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カテゴリ:工作( 91 )

ビビリ音の原因と修正

このところずっとベートーヴェンのピアノソナタを聴いています。
先日、バレンボイムのCDを聴いていたところ、ピアノのビビリ音が聞こえました。
つねにビビっている訳ではなく、ときおりビビります。
もっと録音の良い、グードやコヴァセヴィッチのCDでは気付かなかったのですが、バレンボイムの演奏だけ、ビビリが聞こえてきました。

スピーカーシステムは、8cmのMCAP-CRシステムで、スピーカーユニットには、PM-M0841Kを使っています。
このシステムは、おおたんさんのサイトを参考に、ワイヤーで後方から引っ張る方式でマウントしています(記事)。
実は、このマウント方法で気になることがありました。
針金は、引張には強いのですが、フレームに引っ掛けるの部分が曲げ引張になります。
しかも、フレームは角をとっていないので、針金にはいささか酷であると思っていました。
しかも、曲げた部分は塑性変形して硬化しているので、引っ張っても全体が均一にまっすぐ伸びることはありません。
このあたりは、おおたんさんの方式は、まとめて捩ることで上手に処理していますが、
私の方法ではちょっと心もとないので、引張には手加減していました。
しかし、ビビリが出たので、引張調整ネジをさらに回してみました。
小音量ではビビリは止まったようでしたが、どうも気になるので、ワイヤーよりも断面積の大きい
繊維の紐を探していたら、ダイソーにちょうどいいのがあったので購入してきました。
ワイヤーをこのロープに交換してみました。
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取外してみると、なんと、ワイヤーが1本切れていました。
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締めすぎて切れてしまったようです。
恐れていたことが現実に起きました。

ロープを巻いて固定するのは、思いのほか難しく、縛るとずっこけてしまいます。
それでも何とかロープを巻きました。
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きつくは巻けていませんが、ネジで引っ張ればまっすぐになって引っ張れるでしょう。
結んだ部分には接着剤でも付けようかと思いましたが、引っ張れば緩みにくくなるはずなので、このままにしました。

ロープが太くなったので、ユニットを挿入するのが大変でしたがなんとか完了。
ビビリは解消しました。
心なしか音が良くなったようなプラシーボ効果があります。



by mcap-cr | 2019-05-25 06:21 | 工作 | Trackback | Comments(2)

つや消し塗装

前回は、レンガパターンに塗るという方法を模索している記事を書きました。
その中でツヤ消しに関することを書いたのですが、調べてみると、シッカロール(商品名)の類を塗料に混ぜる方法が見付かりません。
子供の頃には、プラモデルの戦車の塗装をツヤ消しにするには、シッカロールを混ぜるといいというようなことが、なにかに書いてあった気がします。
画家のフジタが乳白色の肌色を描くために使っていたという情報もあるので、これが悪いことではないでしょう。
ということで、MDFの端材に塗って確認してみました。
今回使用したのは、Johnsonのベビーパウダーという商品です。
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他のものでもいいのですが、薬局にこれが売っていたのでこれにしました。
これを、塗料に混ぜてMDFの端材に塗ってみました。
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写真のいちばん上が、ベビーパウダーを混ぜない、塗料の素の状態です。
いちばん下が、少し混ぜた状態で、両端が、大量に混ぜた状態です。
写真では、違いが分かりませんが、素の状態のほうが微妙に光沢があります。

これでは全然分からないので、デジタル顕微鏡で数百倍に拡大してみました。
まず、塗料そのままの塗装面です。
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次に、塗料にベビーパウダーを少し混入した塗装面です。
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最後は、塗料にベビーパウダーを大量に混ぜた塗装面です。
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これらの拡大写真の倍率は同じです。
高級顕微鏡ではないので、倍率指定ができず、成行きの状態です。
仕様から推定すると500百倍くらいと思います。
というか、どうせパソコンの画面に表示した状態で何倍かを議論しても意味がありません。

ベビーパウダーを多く混ぜると、塗料の流動が悪くなりますが、表面は、却ってきれいになるようです。

光沢の状態の差は、腕が悪いと微妙ですが、ベビーパウダーを混ぜるほうが手触りがいいように感じます。

これで、また練習して次回作を仕上げたいと思います。


by mcap-cr | 2019-05-23 06:20 | 工作 | Trackback | Comments(8)

