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バスレフ研究所 Personal Audio Laboratory mcap.exblog.jp

音楽は生演奏が最高ですが、レコード音楽は、工学オーディオによってリーゾナブルなコストで楽しみましょう。


by MCAP-CR
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新しく購入したCD(3)

タイトル:サティ: ピアノ作品集、歌曲集
アーティスト:アルド・チッコリーニ、他
商品価格:¥1,080
6枚組で1080円...
いまは買う側にはいい時代になりましたが売る側はつらいかもしれません。
やはり、中抜きのすくない流通法の開拓が必要です。
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自分にとってサティには仕事で辛かったときのことを思い出させるものでもあります。
いっとき半導体工場に仕事に行っていたときがあり、機会の納入が遅れて、現場はひどい目に遭っていました。
そういうのはどこでもありがちですが、とにかく現場が矢面に立ち、その代表は精神が蝕まれるほどにダメージを受けます。
現場の力ではどうになるものでもないのですが、こればかりはどうしようもありません。
自分の疲れが蓄積してくると、月に一度ぐらいしっかり寝たときによけいに疲れを感じるようになります。
休むと余分に疲れを感じるのは、ダメージの知覚力が麻痺してしまっているので、体が危険な状態にあるシグナルです。
とりあえず死なずに良かった...
どうしてサティかと云うと、その工場への電話で、取次時のメロディがサティだったからです。
当時はサティのことは知りませんでしたが、妙な感じの音楽だと思っていました。
サティは、一種独特の雰囲気があって、それがやな感じではなく自分の歪んだ感情がそう感じさせるように思います。

一昨年にサティの生家前まで行けたのですが、当日は閉館中でした。

そんなことを思い出しながらぼんやりとながら聴きで、別なことをする、といったら作品に失礼かもしれませんが、案外、そういう聴き方を想定して作曲されたのかもしれません。
このセットのいいのは、歌曲も収録されているところです。
サティの作品は、同じ主題の使い回しが多いですが、それはそれで独特の味なのでしょう。

プーランクとは真逆を行っている感じで、構えて聴かなくてもじわじわと伝わってきます。
こういう作品は案外録音物として聴くほうが合っているのかもしれません。

# by mcap-cr | 2020-06-22 05:46 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(2)
都知事選が始まったので、もういきなり期日前投票に行ってきました。
区役所までは電車を乗り継げばすぐにいけます。
投票日には何が起こって投票にいけなくなるのか分からないので、期日前投票を済ませるほうがいいのかもしれません。
せっかくマイナンバーカードを持っているのだからインターネット投票もできるようにしてほしいと思います。

インターネットを眺めていたら、コロナ禍のお陰で在宅勤務が増えてしまった話題が見つかりました。

自分の生活で変わったことは、
−外に出ることが減ったのとマスクをするようになったので、ヒゲを剃る間隔が延びた
−できるだけ仕事は在宅で行うようになった
大した違いではないですね。

在宅勤務が進んでくるとサボることが許されなくなります。
会社には大抵、他人の邪魔するだけしかできないやつがいます。
他人の邪魔をしておけば存在感を示すことができます。
しかし、在宅勤務になると、そういう邪魔はやりにくくなります。
邪魔するには存在感を示さなければなりませんが、在宅では存在感を示しにくい。
いままで、必要のない仕事を作ってきた人は在宅勤務で不要な存在になっていきます。
逆に能力のある人は1日2時間も働けばあとは好きなことをやっていられるだろうと思います。
仕事には手待ちの状態がありますから、手待ちの状態で詰めていても無駄なことです。
そんな時間には、好きな勉強でもうやっておけばいいでしょう。
会社にいると、能力があってすぐに仕事が終わってしまう人には別な仕事を押し付けられたりします。
しかし、在宅だと暇だかどうだかわからないので、むやみに仕事を押し付けられることはありません。
そもそも押し付けられた仕事だって本当に必要だったのかさえ分かりません。
他人の邪魔に精出していた人は、仕事の成果物が示せないので、不要な存在で、不要な仕事を生み出していただけであることがバレます。
しばらくは、週に1度くらいは皆で顔を合わせるとかいうことがあるでしょうが、それもだんだん無くなってきて、不要な人の存在が浮き彫りになってきます。
人の邪魔しかできない人は、本当に何もできないので、退職勧奨されるでしょう。
そういう人ってベテランに多いような気がします。
入社が早いというだけで先輩風吹かせてやってきた人は受難の時代に入るだろうと思います。

どうして他人の邪魔をするのかと考えてみれば、それが簡単でラクだからです。
自分が仕事を処理する担当になれば職務遂行能力が必要です。
職務遂行能力も、単純作業であれば比較的早く身につくでしょうが、総合的な能力を要するものは、簡単にはいきません。
かつては勤続が長いだけで、能力が追いつかないままになんとなく上がってしまった人もいることでしょう。
そうなると出来ることはクビにならないことを祈りながら静かに余生を過ごすか、積極的に存在感を示すか、ということになりますが、後者の手法として邪魔することを選んだらもう今後はダメでしょう。

