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コーン型ツィータ

私のオーディオ趣味が一般路線を外れ、ジャンク部品を使うようになってからいままで考えていなかったことに気づくようになりました。
いろいろなことに気付くと、いままでの常識とは何だったのかとちょっと寂しく思います。

高級スピーカーシステムにはコーン型のツィータがあまり使われていないように見えます。
しかし、フルレンジにコーン型のツィータを足してみるとそんなに悪くないように聞こえます。
かつて、自分が20cmのフルレンジを志向していたときは、ホーン型のツィータを使っていました。
能率の高いホーン型でなければ20cmフルレンジの能率に追いつかなかったからです。
しかし、最近はだんだん小型化を進めてきており、通常は8cmシステムで聴くようになりました。

8cmのフルレンジは能率が低いのでコーン型のツィータでも能率は十分です。
ということで、8cmのフルレンジに、カット周波数を上げたコーン型スーパーツィータを足してみると音色が良く合います。
かつて、ホーン型を使っていたときは、低域をカットするコンデンサの差に敏感でした。
やたらチリチリとした感じになるものもあったし、ちょっとジリジリとした音も混じるものもありました。
能率が高いせいもあって、きつく聞こえることもありました。

それが、コーン型では、安いバイポーラの電解コンデンサを使ってもフィルムコンデンサを使ってもチリチリした感じがなく、耳を近付けて聞いても嫌な感じがありません。
それと、ホーン型ではもともと再生していなかったかもしれない10kHz以下の高域も、コーン型ではコンデンサで切りきれずに残っています。
かつてホーン型を使っていたのは、もう30年も前の話なのでいまよりずっと高音が聞こえていたと思います。
耳の能力の違いが原因である可能性は否定しませんが、それにしてもコーン型の音は柔らかくいい感じに聞こえます。

かつては、アンプが高価だったので、ツィータに専用アンプを設けるという選択肢はすくなかったろうと思います。
しかし、最近は、デジタルアンプが安価になったので、スーパーツィータに専用のデジタルアンプを充てれば、中高音の能率の高いフルレンジと組合せて能率の差を埋め合わせて使えるようになったのかもしれません。

能率の高いフルレンジとの組合せもちょっとやってみたい気もしますが、20cmシステムを作る気力がなく、試せずにいます。
FE108Sくらいだったら面白いかもしれないので、今年のうちになんとか試してみたいと思います。


# by mcap-cr | 2020-02-15 07:40 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

スマホの高度化と二極化

昨日は、新型肺炎の方が日本でも亡くなった、また、陽性であることは亡くなった後に判明した、とかタクシー運転手が感染したというニュースが入ってきました。
非常事態のときに、生きる死ぬの問題とはちがう小さな人権で『差別ガー』なんてやっていて、生命の関わる大きな人権問題に発展した訳です。
合理性の全く無いポリコレは結果として重大な人権侵害に繋がっているという事例でしょう。


ここ何年かずっとAndroidのスマホ(ASUSのZenfone 3)を使ってきました。
私がスマホに求める機能は、電話とその他のコミュケーション手段(Skype, LINE, Emailなど)、ウェブブラウジング、証券会社アプリ(株の売買)などです。
こういう要求に対して、AndroidのZenfoneは、十分過ぎる機能を提供してくれます。
それが、通信会社をドコモからBiglobeに変更するのに伴い、妻が使用している回線での問題点を洗い直しするため、古いiPhone6を出してきていまも使っています。
iPhoneもどんどんバージョンが上がっていますが、私の求める機能は、iPhone6で十分過ぎるくらいで、それより上の機種の必要性を全く感じません。
というのは、複雑なことはパソコンで行うからです。
このように目的による棲み分けができれいれば、高機能、高価格のスマホは全く不要です。

iPhoneの場合は、すでにバージョンが上がり、価格も上がり、販売促進の妨げになっているようす。
現在のラインナップではこれ以上マーケットが広がらないので、廉価版の発売が予定されているようです。

平均的なスマホユーザがどういう使い方をしているのか気になりますが、私のような使い方しかしていない人は少数派なのかもしれません。

大多数は電話とLINEくらいしか使っていないのかもしれないし、私が想像できない高度な使い方をしているのかもしれません。
私は、iPhone+Biglobeでの問題点の洗い出しが終了したらまたAndroidに戻るつもりですが、iPhoneを使いながらいろいろと考えてみました。

コンピュータ関連の知識が相当にないとスマホの高度な使い方はできないでしょう。
現在のスマホスペックが過剰となっているユーザは、以前と同じ機種をすっと売って欲しいに違いありません。
結局スマホは高機能モデルと低機能モデルに二極化するでしょう。