力量に合った仕上げを検討

スピーカーシステムの自作で問題になるのはいつも仕上げです。
音の気に入る/気に入らないという根本的な問題はあるのですが、最近は、いきなり捨てようと思うほどのものはできなくなったので、最終的には仕上げの問題になります。

これまでは、素人にも比較的簡単と思われる透明ラッカー仕上をしてきました。
しかし、透明ラッカー仕上にも問題があることが分かりました。
臭気の問題は明白ですが、仕上げた後の問題として、日焼けの問題が発覚しました(記事)。
そこで、最近は、木工ボンドを全面にコーティングしてから塗装仕上げするようにしていますが、それも面倒ではあります。
第一、まだ、木工ボンドの全面コーティングによって、日焼け斑を防げるかどうかの検証にも5年はかかります。
また、最近は臭気を気にして(自分はいいのですが、女房が文句を云うため)、水性ニス仕上げに変わりました。
多少は上達したと云っても、経年劣化がどうなるのかは分かりません。

今までにも仕上げではいろいろと失敗してきました。
仕上げの失敗は、修正するほどひどくなっていきます。

と、思い付いたのは、着色仕上げで、塗りムラがあっても目立たないようなパターンを付ければいいのではないかということです。
屋外の建造物だって近くで見るとそれなりに仕上げの不均一もありますが、目立つことはありません。
理想的なのはイスラム美術調のタイル仕上げ風で、幾何学的な模様の付いたタイルの絵を書いてしまうことです。
しかし、これはスキルを要求するので自分の手には負えません。
木目を描くのも同じく自分には無理です。
もっと簡単で素人目にも我慢できるものはないか...
と考えついたのが、レンガ建築調です。

レンガ建築は古いものも新しいものも多くあり、古くなって色が斑になっても、間に合せで色の違う数種類のレンガで補修してもそんなに悪くありません。
古くなって端部が欠けてもそれはそれで味わいのうちとも云えます。

ということで、この方法の試験をしてみました。
一発で決まることはなくても何回か練習すればちょっとマシになるかもしれません。
塗り斑が目立たない方法だし、むしろ多少の塗りムラがあっても味わいのうちなのかもしれないので、気は楽です。
水性ペンキなので近所迷惑にもなりません。

まずは、ペンキと筆を揃えました。
ペンキはホームセンターで買ったものは500円〜700円くらいでちょっと高価です。
100円ショップで入手できたのは、白と黒だけですが、これは、レンガの継ぎ目を描くのに使用します。
その他、水性絵画用の安物の筆を100円ショップで入手、マスキングテープをホームセンターで入手しました。
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ペンキの茶色は、元から持っていたのが公称こげ茶色で、わかりやすく云うと、阪急電車の色です。
レンガとはちょっと違うので、これに黄色を混ぜると明るい茶色になるか、と思い黄色を買ってきて混ぜてみました。
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...
どちらかというと緑色に近いカーキ色です。
これだったら、まだ、阪急電車色のほうがいいです。
やっぱり次は明るい茶色を買ってきましょう。

練習なので、3面に焦げ茶色を塗って、残りはカーキ色のままにします。
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乾燥したら、マスキングテープを貼ります。
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マスキングテープの上に、白と黒を混ぜた灰色を塗ります。
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これを剥がすとこんな感じ。
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これはひどすぎます。
失敗の原因は既に分かっていました。
(原因1)色を混ぜる際に、筆や器に残っていた水分が塗料に比べて多すぎたので、流れて隙間に入り込んでしまった(毛細管現象)。
(原因2)マスキングテープの押さえが不十分で密着度が弱かった。

やっぱり、色を混ぜるのはリスクが大きいようです。
こういう仕上なら多少色が変わってもいいのですが、混ぜるときに余分な水分が混じるのはよくありません。
今回は練習だけなのでこれでもいいですが、こげ茶色と黄色を混ぜて緑っぽいカーキ色になるような想像と違う変化が起こるので、最初から決まった色のものを使うほうがいいようです。
そういえば、子供の時に図画の授業で、色を混ぜていたらどんどん変な色になってしまったのを思い出しました。

