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カテゴリ:工作( 113 )

スピーカーユニット取付用ネジ孔の位置決め

最近は、音楽の情報をツィッターで集めています。
ツィッターをチェックしていたらヴィオラ奏者の有冨萌々子さんのツィートがありました。
9月20日に上田実季さんと一緒に佐賀でリサイタルをされるそうです(リンク)。
佐賀新聞が留学のサポートをされたということで、そういう縁なのだそうです。
東京のリサイタル4は、すでに売り切れていると思いますが、佐賀でまた新たなファンを獲得できればいいですね。
譜面だけで感動できる人を除いては、音楽は、実際に聴かなければわかりません。
巷の評判とか、雑誌の記事だけではわからないものです。
佐賀や近県の方は、是非ともこのチャンスを逃さずお聞きください。


話は変わります。
音工房Zの大山さんのメルマガに、スピーカーユニットの取付用ネジ孔位置の決め方について書いてありました。
私もネジ孔の位置については苦労しており、最近では失敗することが無くなってきました。
こういうのにはコツがあり、わかってくるとそんなには失敗しません。

大山さんのメルマガに紹介されていた方法の詳細は書きませんが、私が実施している方法とは少し違い、実物を穴にはめてずらしながら、中心を決めていく方法です。
私がとっている方法は、型紙をつくる必要があるので、ちょっと敷居が高いかもしれませんが、製造プロセスという観点で見ると、マニュアル化しやすい方法です。

つい先日も、スピーカーユニットの調心機構について書きました。
スピーカーユニット取付用穴加工

スピーカーユニットの取付穴は、少しだけ余裕を持っています。
そこでちょうど取付穴の中心にスピーカーユニットを据えないと、フランジから穴がはみ出てしまったり、取付用のネジが穴の縁からごく近いところに来てしまったりして、うまくいかないことがあります。
そのために、スピーカーユニットを中心に位置決めする方法例が上記の記事です。

私が、木ネジなどでスピーカーユニットを固定する場合には、事前に型紙を作成しておき、型紙を当ててネジ孔位置を決めるようにしています(記事)。

そして、スピーカーユニットをはめる大きな穴を先に加工し、型紙にあわせて小さな孔を後から加工するようにします。
木ネジの場合にも下孔をあけておかないと、ユニット取付時にドライバーでコーンやエッジを破るリスクが跳ね上がります。
大きな穴の位置がずれてしまったら、ネジ孔位置も変更しなければなりません。
この場合には、型紙の中心穴を切り抜いておき、実物に合わせれば大丈夫です。
型紙は、定規やコンパスで描いてもいいですが、CADを使えば正確に書けるので、パソコンとプリンタが家にあるのならCADを利用するのが便利です。

付け加えると、爪付きナットを取付ける孔は、裏側から開けるほうがいいです。
なぜなら、ボール盤なしで孔をバッフル面と垂直に開けるにのは困難で、治具を使っても10度くらいはずれるのがふつうです。
裏であわせておけば多少穴が曲がってもぴったりネジ止めできます。

木ネジの孔なら、多少垂直からずれてもいいので、正面から開けるほうがいいです(下孔を貫通させる必要はないし)。

最近は、だんだん工作が面倒になってきたので、年に2作もつくると胸焼けしそうです。
自宅に工作室があれば、毎月やりたいくらいですけど。

以前はカット図を描いて、まとめて切ってもらっていましたが、最近は、ホームセンターで小分けに切ってもらわないと運べないので、切断はなるべく単純に、しかもカット数極小を目指すようになりました。
騒音対策で電動工具をなるべく使わないので、どんどん手作りっぽくなっていきます。

急がなければ電動工具を使わなくてもいいのですが、便利な手動工具はなかなかありません。
きっと電動工具のほうが大量生産で安くできるのでしょうね。


by mcap-cr | 2019-08-02 05:40 | 工作 | Trackback | Comments(4)