パソコンを使わない人はどうするのか。
キーボード、マウス、モニターを無線で繋いでパソコンの代わりができるくらいにスマホの性能が向上するまでは、中途半端に高度化したスマホに甘んじるしかないでしょう。

この流れからすると、いずれはスマホの規格化が進み、パソコンは過去の遺物になるでしょう。
従来のWindowsパソコンはまずパーソナルユースの一部がAndroidにとって変わられ、MacはほとんどがiMacになるのでしょう。
パソコンとして使えるスマホが登場すれば、もはやパソコンは不要になります。
スマホのCPUがパソコンと同等以上の処理能力になれば、スマホで全部できるので、パソコンは無くなっていき、残るのは現在のスーパーコンピュータくらいのスペックのものになるでしょう。

これからスマホのOSが自由に選べるまで規格化されれば、用途が広がってもっと使いやすくなりそうですが、いつまでかかるでしょうか。
# by mcap-cr | 2020-02-14 07:13 | コンピュータ関連 | Trackback | Comments(0)

結果として初心者向け

先日烏口という製図用具を購入しました。
つけペンのようなもので、溝にインクを挿し、隙間を調整して線の太さを変えるものです。
主に妻が使うものなのですが、これが、一般のものより少し高価なものでした。
先生が使っているものより7割位高価です。
それを見て、微妙な顔をしています。
どうして嫌なのか聞いてみると、先生がもっとリーゾナブルな価格の道具を使っているのに初心者の自分が高価な道具を使うのには抵抗があるそうです。
下手くそなくせに高価なクラブを使っているゴルファーみたいだといいます。
なぜ高価な道具になったかと云うと、そこ(銀座のITOYA)で入手できるのがそれだけだったからです。
私は、高価とはいえ、数千円のものなので、しょうがないと思いましたが、道具に凝る下手くそなゴルファーみたいでプライドが傷つくそうです。

こういうのって、オーディオにもありがちです。
高価な機器を揃えればいい音がすると思い込み、少しでも高価な機器を購入する。
予算が厳しかったらローンを組んで購入する。
たしかにそういう人は多いかもしれません。
しかし、売る方は、少しでも高価なものを勧めてくるし、仲間内にもよく見せたいし、何より高価な方がいいに決まっている。
そう思うと、ちょっと無理してでもいいものを購入したくなるのだと思います。
売る側にしてみれば、一回高価な機器を売ってしまえば、次はもっと高価な機器を売れますから、さいしょからいいものを勧めます。
ところが結果として、せっかく高価な機器を揃えたのに何か物足りない、実はそれではだめでもっと高価な機器が必要だったに違いない。
こういうことは容易に想像がつきます。
最近は、オーディオ雑誌を読まなくなりましたが、何十年か前のオーディオ雑誌にはQ&Aで機器の購入相談の内容は概ねこんな感じでした。

それから年月が流れ、スピーカーシステム以外は激的に性能が向上しました。
かつては-50dBもあったノイズは-100dB前後になり、かつて0.1%RMS近くもあった回転ムラは、検知限界未満です。
アナログ機器は姿を消し、D/Aチップは十分高性能になったので、よほどの手抜きをしない限り、再生系は、高級機も普及機も差がありません。
僅かなさはあるかもしれませんが、よほど集中して聞かない限りその差を検知することはできないでしょう。
しかも差を検知できたとして、どちらがいいと感じるかはなんともいえません。
同じようにアンプの性能も向上し、低価格化してきました。
アンプにしたってふつうのソフトを耳が痛くならないレベルで再生する限り、高級機も普及機も音は大差ありません。
高級機が性能を発揮するためにはしかるべき条件があるので、その条件を満たさない限り高級機を使っても投資効果はほとんどありません。

そんなわけで、このブログには、ローエンド機器以外のことはほとんど書いてありません。
それでも、最近は、自作派を中心に無意味な高価格化に疑問を持つ人が増えてきたようで、自分で定めた目標に対しての達成を目指す人が少しずつ増えてきています。
何事にも指標がないと、目的地がわからず右往左往してしまうので、そうなったらリセットして振り出しに戻らないと、結局最後に???となるだけです。
気付かないままに終われば幸せとも言えるのですが、終わる前に気付くならなるべく早いほうがいいでしょう。