次は、上記の失敗防止を考慮してやってみます。
下塗りにマスキングをし指でてしっかり押し、テープと木材地肌の隙間を最小にして、水分が混入しないように黒と白を混ぜた灰色の塗料を塗ります。
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十分に乾燥したらマスキングテープを剥がして、つぎは縦にマスキングテープを貼ります。
そして、さらに、灰色を塗ります。
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乾燥したら、マスキングテープを剥がします。
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色あんばいや、継目部分の幅の不均一さなど問題はありますが、方式としてはこれでいいようです。
今回は、つや消し処理もしていませんが、フジタが人肌の乳白色をつくるのに使用したシッカロールやベビーパウダーのようなものを混ぜればつやは消えるはずです。
それよりも、レンガ色は何を選んだらいいのか悩みます。
継目の灰色もレンガ色に合わせなければなりません。
それと、今回分かったのは、マスキングテープ貼りが面倒そうなことです。
レンガパターンを細かくすると発狂しそうです。
といって、パターンが粗いと塗装の腕の悪さが目立ちます。

どのあたりで妥協するのが良いのやら...


by mcap-cr | 2019-05-22 06:07 | 工作 | Trackback | Comments(4)

買っちゃった...

気になったとブログで書いたユニットを買ってしまいました。
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2個セットです。
1個ずつの梱包もありましたが、価格は一緒です。
端子が各ユニットに2組ずつあります。
各端子からそれぞれ別のヴォイスコイルにつながっているようです。
テスターで2本とも直流抵抗を測ってみると6.0〜6.5オームくらいにばらついていました
ばらつきは、1個のユニットの中の2つの差が大きいのでひょっとしたら耳のいい人は個体差に気付くかもしれませんが、私には気付かないでしょう。
気付くかもしれないと気にかけると気付いたような気がして精神が侵される恐れがあるので、保険のために、気付かない!と暗示を掛けておきます。

フレームは小さめで、折り返してあって、剛性を高めているので、ネジ止めでも問題ないでしょう。
マグネットは2個付いていますが、意味あるのかな?
大きい方の1個だけでいいのではないかと思います。

マグネット2枚重ねの製品には、赤パークのような高級ユニットがあることを思いだしたので比べてみました。
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振動板面積は同じくらいですが、マグネットもフレームも赤パークのほうがずっと立派です。
音はどうなのか分かりませんが、共立(パイオニア)のほうを気に入れば儲かった感じがします。
そうなるように暗示をかけておきましょう。
これがハイP/C比にするコツです。
(ハイC/P比だと、性能の割に値段が高いということになってしまう)

無駄な感じがありありですが、こういうムダがないと経済が回らないし...



by mcap-cr | 2019-04-19 06:18 | 工作 | Trackback | Comments(8)

何気に良さそうなスピーカーユニット

スピーカー・ユニットを含むオーディオ製品の好みは、あくまでもその人個人の趣向によります。
ある人にとってはすばらしいものが別なある人にはゴミだなんていうことは普通にあることだと思います。
製品として面白いから好きだ、メーカーの方針が好きだ、他の人が使ってるから好きだ(嫌いだ)、この音が好きだ...好みに理由は何でも良く、本人に納得できれば、あるいは、できなくてもなんでもありだと思います。

そんな気持ちで、ブログに表示される広告(広告があるから無料でブログスペースが使えます)に、面白そうなスピーカーユニットを見つけました。

共立プロダクツという販売元の商品で、パイオニア製造のもののようです。
おもしろいのは、ダブルヴォイスコイルになっているところで、6オームのヴォイスコイルが2つあります。
並列につなぐと3オーム!
直列接続で12オームというのは、どういう使い方を想定しているのでしょうか?
口径が公称10cmというのは使いやすいと思います。
また、マグネットがやけに大きくてダブルになっています。
ダブルの意味があるかどうか分かりませんが、パークオーディオの限定品と似たようなマグネット形状です。
フレームは、いかにもパイオニアらしく、小さすぎる感じですが、うまくマウントできれば剛性には問題ないと思います。
端子部分が2箇所あるので、マウントする穴の上下か左右に切り欠きを入れる必要があるかもしれません。
周波数特性の上限は15kHzなので、ひょっとしたら、スーパーツィータの追加が有効なのかもしれませんが、聴いてみないと判断できません。
10cm口径というのは、8cmより低音を出しやすいので、使いやすいサイズです。

