聞こえたとして、それが22kHzを検知した、と判定して良いのかどうかは分かりません。
現在は、音楽ソースの収録帯域上限を40kHzにするとかは簡単なことなので、実験に意味があるといえばあるのでしょうが、結局のところSACDの音源が1950年台だったりすることもあるようなので、なんとなく興味をそそりません。
UP4D-Tを作ってみて分かったのは、高域の音源の位置が離れるとレンジが拡がったように聴こえることです。
これって、メーカーの人は知っているのかな?


by mcap-cr | 2020-06-05 06:53 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(4)

自作性向

私がオーディオ趣味に目覚めた40年ほど前には自作なんか考えも及びませんでした。
当時は、輸入品を除けば市販品の性能が価格通りで、高級品は性能が良い(スペックが良い)ものだったと記憶しています。
それが、スピーカーシステムを自作するようになって、価格と性能との整合性に疑問を持つようになり、更に進んで多自由度バスレフを手がけるようになると、価格の持つ意味が崩壊してきました。
今持っているスピーカーユニットのうち、価格に意味を持つと評価できるものはF社の励磁ユニットだけで、その他は五十歩百歩だと思います。
もちろん人によって評価が違うので、それでいいのですが、自分の場合はそういう両極端な評価をしています。
中にはジャンクもありますがジャンクも使い方次第で大化けするものが多く、ちょっと聴いて、『こりゃダメだ』と思ってもうまく使えば期待していなかった成果が出る場合があります。

最近は、ジャンク一辺倒で、ジャンクでない中途半端な価格のものは買う気が起きません。
それに駆動系やソースの機器ももはやジャンク価格のもので満足するようになったので、もはや高級品は全く不要です。
あと何年生きるか分かりませんが、そのうちのオーディオなんかいじっていられるのが何年かと考えると投資する気になれません。

自作のジャンク品は、自分が死ぬ前に惜しげなく捨てられるのでむしろそのほうが好ましい。
いわゆる終活ってやつです。

自作を始めて最初の頃は、効果が出る度に、いちいち『凄い!ムムムム!』と思っていましたが、最近はそういう性能なのが当たり前になってきたので、感動することはなくなってきました。
市販品しか聴いたことのない人が、うまくできたMCAP-CRシステムを聴いたら驚くと思います。
なにしろ、市販品よりずっと小さなサイズで33Hzまではブイブイ出るのですから。
しかし、もはやそんなものは当たり前、30Hzより下が出れば自分がビビりますが、8cmユニットのシステムで40Hzくらいまで再生できても日常のひとコマに過ぎないと思っています。

ですから、ブログでも何気ないことが多いのですが、ひょっとしたらどこか(リンクで紹介していないところ)で大騒ぎしているものより良かったりする場合もあるのかもしれません。

何でも最初は驚いて反応するのですが、慣れてくると刺激を感じなくなるものです。
自作に慣れるというのはそういうものかもしれません。
私が反応するものは、それなりに珍しいもの(いいものとは言わないが)だと思います。
そう思って読んで頂けましたら面白いかもしれません。

by mcap-cr | 2020-06-03 05:30 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(4)