スピーカーユニット取付用穴加工

スピーカーユニットを、必要穴が小さめのものに交換した記事を書いていて思い当たることがありました(記事)。

スピーカーユニットのマグネットは今でもフェライトが主流です。
アルニコは高級品だし、ネオジウムも最近はだんだん見なくなってきました。
フェライト磁石の欠点は、磁力が弱いことと、素材そのももの磁気抵抗が大きいため、厚くしても磁力増強効果が小さいことです。
このため、FostexのFEの限定品は、磁力を上げるためにマグネットの径をぎりぎりまで大きくしてあるので取付が大変です。
それだけでなく、振動板背面の気道がマグネットで塞がれるために、背圧が増えるであろうと推定されます。
このために、穴にテーパー加工を施す人は多いだろうと思います。

そこで、取説通りのユニット取付方法よりも改善するモデルができるのではないかと考えました。
それを思い付いたのが上記の記事のときです。
取付穴は大きくしたい、しかし、中心からずれるのは防ぎたい。
また、フランジで穴をすべて塞げないと空気してしまう。

パイオニア製品のようにフランジが極端に小さい場合はこの方法が適切でない場合もありますが、フランジの寸法に余裕があれば大丈夫です。
取付用のネジ孔が取付穴に近すぎる場合には、スピーカーユニットを背面から引っ張る方法での取付が必要になりますが、ネジ孔位置に余裕があれば、全面からのネジ止めでも何とかなります。

ということで、手元にあったFE103En-Sの寸法例で図を描いてみました。

a0246407_14303226.png
改善案のほうは、2mm厚の小さな木片を使ってスピーカーユニットの中心からのズレを抑えます。
このようにフランジの立派なユニットなら問題なくいけそうです。
必要穴径102mm+端子板切り欠きというのも格好良くありませんが、改善案だったらほとんどの部分で穴径106mmになるので取付も余裕でできるだろうし、穴を削らなくれも気道がある程度確保できそうです。
木片は作ってもいいですが、アイスキャンディーの棒の厚みがおよそ2mmなので、こういう廃材の再利用のほうがエコでしょう。


by mcap-cr | 2019-07-19 06:01 | 工作 | Trackback | Comments(2)

DVC1000に再び交換

新しいMCAP-CRシステムには、DCU-F122を付けて満足していましたが、コメントを頂いて、DVC-1000も再び聴いてみました。
新しいシステムのDU100Fは、工作当初長いダクトを付けていてイマイチでしたが、計算と試行のうえ、ダクト長さを調整したら、随分と良くなりました(記事)。
これ以上良くするのは難しいと判断するところまで来たので、しばらくそのまま聴いています。
これがDCU-F122Wで満足していた状態です。
最初は、DVC-1000を取り付けて聴きましたが、その後の調整・改造でDCU-F122Wを聴いて満足してしまったのでそのままにしていました。
しかし、ご指摘いただくと、DVC-1000の音が聴きたくなり、交換してみました。
DVC-1000に適切な取付穴寸法は、93mmです。
実際に空いている穴の径は約95mmで、これは、DCU-F122W用の穴径と同じです。
工作精度が良くないのでもう少し大きな穴が空いているようです。
このままDVC-1000を装着すると、フレームから穴がはみ出してしまったりするので、今回は少し穴を小さくします。
小さくすると云っても、全周に亘って縮める必要はありません。
重力がかかる下側と両脇の合計3箇所に止めるための突起を付ければおおよそ中心を保持できます。
そこで、手持ちの材料を探すと、いい棒がありました。
厚みは2mmです。
a0246407_16050749.jpg
これを、3箇所に貼り付けました。
a0246407_16051242.jpg
これで中心をおおよそ保持できるので、取り付けると、穴がフレームからはみ出ることは無くなりました。
a0246407_16051993.jpg
この状態で聞いてみると、さすがにパイオニアの音は素直です。
オルガンを聴くと33Hzも普通に出ます。
箱が良ければこのユニットが活きてくるようです。