これを買ってみるか、というと、まだ死蔵しているユニットがごろごろあるので手を出さないでしょうが、血気盛んな頃だったら飛びついていたでしょう。

MCAP-CRのような多自由度バスレフ方式を採用すればそこそこの音が出てしまうのに慣れてしまったので、最近は、以前のような期待感はありません。
以前は、こうしたらどんな音になるんだろう?という期待感の元、工作が楽しみでしたが、最近は新鮮な感動が無くなったと思います。
最近は、低音はもう分かったから気にせずに中高音の好みにシフトしています。
生の音楽を聴く機会を増やしたので、オーディオに対しての期待度が下がったということもあるのかもしれません。

でも、今の手持ちのユニットをほぼ使い切ったら手を出してみたい製品です。
使ってみたらゴミだと思うかもしれませんが、素晴らしいと思うかもしれません。
それまで売ってるかな?


by mcap-cr | 2019-04-17 06:54 | 工作 | Trackback | Comments(8)

スピーカーユニットようやく交換完了

昨年のオフ会で、OM-MF5を付けて鳴らしたMCAP-CRのスピーカーユニット交換がようやく完了しました。
OM-MF5は、高音質として鳴り物入りで登場、マニアの間にあっという間に拡がっていきました。
しかし、個人的にはこの音がどうしても好きになりませんでした。
オフ会では、同じ音楽之友社の過去の付録ユニット(スキャンスピークとパイオニア)を付けた同じ設計の箱のシステムと聞き比べましたが、OM-MF5を選んだ人は少数で、スキャンスピークに差を付けられました。
個人的には、OM-MF5は好きになれないというよりも聞くに堪えないレベルの評価なので、別なユニットに交換しないと箱が無駄になってしまいます。
ということで考えたのが下記の設計で、PM-M0841CKを取り付ける方法です。
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まず、MDFの板を準備します。
同じユニットが大量にあるのと、片チャンネル4本を使うUP4D-PRもユニット交換しなければならないので、大きな板を買ってきました。
ここで、最大限にフランジ部品がとれるよう設計し、鉛筆で卦がきました。
フランジに小孔が4つずつ開いているのは、安全対策です。
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自在鋸で円盤をくり貫くのは毎度ながら恐怖でした。
やっぱりやめるほうがいいんだろうな。
円板の中にも穴を開けるので、円板を固定するのに予め開けておいた孔を木ねじで止めます。
こうすると、ホールソーの作業のときに、抑える点を回転部から遠ざけることができて危険が減ります。
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抜いた円板には、バリが付いています。
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MDFは、こういうバリが出ないと思っていましたが、そうではないようで、木材というよりも紙のような感じです。

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肝心のT型の材料も製作します。
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最近は、もうマイターソーの刃も鈍ってしまって御覧の切れ味ですが、刃の購入先が分かりません。
しょうがないので、こういうバリは紙やすりで処理します。
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そして、爪付きナットを取り付けてから接着します。
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フランジには、水性のペンキで着色します。
こげ茶色というものを購入しましたが、阪急電鉄の車両のようなあずき色でした。
フランジの裏側に塗装するとバッフル板にくっついてしまう可能性があるので、裏側にはみ出した塗料は紙やすりで削ります。
左側は、はみだし部分を削った後です。
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バッフル板の穴は少し拡げておきます。
そうしないと振動板背面の隙間が極小サイズになってしまいます。
OM-MF5の付属ガスケットは、頑張ってもとれません(涙)。
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いよいよ組立です。
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冶具をワイヤーで固定して様子を確認します。
紐ではないので、ピンと張った状態にすることはできません。
この後、フランジをはめてから、はんだ付けします。
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組立は、思ったよりも苦労しませんでした。
ユニット側を動かしながら、反対から差し込んだネジを孔に挿入します。
片側出来れば、もう片側は簡単に入ります。
これを交互に少しずつ締めこんで完成。
いちばん上の図面では、T型の冶具がスピーカーユニットに密着していますが、組み立てた状態では、10mm以上離れていると思います。

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完成!