自分で気付いてみると、最近は、オーディオよりも音楽のほうにシフトしてきており、オーディオ側から見たときの着地点が見えてきたように思います。

このブログには、いろいろとオーディオ初心者には難しい内容も書いてあります。
しかし、読んだ人が真似しようとすれば、コストは子供の小遣いくらいから始められるので、結果として内容は初心者向けだということに気付きました。

# by mcap-cr | 2020-02-13 05:49 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

ローエンドデジタルアンプを聴く

新しく購入したデジタルアンプをセットアップして聴いてみました。
購入したアマゾンのサイトでは、仕様はよくわかりません。


現物が届くと少しだけ仕様がわかりました。

パッケージの内容です。
ローエンドデジタルアンプを聴く_a0246407_06512232.jpg
アンプ本体
電源
ステレオミニジャック〜ピンコード
ステレオミニジャックコード
取扱説明書
の5点が梱包されています。

アマゾンの表記ではわかりにくいところをまとめます。
下記情報は、取説ではなく外箱の表記を解釈して日本語にしたものです。

メーカー(ブランド?):ELEGIANT
型式:F900S
名称:MULTI-MODE POWER AUDIO AMPLIFIER
出力:50W+50W(これは正しくないと思われるので後述)
電源:12V / 5A
モード:USB、Bluetooth、AUX(ステレオミニプラグを接続)
安全認証マーク:RoHS, FC, CE (PSEやULマークはなし)

日本の安全認証のPSEや米国のULはありませんが、ヨーロッパで同等のCEマークがついているので、嘘でなければ安全上の問題はないでしょう。

取扱説明書の表記はシンプルです。
90mm✕70mmの紙面に2ページしかありません。
同じ内容が、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、日本語で書いてあります。
取説と呼べるような内容はありません。
USBモードは、WindowsXPとWindows7しか対応していないと書いてあります。
HDDレコーダのUSB出力に繋いで音が出るのかはわかりません。
すなわち、D/Aコンバータ内蔵かどうかは、取説を呼んでもわかりません。

多くの人にとって最も重要なスピーカーの負荷インピーダンスについては記載がありません。
最近の傾向は4Ωが主流なので、4Ωでも繋げるだろうと思いますが、私は持っていないので、8Ωシステムを繋いだところ問題ありませんでした。

価格について書くと、送料無料税込み3,488円で、期間限定400円引きの3,088円でした!
単品システムでこの価格ですから、Stereo誌のLXA-OT1は高級品だったんだな、としみじみ思いました。

出力の話に戻ると、電源自体が12V/5Aですから、60Wしかありません。
アンプの出力50W+50Wというのは、理想的な電源を繋いだ場合のアンプ単体の仕様でしょう。
しかし、セット物なので、電源を交換するのは自己責任です。

同梱の電源を使用すると、12Vなので、一般的なデジタルアンプを仮定して出力も12Vとすると、8Ω負荷では、電流が1.5Aなので片チャンネル18Wになります。
すなわち、実質出力は18W+18W(8Ω)。
4Ω負荷だと、12V出力したら電源の性能を超えてしまうので、出力は電源で決まります。
よって、実質出力<30W+30W(4Ω)。
アンプの能力を最大限引き出して50W+50Wで使うなら出力の大きな電源を使うしかありません。
このあたりの表記は、虚偽表示ともとられかねませんが、Stereo誌のLXA-OT3で似たような実例があったので、責めることはできません。
ちなみにLXA-OT3の電源は、15V/1.2Aなので、18VA。
この電源では、LXA-OT3の公称出力12W+12Wは得られません。
ですから、ELEGIANTの誇大表示も許しましょう。

ちなみに背面には電源入力端子とスピーカー端子がありますが、なかなか豪華です。
ローエンドデジタルアンプを聴く_a0246407_06511678.jpg
金色めっきがしてあるので、金メッキ好きなマニアには喜ばれるでしょう(多分金色の卑金属めっき)。

肝心の音は、全然問題ありません。
増幅ゲインは高いようでソースによりますが、9時ちょっとまで上げると十分な音圧になります。
いままで使っていたLXA-OT3では、ゲインを最大に変更したうえで3時くらいまで上げて使っていたので、比較すると、このF900Sのほうが使いやすいです。

プリアンプの機能がないので、ローコストプリメインとの比較はできませんが、アナログプレーヤーを使ったり、複数入力の切り替えが必要なければ、このF900Sで十分そうです。
これにプリアンプ機能を追加して、電源の能力を上げれば、ローコストプリメインと同等の機能・性能になると思いますが価格も同じくらいになってしまうでしょう。