しばらく聴いていて気付いたことがありました。
ユニットをこのパイオニアのDVC-1000にした場合もパークオーディオのDCU-F122W(赤パーク)にした場合も、鳴り方が穏やかでゆったりとした音です。
赤パークなんかはそんなにゆったりした鳴り方はしないユニットではないかと思いますが、この箱との組合せでは、ゆったりした感じです。
これは、箱を大きめに作ったからであろうとも思いますが、ひょっとしたら、薄い板で作ったからかもしれません。
その両方が合わさってこのゆったり感なのかもしれません。
板厚は、自作スピーカーシステムでは例外的に薄い9mmです。
こういう薄い板で作るようになる前のシステムは、もう少しガツっとした音だったように思います。
相対的には、このシステムのほうが低音はバランス良く出ているはずです。
このバランスの良さがゆったり感に繋がったのか。
よく分かりませんが、この箱に取り付けてこれくらいゆったり鳴るのであれば、FEシリーズで丁度いいくらいになるかもしれません。
ただし、それをやるには、穴を中途半端に拡げなければならないし、そうするとDCV-1000が使えなくなるのでちょっと考えてしまいます。
あるいは、厚い板で箱を作って比較する...というのも簡単では無さそうです。

好き嫌いの話をすれば、この箱とDVC-1000の組合せは、自作スピーカーというよりも品のいい市販品みたいな鳴り方で、好きなような、もっとガツッと鳴る方がいいのかよくわかりません。

DVC-1000は、ヴォイスコイルが6オーム2つという構成になっているので、接続方法によって、6オーム、12オーム、3オームの3通りを選ぶことができます。
それによって音が変わるはずですが、6オーム接続は、ヴォイスコイルのひとつが単に錘になってしまうので、気分的に良くありません。
3オーム接続は、アンプの仕様から外れてしまうのでやってはいけません。
ということで12オーム接続が選択肢となりました。

でも12オームでいい感じです。
再びDCU-F122Wに戻す必要性は感じません。
最終的には、5FR IIという13センチのユニットに換える予定にしていますが、その前にFEを試すのか躊躇しています。
音としては、DVC-1000が良さそうです。


by mcap-cr | 2019-07-15 06:27 | 工作 | Trackback | Comments(2)

この素材にちょっと興味が

昨日は、ちょっと車に乗る用事がありました。
自家用車は持っていないので、レンタカーを使うことになりました。
レンタカーの契約書の裏側を見ると、
『反社会勢力に属していない誓約等』
という節がありました。
○私は、暴力団や暴力団関連団体の構成員や関係者ではなく、その他の反社会勢力に属していないことを表明し誓約します。
○私は、借り受けたレンタカーを暴力団や暴力団関係者の構成員や関係者、その他の反社会勢力に所属する者の利益となるような使用を行わないことを表明し誓約します。
いまは、何をするにもこの種の誓約書に署名させられます。
それでも反社会勢力はなくなりません。
警察その他が癒着している、マスコミや特定野党が暴力団をサポートしている...いろいろな事情があろうかと思いますが、日本の場合法治主義で縛られていますから、何をするにも手続きを踏んでいかなければならないし、犯罪行為の構成要件への適合にすこしでも疑義があれば有罪となることはありません。
いまどき暴力団が社会に必要とされているとは考えられないので、摘発や処罰を容易にする法律をつくればいいのですが、マスコミや特定野党が反対キャペーンするのでそういう法律は簡単には成立しません。
国民の生活を脅かす危険を取り除くのに反対するマスコミや野党は国民の的なんですよね...

さて、いつものようにパソコンで情報を探していたら気になる広告が...

一辺98mmの正方形断面、厚みは12mmということなので、空洞部は一辺74mmくらいでしょう。
ということは、公称5cmから7cmくらいのスピーカーユニットなら入れられるかも。
この寸法は、初期のUP4D-PRよりも更に小さいので、音場感は最高でしょう。
残念なのは当時200円だったあのユニットが入手できなくなっていることです。
他にいいのがあればこれはなかなか使えるかもしれません。
問題はちょっと高価なことでしょうか?
柱にするもので、そのように使うには、専用のアルミ管を入れるそうです。
それでも結構な強度があるだろうし、屋外で多少風雨にさらされても良い仕上げでしょう。
スピーカーシステムにはちょっと勿体無いような気もします。
ちょっと高いし...
気に入ったジャンクユニットに当たれば使ってみたい気もしますが...