社会が合理的な方向へ変わるということは冷たい現実でもあります。
仕事は要らないものを削れば結構少ない人数でまわるものですが、必要以上にリソースがあったところは、気の毒なことになりそうです。

# by mcap-cr | 2020-06-21 06:06 | 社会科学 | Trackback | Comments(4)
音場型スピーカーシステムは今に始まったことではありません。
システムにも、左右の差信号を使うものから、プロセッサで処理して音場信号を作り出してしまうシステムまでいろいろあります。
こういう方式に対しては、小型フルレンジによる点音源が本物の音場再生であるとしてそれ以外は邪道扱いという主張もあります。
私は、点音源型スピーカーシステムで音場再生出来ることは否定しませんが、音場を感じるためにセッティングや聴取位置を固定してベストを目指すという聴き方が好きではないので、積極的に音場型を活用しています。

左右の差信号を使ったマトリックス型は、不思議な感じがして面白くはありますが、点音源型以上に聴取位置が制限されるので、これも自分の好む方向とは別にあります。

その中で、現在ベストと思う方式は、UP4D式です。
これは、スピーカーユニットを左右4本ずつ使い、それぞれの高さをわりと大きく変えたものです。
こうすると、音場に高さが付加されてホールの雰囲気がよく分かるようになります。
これを更に簡素化して、ツィータだけをUP4DにしたのがUP4D-Tで、これを小型フルレンジのシステムに追加すると、不思議にホールの音場が蘇ってきます。

この方式の不思議なのは、効果の現れ方が、録音対象によって違うことです。
それがわかりやすいのはピアノ協奏曲のような構成の作品です。

オーケストラはの音響は縦にもよく拡がった音場になるのに対し、ピアノはあまり縦の拡がりが付加されません。
昨日書いたアルゲリッチのライブ録音などはすごくよく分かります。
オーケストラは縦にも拡がるのにピアノは拡がらない。

同じように、声楽等も、縦にはあまり拡がった感じになりません。
同じ場所で同時に録音されてもずいぶんと違います。
こういう違いが出る理由のひとつには、頭の中で考えても分からない要素があるということなのでしょう。
もともと、ステレオ再生は、音場の再生のつもりではなく、左右分離して平面に並べたものを聴きたかっただけでしょう。
音場再生という考え方が一般化してきたのは、おそらく長岡先生のスワンaからだろうと思います。
スワンaのようなシステムで音場が再生されるというのは、それまでメーカー製マルチウェイで聴いてきた人には驚きの現象だったでしょう。
私も最初は点音源システムに驚きました。
スワンを聴いたのはずっと後のことですが、自分で作った10cm(Technicsだったので実質12cm)フルレンジの小型システムで十分に音場表現ができるのは驚きでした。

それでも、小型フルレンジシステムばかり聴いていると、音場が再生されるのはあたりになり、刺激が無くなります。
差信号を使うマトリックスもすぐに飽きました。
珍しいものもずっと見ていると珍しくなくなります。
そんなものです。

UP4D-Tは、いまのところ飽きることがなく、使っているとこれが標準になります。
やはり不思議なのは、どうして同じ記録のピアノとオーケストラで音場が違うのかということです。
倍音の分布が違うというだけならモノの録音でも同じような差が出るはずですが、そういうことでもなさそうです。
UP4D-Tによって音場信号を分離して再生しているかのようです。
もちろん再生は録音の状態で違うので、録音によっては効果のないものもありますが、効果のあるものは効果があります。

プラスツィータは、シングルの場合は、カット周波数を決めたり、位置を決めたりして追い込まなければなりませんが、UP4D-Tにすると、多少音域がかぶろうが問題なしで、位置もてきとうで良く、結果としてそれらしい音場を加えます。
音場情報はいったいどこにあるのか。
自分の経験の記憶の中にあるのかもしれません。

# by mcap-cr | 2020-06-20 06:55 | オーディオ一般 | Trackback | Comments(4)

新しく購入したCD(2)

昨日に引き続き、新しく購入したCDについて書きます。
昨日書いたプーランクは曲によっては重すぎるので全部聞き終わるのがいつになるのかわかりません。
そういう重いCDにはなかなか巡り会えませんが、今日はアルゲリッチのライブCDについて書きます。
新しく購入したCD(2)_a0246407_18083633.jpg