音は、これからじっくり聞かなければなりませんが、数時間聴いた限りでは、OM-MF5のような刺々しさはないものの高域もすっきりと出ます。
Bobo Stenson Trioを聴くと、低域はちょっと出過ぎかもしれません。
パガニーニのヴァイオリンはかなりいい感じです。
昨年から今年にかけて、弦楽器は、生で何度も聴きましたが、不自然さはありません。
出来たらヴィオラソロを聴きたいところですが、有冨萌々子さんのアルバムはまだ出ていないようです。
有冨さんの演奏を聴いてからヴィオラの認識が全く変わってしまったので、オーディオ装置でもゆっくりと聴きたいという欲求が強くなりました。

とそんなことを考えながら次々に聴いていきます。
ついつい好みのパガニーニをたくさん聴いてしまいますが、これだけでは分かりません。
私がメインで使っているフルレンジユニットメーカーの社長さんは、ピアノとヴァイオリンで判断するそうですが、私は私なりの独自の判断基準があります。
とはいいながらも、昨年は、ピアノとヴァイオリンをたくさん聴いたので、もちろんそれらが判断基準として適切です。
チェロは弦楽器としてスピーカー作品の評価に向いていると思いますが、どちらかというと箱の評価に向いていると思います。
ヴァイオリンの高域はユニットの評価に向きます。
ピアノは、箱とユニットとどちらの評価にも向いているのでわかりやすいです。
ゲラーシモワのソプラノを聴いてみると、ソプラノもピアノも美しく聴かせます。
ついつい聴き入ってしまいます。

私のOM-MF5嫌いを決定的にしたのが"Best of Mariza"(2564622333, Warner Music)というアルバムでした。
OM-MF5については、情報量が...という疑問を持っていましたが、割りとキツイ感じに録音されたこのCDを聴いて耐えられなくなっていました。
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PM-0841CKは、大丈夫です。
ホッとしました。

短い間の試聴時間では判断できない面もありますが、このPM-0841CKというユニットは、ジャンクと云うより普通の製品レベルの音を聴かせます。
鳴らし始めにもかかわらず、騒がしさもなく、硬さもあまりありません。
周波数レンジは高域が10kHzまでとなっていますが、聴感上は、高域の不足は感じません。
また、箱の負荷を受け止めて低域は力強く鳴らすことができます。
特定の製品と比較するのは止めておきますが、これよりいいとは思えないのにすごく高価な製品もあり、お得感が強いです。
このユニットを購入した日米無線の閉店が惜しまれます。


by mcap-cr | 2019-03-19 06:50 | 工作 | Trackback | Comments(0)

ちょっとずつ工作が進んできた

昨年のオフ会用に作った、初期型と同設計の2副空気室型MCAP-CRの改造が少しずつ進んできています。
写真も撮ったのですが、まだ、加工していないので、出来上がったときに載せようと思います。
作業のステップは、
(1)図面を描く
 MDFの薄板(4mm)を購入してきてあったので、そこから、フランジを切り出す図を描きました。
(2)フランジを切り出す(製作する)。
(3)フランジに着色する
(4)スピーカーユニットを背面から引っ張るためのT型の冶具を作成する
(5)スピーカー箱側の取付穴を加工する
 (加工しないと、背面から音が抜ける空間がほとんどなくなってしまう)
(6)T型の冶具を型の冶具をスピーカーユニットに縛り付ける
(7)冶具の納まり具合と引張加減をチェックする
(8)はんだ付けで配線し、スピーカーユニットを箱に設置する