いいジャンクユニットを見付けるのは簡単ではありません。
最近は秋月もあまりスピーカーユニットを置かなくなりました。
置いてあるのは、ラジオや電子機器に付けてとりあえず音が出ればいいや、というものばかりになってきました。
ジャンクは大量に出るはずですが、どこにいってしまったのでしょう...


by mcap-cr | 2019-07-14 06:49 | 工作 | Trackback | Comments(2)

ダクトを変更して聴きながら考えた

昨日は、日本のIWCからの脱退完了の日でした。
これから、近海での商業捕鯨が再開されるでしょう。
いままでは、調査捕鯨のクジラ肉が出回っていましたが、高価なので買う人はすくなかったでしょうが、今後は少し安くなるかもしれません。
クジラには気の毒な気もしますが、その分、牛や豚の命が助かるでしょう。
体の大きなクジラを殺すほうが、トータルでは殺生する個体の数はずっとすくなくできます。
クジラ1頭で、牛何頭が助かるのでしょうか?

鯨に捕食されて減ってしまった漁獲量も少しずつ回復していくでしょう。
人間に限りませんが、多くの生物は、他の生物を殺さなければ生きていけません。
命を無駄にすること無く有り難く頂戴しなければならないと思います。

さて、10cmの新作MCAP-CRのバスレフダクトを40mm内径✕40mm長さに交換して試聴しています。
良くなったようであり、もっと調整したくもあります。
ローエンドは、33Hzまではしっかり出ているのでこれはこれで大丈夫です。
低音不足というのでもないですが、オーケストラの厚みがもう少しあればいいな、と感じたので、しばらく聴いた後、オシレータで簡易チェックしてみした。
あくまでの簡易チェックなので、再生レベルを定量的に測ることはできませんが、動作は確認できます。
30Hzより下は、振動板から歪が聞こえますが、ダクトに手をかざすと、29Hzでも大きな空気室のほうのダクトは動作しているようです。
34Hzでは、耳でも大きくなったことを感じます。
40Hzでは、音も更に大きくなり、ダクトにかざした手に感じる風圧も大きくなりました。
それから周波数を上げていくとどんどん音が大きく感じるのは、耳の特性でしょう(参考:産総研の記事)。
40〜80Hzくらいまでは、大きい空気室のほうのダクトの風圧が大きく、そこから上は、小さい方の空気室のダクトにバトンタッチしていきます。
200Hzくらいまでは音圧の変化はスムーズに感じました。
この設計って、ひょっとしてうまくできているのかな?

音楽を聴いた感想では、まだチューニングが必要だと感じていましたが、オシレータで簡易チェックしてみると、かなりいい感じです。
というか、これがベストなのかもしれません。
自分の感覚なんかいい加減なものだと再確認しました。

大きな空気室のほうのダクトを40mm径✕50mmに交換すると、30Hz前後の音圧が上がります。
それとは引き換えに、その上の周波数の音圧が下がっているはずですが、耳ではあまり分かりません。
最終的には測定が必要なのでしょう。

大きな空気室の露出ダクトだけを長くすれば、もっと良い動作点が見つかるかもしれませんが、そこまですべきかどうか、分かりません。
このチューニングで良くなるのは30Hz前後までしっかり録音されているソースだけなので、それ以外は、悪くなるかもしれません。

ダクトは差し込むだけなので簡単です。
中に落ちないように、マスキングテープを巻いて部分的に径を大きくすると、無理に押し込まない限り中に落ちることを防止できます。
ダクトを数本準備して、聴く音楽に合わせて使い分けるというのはどうなんだろう?