全部で22枚です。

マルタ・アルゲリッチ~ルガーノ・レコーディングズ 2002-2016<限定盤>
アーティスト:マルタ・アルゲリッチ
商品価格:¥4,166

こちらも限定版、これも超々お買い得です。
アルゲリッチは自分がクラシック音楽を好んで聴き始めた学生時代にはすでにビッグネームになっていてファンが大勢付いていました。
私は、ショパンコンクールの審査員をやっていたアルゲリッチが、出場者のポゴレリッチが予選でふるい落とされたのに抗議して審査員をボイコットしてしまった(そのときの優勝者はツィマーマン)という印象が残っています。
レギュラー価格のレコードは高価で買えなかったので、アルゲリッチはずっと聴く機会がありませんでした。
今回、じっくり聴いてみると(全部はまだ聴けていませんが)流れる旋律でくっきりとした音を明快に鳴らすタイプのようです。
さすがにビッグネームで大勢のファンを獲得しているだけあります。

録音のほうは、ライブなのにしっかり録音されていて、かつ、ライブならではの音場感がはっきりと収録されていて、素晴らしいものです。
これはオーディオマニアにも推薦できる逸品でしょう。

私は、演奏を評するほどの知識がないので、大雑把な好き嫌いしか書けません。
好みについて評すると、好きな演奏であることは間違いありません。
アルゲリッチに限らず、こうした記録物で聴けるのは、ビッグネームの演奏者ばかりです。
その反対に生で聴く機会が多いのは、これからの演奏家たちの演奏です。
録音と生という違いはありますが、比べてみると大演奏家はどこがどう優れているのか、ということは分からなくなります。
生で聴いて感動を下さった方々の録音も聴きたいと思いますが、なかなかそれは叶いません。
大演奏家も下積み時代があった訳でそれも聴いてみたいですがそれもなかなか叶いません。
演奏の良し悪しを比較するなんて無理だし野暮ということなのでしょう。

ということで、まとめると、このCDの録音はなかなか他にない素晴らしさだと思います。
ファンに限らずこういう限定版を聴き尽くしましょう。

# by mcap-cr | 2020-06-19 06:27 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(0)

新しく購入したCD(1)

先日新しく購入したCDを聞いています。
まだ生演奏はさほどやっていないようで、オーディオ装置が音楽の命綱になっています。
先日購入したのは、下記の3組です。

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タイトル:プーランク全作品集<限定盤>
アーティスト:Various Artists
商品価格:¥3,240

タイトル:マルタ・アルゲリッチ~ルガーノ・レコーディングズ 2002-2016<限定盤>
アーティスト:マルタ・アルゲリッチ
商品価格:¥4,166

タイトル:サティ: ピアノ作品集、歌曲集
アーティスト:アルド・チッコリーニ、他
商品価格:¥1,080
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新しく購入したCD(1)_a0246407_18084803.jpg
全部聴き終わるのは当分先のことになると思うので、簡単に紹介します。
本日紹介するのは、下記です。

タイトル:プーランク全作品集<限定盤>
アーティスト:Various Artists
商品価格:¥3,240

このCDは、多くの人にお勧めしたいと思います。
作曲家プーランクの作品で私が知っていたのは『カルメル会修道女の対話』だけでした。
題材も曲も重く、これを演奏するのは他のオペラの何倍も疲れるだろうと思います。
昨年のオフ会でその一部を鳴らしたらある方がピアノ曲のことを教えてくださいました。
それで、ピアノ曲を聴いてみると、全く違うのに戸惑いました。

今回のCDは作品の全集なので、『カルメル会修道女の対話』も、ピアノ曲も収録されています。
気分的には重い作品を聞こうと思わなかったので、このオペラ以外を聴いていました。
が、しかし...
オルガン協奏曲を聴いてみて、それまでに味わったことのない重さを感じました。
この重さ...覚悟しなければ聴けません。
重い題材の作品は、プーランク以外にも多くあります。
たとえば、グノーやフェネロンのFaustなどは重い題材を扱っていますが、どこかしこ光が差していて、ちょっとからかうようなユーモアも感じさせる作品に仕上がっているので、聴き終わったときには重さというより感動となって残ります。
しかし、プーランクは徹底的に重く、決して聴いている側の気持ちが軽くなることを許してはくれません。
22枚のCDですが全部聴き終わるのには1年以上かかるのではないかと思います。

オーディオ的には、録音はなかなかのレベルにあります。
いろいろ集めてまとめただけだと思うので、録音の質にバラツキはあるでしょうが、オルガン協奏曲などは、録音の質も含めて重さを表現します。
私の小さな装置でもこれだけ重いので、ハイエンドクォリティのオーディオルームと装置で聴いたらどんな感じでしょうか?

プーランクの重さに耐えられるならお勧めしたいCDです。
限定版だそうなので、気になった方は是非とも。


# by mcap-cr | 2020-06-18 06:31 | 音楽・コンクール | Trackback | Comments(0)