他にも既に付いていたOM-MF5を外すなんていう作業がありました。
書けば簡単ですが、実際には相当の手間がかかりました。
特に、自在鋸を使った穴開けは恐ろしかったです。
今回は、電源コードを巻き込んでしまうというヒヤリハットが発生しましたが、電源コードが抜けて、電源が遮断されたのでそこで回転が止まりました。
こういう作業は止めなければなりませんね。
円板を切り出さずに、正方形板にすれば、こんな危険な作業はありません。
逆に、ホールソーの作業は危険が小さいので、ホールソーはサイズを揃えておけば小型のユニットの取り付けには最善です。
本当に大きな穴は、自在鋸ではなく、ジグソーを使って開けるべきでしょう。
自在鋸は、上手に円形の板を切り出したり、正確なサイズの穴を開けられるので便利ですが、その反面危険が大きいです。
低速回転で、トルクの大きなドリルがあれば危険性を小さくできるのですが、交流モータを使っているので、普通は4極しかない極数を16とか32に設計できない限り難しいと思います。
そんなモータを独自製作しても元が取れないでしょう。
インバータを使ったら回転数が下げられますが、今度はトルクが出ません。
機械的に減速できればそのほうがいいですが、そうなるとボール盤が必要になってしまいます。
結局、ハンドドリルを使って自在鋸の作業をするのは、危険行動なのでしょう。
安全カバーも販売されていますが、それを使うと肝心の作業は難しそうなので、同じ作業を続けるという目的以外に万能の安全カバーはできなそうです。

出来上がったら写真をアップしたいと思います。


by mcap-cr | 2019-03-18 08:22 | 工作 | Trackback | Comments(0)

今週には改造も開始したいと思ったが...

昨年オフ会のために作成したMCAP-CRの2副空気室モデル(DU080c型)は、同じもの3作でした。
スピーカーユニットは、全て音友の付録でした。
スキャンとパイオニアの作品は良かったのですが、最新のマークのユニットだけはどうしても気に入らず、完全にギブアップです。

ということで、スピーカーユニットの変更を予定しています。
先日は、PM-0841CKというほぼフランジのないユニットの取り付け方法を考えましたが、そういえば、もうひとつ、1本150円のユニットがごろごろとたくさんあるのを思い出しました。
F77G98-6というモデルで、中音は悪くないのですが、高音の寂しいユニットです。
F77G98-6は、スペックシートでは20kHzまでフラットなのですが、聴感では、高域が弱いようです。
ただ、高域が弱いとは言いながら、音は素直で、望ましい音に聞こえます。
しかし、これが、また、取付にひと工夫必要なモデルです。
取付のために、ユニットのスケッチ図を書いてみました。
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このユニットのフランジは段付きになっており、直径71mmの穴を空けないとぴったり嵌りません。
ということで、丁度いいホールソーを探していたら、70mmのものはあったので、注文を出しました。
穴サイズは95mmまであるので、公称径10cmまではいけそうです。
70mm径の穴だったら誤差大きめでぴったりと嵌るかもしれないし、追加工するにしても少しで済みそうです。
やってみないとわかりませんが。
ホールソーが届いたらこちらのユニットからやってみようかと思います。
と、楽しみにしていたら、アマゾンのメールを見ると、発送元がCINAのようで、今週には届きません。
しょうがありませんが、待つしかありません。

F77G98-6も、フランジが薄っぺらいので背面から引っ張るほうが良いのですが、せっかくフランジに穴が空いているのでネジ止めでもいいかもしれません。
デザイン上は、フランジを削り取って真円にして背面から引っ張るほうが良さそうですが、そういうことは音を聞いてから考えるほうがいいと思います。

結局、高音のすっきりと出るユニットに交換になるかもしれませんが、遊び心を大切にしてみようと思います。


by mcap-cr | 2019-03-04 07:31 | 工作 | Trackback | Comments(0)

PM-M0841CKの取付方法案の変更

今日はひな祭りの日です。
恵方巻のように食材廃棄が出ないことを祈ります。

先日、ジャンクのスピーカーユニットPM-M0841CKの取付方法について記事にしましたが(リンク)がその中で、固定用のワイヤーを1本掛けに変更したいと書きました。
2本掛けにすると、左右を少しずつ調整しなければ取付用のフレームが片側にずっこけてしまいます。
これを1本掛けにすれば、左右同時に締まっていくのでずっこけないはずです。
ということで、図面を変更してみました。
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赤い線がワイヤーで、マグネットの表面角部にピンとはるので、図のようにまっすぐにはならないと思いますが、それは重要な問題ではないので、これでいいと思います。