いろいろ考えてはいますが、オシレータでの簡易チェックの結果からすると、今の状態はベストに近いと思います。
いずれは、ユニットをCantareの5インチ、5FR IIに交換する予定ですが、DCU-F122Wの音も気に入っているので、しばらくはこれで楽しもうと思います。

とりあえずはこれで完成とし、完成図を付けます。
a0246407_14420658.png
今回の作品を通して、MCAP-CRの設計とチューニングが少し実感できたと思います。
今回の箱は、もうひとつの完成形で、4インチから6インチ位まで使えるだろうと思います。
そしてスピーカーユニットに合わせてダクトを変えれば適切な設計になると思います。
これはこれで典型的なMCAP-CRのエンクロージャーとしてパターン化できると思います。
まだ試していませんが、サブロクサイズの板を1本に1枚とそれに合わせた角材とダクトを使えば8インチのユニットにも使えそうです。


もっと広くて遮音性能の良い部屋で、音量を上げて聞けば、素晴らしいだろうと思います。


by mcap-cr | 2019-07-01 05:53 | 工作 | Trackback | Comments(0)

ダクトの製作がなかなかうまくいかない

hiro-osawaさんから、ダクトは紙を斜めに巻けば良いというアドバイスを頂いたので試してみました。

まずは、トイレットペーパーの芯の観察からです。
巻いている紙帯の幅が思っていたよりも広いです。
また、角度は45度のようです。
ここで考えてみると、原料幅は、紙管の周長πDに重ね代を足して決めていると思うので、重ね代をaとすると、原料幅Wは
W=(πD+a)÷√2
となるようです。

いったん分解してから重ねると良いとのことだったので、剥がしてみました。

a0246407_18050095.jpg
破れてしまいました。
これは無理そうです。
材料が違う特性なのでしょう。
しょうがないので、紙管は分解せずに、その上にケント紙を巻くことにします。
紙取り図を描くと無駄が多いです。
ダクトの長さは、それぞれ20mm, 30mm, 40mm, 50mmとしてみました。
a0246407_18071300.png
とりあえずこれで試してみました。

うまく巻けません...
ギブアップ...

紙に糊を付けるとふやけて膨張するので、ぴったり貼り付けるのにはスキルが必要です。
私がやったらぴったり付かなくて隙間が出てしまいました。
a0246407_18093218.jpg
これはさすがに良くないので、まっすぐのピースを短く切って少しずつ巻いてみました。
多少マシかな...
これにフランジを付けて着脱式にしようと試しましたが、端切れを使うと穴の位置がずれてしまうので断念しました。
結局、
a0246407_18113601.jpg
外から差し込んで音を聴いてみることにしました。
この紙管は直径も長さも40mmですが、まだ長いような感じもします。
もうちょっとこれで聴き込んでみたいと思います。
慌てていじるといいことないので。


by mcap-cr | 2019-06-30 06:06 | 工作 | Trackback | Comments(6)

性能の確認

このブログに頂いたコメントで、サブカル、という用語を拝見し、ちょっと考えてしまいました。
サブカルというのは、伝統的な文化とは違った行動パターンを指すような感じの用語です。
オーディオ趣味がカルチャーだとすると、創世記と現在とではかなり変わってきていると思います。
創世記には、スペックが重要でしたが、現在の主流はスペック無視で、口コミ重視の評価が多いように見受けられます。
スペックの違いは音の違いとなりますが、スペックが同じでも音がまったく違うという意見が主流なのはまさしくサブカルといった感じです。
スピーカーシステムの自作も、やはりサブカルな感じがします。
ましてや、計算が主というのは、超サブカルでしょう。

新しく製作したDCU-F122W+自前設計の箱DU100Fの音を聴いているだけではよく分からないので、オシレータを使用して、動作を確認してみました。
箱の設計上のローエンドは40~50Hzくらいだったのですが、音楽ソースを聴く限り33Hzは十分に再生されています。
その代わりにその上の低音がちょっとおとなしい感じです。
使ったのは、秋月のオシロスコープ(周波数カウンタとして使用)+ファンクションジェネレータにLXA-OT1を組合わせたものです。
a0246407_07552833.jpg
これで、周波数を変えた信号を出力して、耳と手で動作を確認します。
ローエンドは、30Hzくらいから聞こえ始め、33Hzで聞こえ方が大きくなります。
37Hz前後では相当に大きく鳴り、ダクトに手をかざして感じる音圧もよく分かります。
そこからら80Hz位までは、大きな副空気室に接続されたダクトが受け持っている感じがあり、その上から別のダクトにバトンタッチしているようです。
中のダクトについては、手が入らないのでよくわかりません。
小型のマイクロホンをセットすれば測定できるのでしょう。
150Hz位までは、再生を箱が受け持ち、そこから上はスピーカーユニットが直接放射する音のほうがずっと大きいので、そのあたりより上に箱の動作点を持たせる必要はなさそうです。
33~37Hz位までは強力に動作するのですがそこから上に行くとちょっとおとなしい感じがあります。
ローエンドが下がり過ぎたのかもしれません。
これは、ダクトを全部切り取って別な短いものに挿げ替えて、ローエンドを上げるというのもありなのかもしれません。