入力がラズパイ+I2C DACだけならこれで十分でしょう。

いままでいろいろ聴いてきて、アンプの音の差を判別することの難しさを知っていますが、高級品と比較する必要もなく、この音は必要十分でしょう。
というかこれ以上のものは、遮音の良い広いリスニングルームで、メーカー技術者が想定していないような低音再生や瞬発的な大音量できわどいソースを再生しないならいらんだろうと思います。

# by mcap-cr | 2020-02-12 05:33 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(2)

デジタルアンプを注文してみた

最近、デジタルアンプの軽量化と低価格化に惹かれて欲しくなりました。
いま、Stereo誌の付録のLXA-OT1とOT3を使っていますが、やはりこれでは出力が足りません。
上記のアンプは、負荷を4Ωで表示していますが、実際には8Ω負荷のスピーカーを使うので、出力は半分しか出ません。
ということで、アマゾンのデジタルアンプを探していたら、ちょうど良さそうなのが見つかりました。

電源の仕様が公開されていませんが、アマゾンのQ&Aの情報によると、12V/5Aだそうです。
デジタルアンプなので、
最大出力電圧=入力電圧
と考えると、8Ω負荷のとき、片チャンネルの電流は、
12V÷8Ω=1.5A
片側出力は、
12V✕1.5A=18W
程度になるだろうと思います。
合計出力は36Wとなり、仕様とは違いますが、実用上問題ないでしょう。
4Ω負荷が可能であれば、左右合計出力は2倍の72Wよりも電源出力の12V✕5A=60Wのほうが小さいので、この電源では60W未満の出力しか得られないだろうと思います。
誇大表示の感じですが、それでも、この価格は、超買得だろうと思います。

このアンプの計算上の最大出力片側18Wであれば、中野ゼロの視聴覚室でも十分鳴らせるでしょう。

このアンプは、嬉しいことにUSB出力にも対応しているようです(DAコンバータが入っているのかな?)。
ただ、アマゾンのサイトにはいい加減な仕様しか記載されておらず、取説もダウンロードできないので、過剰に期待することはできません。

デジタルアンプは、効率が高いのが特徴で、チップがほとんど発熱しません。
ですから、放熱器不要の製品が多く、小型化が可能です。
できることなら電源も内蔵してほしいですが、電源はパソコン用のようなACアダプタを使用する製品が多いようです。
このあたりは、価格を抑えるためでしょうが、増えすぎたACアダプタには辟易です。

皆がこういう価格の製品で満足してしまうと、高級品の需要がなくなってしまいます。

オーディオ専業メーカーの商品には素晴らしい物が多いのですが、その良さを発揮するには、性能を発揮できる部屋、ソースと相当の使いこなしの知識が必要です。
そういう条件を満足して高級品を使っているユーザーがどのくらいいるのか分かりませんが、メーカーも想定していないような限界性能を確認してしまうようなユーザーでなければ、高級品でもインテリアとしての価値しかないのかもしれません。

高価な製品をバラバラと購入して繋いだだけで音は出ますが、それで満足する音になるかというとそうはいきません。
製品が効果になればなるほと期待値が上がり、ちょっとやそっとでは満足できなくなります。
いったん不満足を感じてしまうと泥沼です。

3000円ちょっとのデジタルアンプや、ラズパイなどを使う限りは、多少の不満足があっても大目に見られるし、大目に見ているうちに、そんなに悪くないと思うようになることも多いです。
なにより、資材に対する投資が小さいので、生の経験やソフトに投資することができます。

高価なオーディオでも満足できなくなってしまうひとがいる理由のひとつは生音をよく知らないことでしょう。
生音の性質は、1回聴いてわかるようなものではなく、同じホールでも席を変えたり、いろいろなホールで聴いたり、いろいろな演奏者の演奏を聴いたりして、ようやくおぼろげながら分かったかもしれない気がする程度だと思います。
この段階を経ずにオーディオだけの経験で、自分にとっての理想の音を基準にすると、いつまでたっても目標が達成されません。
そうこうしているうちに、高音が聞こえなくなって、携帯電話の呼び出し音に気付かなかったり、テスターのピーという音が聞こえなくなったりするそうです。

上記のデジタルアンプのようなちっぽけなプアオーディオは、所有者が亡き後でも遺産にもならないので、自分の命が尽きても燃えないゴミとして廃棄可能です。
何百万円もするオーディオ装置がリサイクルショップに安価に引き取られていくのを見るのは、悲しいものです。

そういうケチなことを考えるのも何ですが、とりあえずプアな装置の音を聴いてみるのも悪くないことでしょう。

# by mcap-cr | 2020-02-11 06:40 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(0)

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


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