それと、前回書かなかったのですが、パーツとして意外に高価なのが長いボルトです。
今回は、60mmというバラ買いしなくていいサイズにしたので、これでコストを節約できます。
なんかうまくいきそうな気がしてきました。

この取付のもうひとつのポイントは、4mm厚のMDF板をワッシャーのように使うことです。
ユニットの裏側が窮屈なので、できるだけ穴を広げたほうが清々しますが、フランジが小さいために、そのままでは取付穴は小さくできません。
ここに木製のワッシャー状の板を付けることで、穴をぶかぶかにしようという考え方です。
そうすると、反対側のねじ用の穴の位置誤差も修正できそうです。

スピーカー工作は、誤差との闘いなので、寸法をきっちりと設計してもその通りに作ることはできません。
誤差ゼロに近づけようとすると、高精度な工作機械が必要になってしまいます。
そこで、手作業でできるだけ精度を上げ、かつ自分の腕前に相応の誤差を吸収する工夫が設計のツボだと思います。


by mcap-cr | 2019-03-03 07:35 | 工作 | Trackback | Comments(0)

PM-M0841CKの取付方法検討

今日は、ずっと楽しみにしていた、有冨萌々子さんと上田実季さんのデュオリサイタルがあります。
小さな会場で席が少いので無事にゲットできて良かったです。

まだまだ税務の申告が終わっていないのですが、昨日ブログ記事を書いていたら、オフ会で発表した古典的なMCAP-CRのユニット交換をしたくてたまらななくなりました。
オフ会で発表したのは同じ箱に3種類のユニットを付けたMCAP-CRです。
その中で、音友ユニットを付けたものが貰い手がなかったので、手元に置いてあります。
音友のユニットは、型番をこのブログで書くのは差し控えますが、オーディオ的に高解像度で、生っぽさがゼロ、私には耳に付いて聴くに堪えません。
巷の評判は良いようなので、自分の耳がおかしいのでしょうが、他の音友ユニットを付けた同じ箱は音が良かったので、この箱のユニットをジャンク品に交換することにしました。
まず、このシステムの外見は、こんな感じです。
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見た目は悪くないのですが、ユニットの音が......
ということで、ユニットを下のものに交換しようと企んでいます。
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このユニットは、立派なマグネットが付いていてなかなか使える音です。
箱に装着するのは困難ですが、おおたんさんは、ワイヤーで引っ張って装着に成功しています(リンク)。
この取付方法は、スキルが必要なので自分には難しそうです。
そこで、類似の手法でかつ自分にも出来そうな方法を考えていたのですが、なかなか困難そうでした。
どうして困難かというと、中心の保持とワイヤー長さの均衡をとるのが難しそうだからです。
特に、ボルトとナットがうまくはまったとしても引っ張っていくうちにねじれてしまったり、片引張になってしまったりするとうまくいきません。

ということでとうとう自分にもできそうな方法を思い付きました。
これを図面に書いてみました。
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この方法は、角材でつくったT型の木製冶具を、ワイヤーでユニットに押し付け一体化します。
これがちょっと難しそうな気もしますが、一体化までは、箱の外で作業するので、ちょっとずつ締めていけば固定に近くなるかもしれません。
T型の冶具を直接ユニットのマグネットに押し付けると難しそうなので、スポンジゴムを挟むことで、ゆるゆると遊びを作ります。
ポイントは2か所で引っ張ることで、片引張を防止して均等に近く引きます。
ボルト2本を使うことで、捻じれてしまうのも防ごうという考えです。
これなら手探りでボルトをガイド孔に入れるのもできそうな気がします。
ねじを締めて冶具を引っ張っていくと、T型の冶具はマグネットから離れてしまうと思いますが、それは問題にはなりません。
ワイヤーは2本掛けになっていますが、できれば1本掛けにしたかったところです。
2本掛けだと、片側が脱落する危険性があります(引っ掛かりを付ければいいのですが)。
図は変わりますが掛け方を変えれば1本掛けにもなるような気がします。
多分、実際には1本掛けになるでしょう。

これなら自分にも工作可能かなあ?

by mcap-cr | 2019-02-24 06:17 | 工作 | Trackback | Comments(4)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


by MCAP-CR
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