MCAP-CRももう十数年作ってきていますが、最近は、ダクトを大きく短くする方向にあります。
というのは、計算上のローエンドよりも実際のほうが下まで伸びるからです。
今回も、ダクトの長さを30mmから110mm(トイレットペーパーの芯をそのまま使う)まで計算し、結局、A3ケント紙で無駄なく材料を取るため99mmとしました。
ダクトの長さは半分以下でも良かった感じです。
それに、私が見たトイレットペーパーの芯の径は38mmでしたが、40mmのものもあるにで、40mmのほうが良かったかも...と思ってもしょうがありません。
それでも工作用に収集していたトイレットペーパーの芯が集まってきたので、そのうち、ダクトを全部もぎ取って薄板ダクトにした後、30~50mmのダクトに変えようと思います。
ダクトを短くしても33Hzが再生できれば、そのあたりがこの容量の箱でベストになるのだろうと思います。

このシステムは、音楽ソースで聴くとそこそこ自然な感じで鳴るので、これはこれでいい感じですが、もっとアクセントを付けるほうが好まれるんだろうと思います。
こういうキャラクターが好みを分けるので、いろいろなソースで聴き比べたときに評価の差が出てくるのでしょう。
今回の設計は、板の寸法から無駄ゼロで箱のサイズを決め、ダクト径をトイレットペーパーに合わせ、長さをパラメータとした(全部同じ長さ)だけなので、チューニングは比較的簡単です。
箱のサイズは、10cmユニットにはゆとりが大きかったかもしれません。
大きいほうがバランスをとりやすいだろうと思っていましたが、スピーカーユニットは13cmクラスにするほうがいいかもしれません。
これからどうやっていじっていくか、このいじるのが自作の楽しみでもあります。


by mcap-cr | 2019-06-23 06:16 | 工作 | Trackback | Comments(6)

スピーカーユニットの取付図

スピーカーユニットをエンクロージャーに取付る場合に、一般的なのは、フレームをバッフルにねじ止めする方法です。
写真をもう一度載せます。
a0246407_17323225.jpg
この方法は、フレームがダイキャストのようにしっかりしたものの場合は有効ですが、どこかの有名メーカーの高級品のプレスフレームのように、木ねじで締めただけでフレームが歪んでしまう場合にはよろしくありません。
そこで、OSW式(hiro-osawaさんの方式を勝手に命名)のように裏側から引っ張って固定する方式の優位性が出てきます。
OSW式は、工作のスキルが必要なので、スキルがなくてもつくれるように改良(改悪)したのが、私がとった方式です。
DU100Fというモデル用に製作したのが、下の図のような引張用の部品です。
ロープの掛け方が写真とは違っていますが、これは、正確に描くのが難しいのでご容赦ください。
a0246407_18533555.png
この設計では、ユニットのフレームにロープを引っ掛けて、T型の部品を縛り付け、ある程度固定されたところで、図の右側、バッフルの背面から差し込んだネジを爪付きナット(claw nut)に通してねじ上げて引っ張る方法です。
当然ロープが伸びて、T型部品はユニットから離れますが、最初に縛り付けないと、爪付きナットにねじを通すことができないのでしょうがありません。
ネジは、ある程度余分な長さがないと孔にねじを通すのが大変です。
50mm長さのねじまでは、安く入手できますが、それを超えると急に高くなります。
100mmを超えるネジは、ネジ部分が短いものが多く、そうすると引っ張りきることができません。
全ネジ型が使いやすいです。
また、T型の引っ張る部分が長過ぎると、T型部品がバッフル背面についてしまいロープの伸びしろが足りなくなります。

これで、ユニットをバッフル面に固定する必要が無くなるので、正面のねじ穴加工が不要になり、ヘナヘナフレームの製品やねじ用の孔のない製品でも取り付けることが出来るようになります。

今回使ったDCU-F122Wは、ダイキャストの立派なフレームが付いているのでこうする必要はありませんが、後々別なユニットに付け替える場合には、孔の位置が合わなくなるので、正面に孔がないほうが有利です。
この手法であれば、後々、穴加工によってFE108S等の別ないユニットにも変更できます。

OSWさんオリジナルの設計の場合には、高度な工作の精度が必要なので、自信のない私は断念してしまいました。
私の設計は、製作誤差がそこそこ許容できるので、工作に自信のない人でもいけると思います。

こういうのも使える場面があると思います。


by mcap-cr | 2019-06-21 06:01 | 工作 | Trackback | Comments(0)

DCU-F122Wをマウント

新しく作った、DU100Fというモデルは、DVC-1000をマウントしてちょっと中低域が薄いかと思っていました。
しばらく聴いていて何となく音が薄いように感じたので、我慢できずに、DCU-F122W(赤パーク)に交換してみました。
赤パークは、先日は、ロープが引っかかって入らなかったので、今回はロープと針金の二段構成にしました。
a0246407_17323225.jpg
マグネットの部分が直径90mmありここに太いロープが重なると、95mmの穴を通過できないという問題だったので、今回は、マグネットの少し上までを針金2本でつなぎ、そこから先にロープを結びました。
これで何とか入りました。
a0246407_17323701.jpg
音は...
全然違います。
DVC-1000は、何か接続間違いでもしたのかもしれません。
大失敗したのかも...と思っていましたが、そうでもなさそうなので、いずれは別なモデルで試してみようと思います。
もう赤パークを換える必要も感じないので、しばらく飽きるまではこのまま聴いてみようと思います。

33Hzのオルガンは、DVC-1000では、まあ聞こえるというレベルでしたが、DCU-F122Wでは、脳天を直撃してくる感じです。
低音は、方向感覚がないので、33Hzは、頭の中をオルガンの気柱振動で直接グラグラゆすられるような感じで、上品だったDVC-1000と比べると、DCU-F122Wは、ダイナミックという表現が似合います。
そういえば、kenbeさんのブログに、素人さんに音を聞かせたら、頭の中で鳴っているように聞こえたという感想だったという話を思い出しました。
きっと波長の長い低音が支配的に聞こえていたのでしょう。
それだったらそういう感想になってもおかしくありません。

DCU-F122Wは、中高域に癖があるという噂だったので、警戒していましたが、いまのところ耐えられないような違和感は感じません。
これも普段聴く音楽ソースによるのでしょう。

まだ、じっくりは聴いていないので、何とも云えませんが、33Hz系の音楽ソースはなかなか楽しめます。
オルガンの高域の側も倍音域がよく分かります。

パガニーニのヴァイオリンを聴いてみると、割と至近距離、席にしてステージから4〜5列目で聴いているような感じです。
こういう感じが、中高域の癖として聞こえるのかもしれません。
いまは6畳間で聴いていますが、もっと広い20畳くらいの部屋で、5m以上離れて聴くともう少し高域がマイルドになって楽しめそうです。

パークオーディオのスピーカーユニットは自宅では初めて聴きますがなかなか悪くないかもしれません。
幸いにもパークオーディオは、このユニットを購入して9年が経過してもまだ撤退していないので、期待が持てます。

結論はまだ早いですが、このDU100Fというモデルは、いろいろと楽しめそうです。
箱はそのままとしてもダクトを換えると適合させられるスピーカーユニットがいろいろと出てきそうです。

ビジュアル的には、DCU-F122Wとの組合せはなかなかだと思います。


by mcap-cr | 2019-06-18 05:10 | 工作 | Trackback | Comments(0)

新作工作のまとめ

今回の新作は、10cmユニットをサイズに余裕のある箱でゆったり鳴らすというのがコンセプトでした。
低域は欲張らず、ローエンドよりも量感を重視する設計です。
設計上のローエンドは40Hzよりやや上といったところですが、33Hzまでいけました。
もう一つの目的は、スキルのさをカバーする仕上の実験ですが、そちらのほうが、まだうまくいかなかった感じです。

設計は、繰り返しになりますが、下の図の通りです。
a0246407_08460052.png
9mm厚のラワンサブロク板(F☆☆☆☆)を使います。
F☆☆☆☆は、ホルムアルデヒドの拡散が最も低い等級です。
これが最重要で、こういうところを気にしないと体によくありません。
自作マニアはまず使わない9mm厚んp薄板でも、強度は十分で、また、今回購入したラワン材は重いです。
出来上がってみるとオフ会に持参するには、大き過ぎ、重すぎな感じです。

板が薄いので補強は入れます。
フロントパネルは、こんな感じで、ユニットのマウント部付近や、面積の大きな壁には桟を入れます。
他にくっついているものは、組立時に板がずれないようにするためのガイドです。
これで組立が簡単になります。
a0246407_08070413.jpg
スピーカーユニットは、裏板から引っ張って固定するので、裏板にも補強を入れます。
a0246407_08080060.jpg
内部の様子は、こんな感じです。
ダクト穴を削ってトイレットペーパーの芯に合わせるのは諦めて、ダクトそのものをケント紙で作りました。
面倒なのは変わらなかったかもしれませんが、ゴミが散らないので、結局こうしました。
これがいいというわけではありません。
a0246407_08075517.jpg
コーナーエッジには角材を当てます。
コーナーピラー工法と命名しましたが、薄板の場合はピラーという感じではないので、ティンバー・エッジ工法と名称を変更しました。
Timber=角材
Edge=縁
で、"Timber Edge"工法。
こちらのほうが、"Corner Pillar"よりも実体に合っているので、今後はこちらにします。

エッジのティンバーが細かったので無駄な反りが多く、ハタガネを大量に使いました。
a0246407_08081950.jpg
組立た状態はこんな感じです。
a0246407_08134437.jpg
ボンドをふき取った跡が目立ちます。
このため、どうしても、木工ボンドを仕上する面にコーティングする必要があります。
今回使用した、水性着色ニス(メープル)は、こんな感じでキレイに塗れます。
a0246407_08143868.jpg
これは、部分的に見た状態で、全部を見ると...
a0246407_07112473.jpg
こんなに色ムラが見えます。

スピーカーユニットを取り付けると、一応音が聞ける状態になります。
a0246407_17301723.jpg
音のほうは、自分では結構満足しています。
ローエンドは、33Hzまでいけているようです。
33Hzの法則というエントリーで書いた通り、33Hzまでで殆どの音域をカバーしているし、そこから下は、生演奏で聴いてもほとんど聞こえないので、33Hzまでカバーできればいいという意味です。
オルガンを聴くと33Hzの鳴り方も自然で、パレルモ大聖堂で聴いた生の音を思い出しました。
しかし、問題もあります。
200Hz付近の音圧が薄いように感じます。
このあたりの周波数帯は、10cm口径のDVC-1000でも十分にカバーしているはずなのですが、ディップになってしまったのか、中低音域が煩くありません。

スピーカーユニットのDVC-1000は、素直な優しい音を聴かせてくれます。
その反面、ちょっとパンチがありません。
いわゆるドンパチ系の音とは違っていて、品の良いしっとりした音です。

これを、通称赤パークのDCU-F122Wに交換したらドンパチ系としても楽しめるのか、ちょっと楽しみではあります。
あと、FE108SとFE103En-Sも試してみたいのですが、中低域の落ち込みがもっと目立つと思うので、最終的には5インチくらいのドライバーがいいのかもしれません。

もう少し聞いてみないとよく分かりません。


by mcap-cr | 2019-06-17 05:52 | 工作 | Trackback | Comments(0)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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